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【604球目】応援する人

成功する人はどんな人?
誠実な人、一生懸命な人、自責でモノを考える人、行動が伴っている人、色々な表現がありますが、応援する人=成功する人だと考えています。
今日はそんなお話です。



応援について

少し前に夏の全国高校野球が終わりました。
三陽工業としては、兵庫県大会を夏のキセキという番組を通じて応援していますので、この甲子園大会も興味深く見ていました。

慶応高校の優勝で幕を閉じた訳ですが、決勝戦の慶応高校の応援が物議をかもしていましたね。応援が圧倒的すぎて相手に圧を与えていると。決勝戦の動画を見ました。確かに凄い応援であることは間違いありません。阪神戦の応援よりもだいぶ凄いですね。

2007年の夏

そもそも決勝戦の応援は自然とどちらかに偏りがちです。この応援の話題を耳にした時に、思い出したのが2007年の夏の決勝戦。広島の広陵高校と佐賀の佐賀北高校の決勝戦です。前評判では広陵が優位。この時の広陵のバッテリーはプロ野球に進んでいますからね。前評判通りに7回終わって4-0で広陵がリードです。8回裏佐賀北の攻撃、1アウト満塁というチャンスを作ります。ここでまずは押し出しのフォアボールで1点、4-1になります。その後に満塁ホームランで5-4と逆転。

この時の動画を思い出しました。実際にYouTubeで見直しました。甲子園全体が、厳密に言うと広陵のアルプス席以外全員が佐賀北の応援をしています。動画を見ると、バックネット裏の人達まで佐賀北の応援をしているように見えます。ホームランの時のレフトスタンドは総立ちですよ。

この時、疑惑の判定の様な議論はありましたが、応援については議論になってなかったような記憶があります。今回の慶応高校、アルプスのみならず外野席や内野席まで一体となっての応援でした。ただ、一体という意味では間違いなく2007年の佐賀北の方が応援されていました。佐賀北は広陵にチャレンジャーとして挑んだから?そういう意味では前年度優勝の仙台育英という王者に挑んだ慶応もチャレンジャーですよね。


感動したこと

この決勝戦の後に、TikTokで見たのですが、仙台育英のアルプス席から内野席に向かって、『内野席のみなさん、力を貸してください』というボードを、外野席に向かって『外野席のみなさん、力を貸してください』というボードを掲げている動画がありました。

こう書いていて泣きそうになります。応援している人達も必死、少しでも選手にエールを届けようとしている。数では負けているけど、いま自分たちにできることを必死にやっているその姿に心打たれました

結論

応援だけで勝敗が決まるほど野球は甘くありません。先制して中押し、ダメ押しという理想的な展開だったので応援が盛り上がったことも事実でしょうし、107年ぶりの優勝ということもあったのでしょう。ただただ、慶応が強かっただけの話です。仙台育英の選手も応援団も必死に頑張ったと思います。力を貸してくださいというボードを見て、仙台育英の応援をしていた一般の人もいると思います。

応援する気持ち。

それが大きすぎることに批判的な声があがっていることに違和感を感じます。両方のチームを称賛することで良いのではないかと思いますね。最近、モータースポーツ界隈でも応援に関することで炎上がありました。人が人を応援することは自由です。それを誰かが批判したり、文句をつけたりする必要はなく、またその権利もありません。

純粋に頑張っている人を応援する。
応援する人は応援されます。
そんな世の中になって欲しいし、してきたいと考えています。

今日は応援することについて考えてみました。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!