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天津武術学習の話

 この話を書くかどうかはちょっと考えたのだけど、せっかくだから覚えている範囲で書いた方がよいかなと思って書く。
 まず、昨年八月より天津中医薬大学に留学していて今一時帰国中である。留学に至る経緯はこの際煩雑なので記さないことにする。ともかく私は天津に語学留学してできれば中医と武術も学ぼうと思っていたのだ。武術に関しては全く宛もなく、しかも八月中は正直銀行やらビザやらスマホやらと生活のための準備に忙殺されていた。それでもそれなりに期待感が高まっていたのは、回族の人の話を聞けたり地下鉄の营口道付近の公園で陳式太極拳をやっている人と話したりしたからだった。個人的には霍元甲の実家も近くにあり滄州のすぐとなりの地域と言うことで燕青拳が気になっていたほか拦手门も天津の名流派であったのでこの辺りができればなぁと漠然と思っていた。実は私は八卦掌をやっていたこともあり、八卦掌も気になっていたが八卦掌については程派高式の戈国良老師素晴らしかったので他の人に習おうとは思っていなかった。なおかつ戈老師は著名な伝承者で掌門人と言う話は調べがついていたのでどうせ会えないだろうと諦めて他の武術をさがしていたのだった。
 

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