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【580球目】ちょっとしたこと

変化の多くがちょっとしたことから生まれて来ます。
そして、このちょっとした変化でさえも実行することが難しかったりします。今日はそんなお話です。



経営機能

先週の【578球目】に経営機能のお話を書きました。


日本広報学会による広報の定義において広報は経営機能の1つであるということです。ここでドラッカーさんの4つの経営機能を引用しています。そして、そのドラッカーさんは経営機能の1つ、イノベーション機能についてこんな風に言っています。

『成功したイノベーションのほとんどが平凡である。単に変化を利用したものにすぎない』

とても腹落ちする言葉です。三陽工業においてもその通りの結果が出ています。生産推進グループもそのうちの1つです。

「成功したイノベーションのほとんどが平凡である」


生産推進グループ

2016年に誕生した生産推進グループ。
そのモデルとなっているのは、現在の製造部門の研磨の責任者、物流の責任者、子会社への出向者、子会社の役員、事業所の責任者だったりします。
みんな、スタートは時給1200円の派遣社員です。時給1200円の派遣社員の時から、その可能性を感じる事が出来ましたし、それを感じたからこそ、正社員になり、新規職場の立上にも行ってもらい、現在では責任者として仲間を引っ張っていってくれています。

そんな経験から生まれた生産推進グループ。正社員で配属先で働いてもらう。そこからスタートです。ただ、それだけではいけないと当初より考えていました。正社員であれば良いのではなく、三陽工業の正社員に価値を付けていく必要がある。配属先での単価アップが無くても、昇給する仕組みや賞与、退職金の仕組み、福利厚生等、三陽工業の正社員であることに価値を付けていく必要性を当初より感じてそれを実行して来ました。

この生産推進グループは、
誰もが出来る事を誰にも出来ないくらい徹底してやる。
この想いで今もシンカしていっています。

派遣というスキームの中で、思考と行動を変えていく。それはもしかしたら平凡なものかもしれません。ただ、その平凡なものを、本気で仲間を増やすという想いを持ってシンカさせていくと、それが1つのイノベーションに繋がっています。まだまだこれからもシンカが必要ですが、大きな変化ではなく、平凡なもののシンカが今の生産推進グループです。結果として、日本全国の様々な製造現場で大きな付加価値を生み出してくれています。

生産推進グループの様子


誇り

そんな生産推進グループのモデルになった社員のみんなが、今日も色んな場所で活躍をしてくれています。そして、そういう人達を見ながら若い世代が育ってきています。研磨という仕事、物流という仕事、加工や組立という仕事、仕事内容は様々ですが、根本の想いは人を応援するということ。だから、彼らは人から応援されます。少なくとも私は全力で応援します。そんな彼らを誇りに思いますし、これからもそんな仲間を1人でも多く増やしていきたいと考えています。

仕事ですからしんどい時もあります。辛い時もあります。そういう試練を一緒に乗り越えた仲間は強いですよね。三陽工業としての誇りでもありますし、私自身の誇りでもあります。

三陽工業本社


今までもこれからもその想いはきっと変わりません。
三陽工業の本質はそういった仲間と共に生まれて来ました。
そして、その想いを全国各地に届けていきます!

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!