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【596球目】坊主頭

今年の高校野球を見ていて、髪型が自由な学校がとても増えている感じがします。まだまだ丸坊主もいますが、名の知れた強豪校でも髪型が自由な学校も出てきています。また様々な記事でも坊主頭と髪型自由について解説しているものもあり、今日は私もそのことについて書いていきます。


高校野球は丸坊主

私が高校生だった約30年前もそうでした。
今でもそれが続いていることに驚きます。個人的には髪型は何でも良いと思っています。自分で丸坊主にしたいと思えばそれでも良いでしょうし、それは嫌だと思うならそれも良いでしょう。

私の時代にはJリーグが発足してすぐということもあり、中学生の時は野球をやっていた人が結構サッカーに流れました。そして、その理由の1つには丸坊主が嫌だからという理由もありましたね。

丸坊主でないとダメという先入観、固定観念が未だにあることに驚きます。髪型でプレーが変わるのか?であればプロ野球選手はみんな丸坊主ですね。
丸坊主がダメと言っている訳ではありません。自身の意思でそれを行っていることを否定するつもりは全くありません。

ただ、高校球児は丸坊主であるべきと言い続けている大人が少なからずいることに対しては大きな違和感を感じざるを得ません。髪型の多様性を認められない人達が人格の多様性など認められませんよね。丸坊主でもそうでなくても良い、全ては個人の意思であるべき、そう考えています。

コンテンツ

高校野球は部活動であり教育の一環である。
そういう建前です。確かにそういった側面はあると思います。しかしながら、それだけでない側面もあります。春も夏も甲子園での試合は全て全国放送があります。現地に行くと、毎日数万人の観客を集めグッズは飛ぶように売れていきます。甲子園に出る事を宣伝効果として計れば、とても大きな効果として見ることが出来ます。

完全に1つのコンテンツがそこにはあります。しかもスポーツビジネスという観点で見ればとても強いコンテンツです。プロ野球にも匹敵するくらいの強さがそこにはあります。

私はビジネスコンテンツとして割り切れば良いと考えています。NHKの放映権が0だとか、甲子園球場の使用料がほとんど発生しないとか、そんな話を聞いたことがありますが、しっかりとそこはお金を発生させればいい。

片方で参加校の中には寄付金集めで奔走する所もあるでしょうから、そういった出場校への優遇もしてあげればいい。大きなお金が集まってくるでしょうから、そのお金を使って、野球人口を増やす動きをやっていけば良いと思います。

野球というスポーツは高校野球もプロ野球もコンテンツとしてはとても強いです。ただし、野球の競技人口はドンドン減少していっています。考え方が古い、お金がかかる、野球を手軽にやれる場所がない、様々な理由で野球をやる人が減少して来ています。しっかりとお金を集めて、効果的にお金を使っていく。投資がなくなれば未来が暗くなっていきます。

今にもお金を使うべきですが、未来に対してはもっとお金を使っていくべきです。

野球の未来

その昔、映画会社が球団を持っていたり、多くの鉄道会社が球団を持っていたりしました。近鉄、南海、阪急は最近まで所有していましたし、スーパーも球団を持っていましたね。ダイエーです。

今はどうでしょうか。
ソフトバンク、楽天、DeNA、オリックス等の企業が名を連ねていますし、甲子園球場を本拠地とする阪神タイガースの親会社は、阪急阪神ホールディングスですから、阪神タイガースという名称を変えようと思えば変えることが出来てしまいます。変えることによるマイナスの影響を考えての継続だと思いますし、もしも阪神タイガースという名前が変わったらどうなるのでしょうか。あまり想像したくありません。

変わらないこと

変わらないことの大切さはよく理解しています。
変えてはいけないことは世の中にはあります。ただし、変わらないといけないことの方が多いです。プロ野球の世界でも、様々な変化が起きていますし、社会全体でも大きな変化が起きています。

そんな中で丸坊主の高校野球が変わらない理由はなんでしょうか。先入観と固定観念だと思います。それを壊してしまえば、もっともっと良くなるのではないでしょうか。教育の一環とプロ野球一歩手前の場所が混在しても構いません。先日の鈴鹿8時間耐久レースでも、ワークスとプライベーターが混在して熱いレースを展開してくれています。

何が最も大切なのか。
大切な高校3年間を野球を通じて自己成長すること、だと感じています。
野球は多くの人にとって自己成長の手段です。野球があるから今がある、そう言える人をもっともっと増やせる様な環境であって欲しいですね。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!