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天津武術学習の話2

 結論から言えば私は程派高式八卦掌に出会った。他の選択肢はないと言って良いくらいのタイミングと出会えなさだった。九月に入って色々回りに聞いてみたのだけどほぼ誰も武術を知らなかったので、聞き込みは難航した。まあ私の言葉も問題もあったのだが……
 転機は学校のクラブ活動の広報に武術クラブがあったのが始まりだった。そこに会ったのは戈国良の名前であった。つまり一見とてもイージーだったのだ。だけれども実際はそこでも少しハードルがあった。どうも盛大に活動しているかはずいぶん怪しかったのだ。あとコンタクトの取り方がまるでわからなかった。とりあえず、アプリを登録して連絡を取っても管理者からはそのクラブが活動しているかわかりませんと言うような内容に返事があって、どうすればいいのか?はたまたどこでやっているのか?誰も答えてくれないまま時間は流れていった。滞在記かんも半年(当時はその予定でした)なので、早く見つけて早く習い始めたかった。そこに元々習ってみたかった先生の名前があったので気持ちはあせるばかりだった。
 まあしかし気持ちの焦りと言うのは、実情とはあまり関係ないもので、そのうち新入生向けのクラブ活動の勧誘と言うか紹介のイベントが始まった。そこで太極拳をやっていたこと人に話しかけると、八卦掌の人は今はいないがそのうち来るので、やって来たら教えてくれることになった。余談だが新疆のトルコ系民族のグループが集まっているサークルがあって話しかけたら中々面白かった。その後も何となく仲良くなったものだった。話を戻すと結局一時間ほどで八卦掌の人に出会うことができ、週末に南開区の練習に参加するからその時に戈国良老師に紹介してもらえることになった。

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