帰国してまだ講義が続いていて、勉強に終われていた半年が終わり、仕事を探しながらブラブラもできずにいる。色々落ち込むことも多かったけど、中国での生活でそれなりに変化があったのだろうという事は自分でも感じ取れる程度になった。ここにいるとがんじがらめになるのは否めないが、別の生活というのがどこかに立ち上がりつつあるし、まあこの疫病が去って以降だろうが、出ていく宛も全くなくはなくなった。人生は辛抱強さに鍛えられるかというとそうでもないなとも思ったが卑怯者が相手でないなら辛抱強さも美徳であり能力だ。世界は幾重ものレイヤーが重なりつつ、またそれが癒着してしまいそうだが、常に新しい対立も生まれている。そんな中でどこに所属するか？を自分で選択できるまたはできると思っているなら、それは幸いと言えないだろうか？途中で倒れても仕方ないが、目指しているというのは楽しいことだ。達成されるだけがすべてではないし、安住の地だけが居場所ではない。今はそういうことを考える時期だし力を蓄える時期だ。
　来月から小型二輪の免許を取りに自動車学校に通うのだが、職もなかなか決まらぬうちにコロナがリベンジしてきそうなので、学校に通える程度だと良いなと思う。自然の偉大さを噛み締めると同時に人間の愚かさもそのまま教えてくれたウィルスには今年一番の称賛を送りたいが、生殺しの現実はもはや愉快でならない。愉快すぎて誉めることもできない。
　ただ日々中医学の知識と武術のスキルが増していくのだ。どちらも経済的に自分を助けることなく家族の罵倒の的にされることもすでに確定している。中国の師と一門との連絡は継続していてそれはかなり助かっているけど、向こうの口座のお金がつきたらどうするかなんて疑問もあったりしてyouku解約しようかとかなんとか……

たまに歌でも詠みたくなるが、歌は情緒にすぎてとても今の状態にそぐわない。ならひたすら努力して学びを得るにしくはないのだ。それが楽しいのだし。