「未来の自分が喜ぶプレゼント」を贈り続ける。
2023.10.07、ハンバートハンバートのライブに行ってきた。
大好きなハンバートハンバートのライブに、大好きな”ちむたん”とコリスと行ってきた。
しかも、ちむたんの暮らす街、大阪で。
夢のような時間だった。
3ヶ月前、予定もわからぬままチケットを買った6月の私に心からありがとうを伝えたい。この気持ちを自分のために書き残しておきたい。
6月24日、ハンバートハンバートのライブ情報をネットで見つけた。行きたいと思った。場所は大阪、五大陸の旅にも一緒に行った朋友のちむたんが暮らす街、大阪。「そうだ。大阪でちむたんと一緒にハンバートハンバートをのライブへ行こう」と思い立った。
サービス業のシフト勤務のちむたんは、土日休みが取りにくい。ライブは土曜日。ちむたんに3カ月も先の予定を聞いたところでわからないだろう。
”ちむたん”の予定を確認せずにチケットを2枚買った。ちむたんが行けないなら、コリスを連れていくかひとりで行こうと決めた。誰か一緒い行ける人がいるかもしれないし、チケットを売ることだってできる。
LINEを見返すと、「10/7に大阪城音楽堂のライブチケットを買ったよ!一緒に行かない?そのまま大阪に泊まりたい」とメッセージを送っていた。
「楽しそう!行きたいな!土日休み厳しいからもしらんけど聞いてみる」と返事がきていた。
私:「休みがとれるようならぜひ!無理はしないで、チケットはなんとでもなるから」
ちむたん:「がんばる」
ここから”ちむたん”は、ハンバートハンバートの曲を聞いてライブの予習を始めた。曲を聴くごとにハンバートハンバートが好きになっていった。ちむたんは、10/7.8に休みがとれるように上司に話してくれた。ちむたんは私がライブに誘うまでハンバートハンバートを知らなかった。きっとちむたんが好きになるはずだと思ってライブに誘った。
チケットを買った私は夫に予定を伝えた。3カ月先、大阪にちむたんに会いに行くと。
9月末、週末留守にして大阪にちむたんに会いに行くとコリスに伝えると、コリスも一緒に行きたいと言った。去年の10月、コリスと一緒に広島までちむたんに会いに行った。福岡と大阪の間の「広島」でちむたんと日帰りで数時間会っていた。コリスもちむたんのことが好きになった。
その前にちむたんはそもそも休みが取れたのだろうか。10/2、ちむたんに予定確認のLINEを送った。
「ちむたん、10/7.8の予定どう?」
「お休みにしてるよー!楽しみ」と返ってきた。
よっしゃ、ならばコリスの分もチケットを取って3人でライブに行こう。大阪城音楽堂の後部芝生席、まだチケットが残っていることはちょくちょく確認していた。コリスのチケットを追加で1枚買った。
10月7日、土曜。
9時半に家を出て大阪へ向かう。
ちむたんは、大学時代からの友人だ。
入学式前日に宿泊した宿の食事処で見かけたのが初対面。翌日の入学式で同じ学部学科であることがわかった。入学して1年目を月5000円の学生寮で過ごした。ちむたんも同じ階の6つくらい隣の部屋だった。学生寮丸ごと仲良くなるのだけど、ちむたんとは同じ学部学科でもあり仲良くなった。
毎日一緒に過ごして、毎日一緒に寝た。3畳くらいの狭い部屋に5−6人が集いベットにゴロゴロしながら何かを語り合っていた。みんなが解散してもちむたんとは一緒に寝た。
2年生になると同じアパートに引っ越した。部屋は別だが、一緒に寝た。お互いに彼氏がいたりいなかったりした。時々、一緒に寝た。毎日、学校に一緒に行った。
大学を卒業すると就職して大阪と福岡でそれぞれに働いた。
働き始めて4年目のある日、私はちむたんにメールを送った。
「本屋で『世界一周しちゃえば』という本を見つけた。42万で五大陸の旅ができる。一緒に行かない?」
当時のちむたんは、3年ほど働いた会社を退職してしばらく経つ頃だった。
「いいねー!行こう!」
返事が返ってきた。
よし、ちむたんと五大陸の旅に行くことを心に決めて、会社を辞めることを決意した。大阪に暮らすちむたんと福岡にいる私、福岡や大阪、東京で会いながら、旅のタイミングや旅程を決めて行った。白地図の行きたい国にマークをつけるところから始めた。
26歳で行った五大陸の旅も、予定を入れてしまうところから始まった。
翌年の5月27日出発のチケットを予約した。当時会社員だった私は、出発日を決めて会社を辞めた。4カ月の旅の費用はマルっと込みで150万ほどだった。旅から帰ると微かに残った貯金で仕事用のバックと靴を買った。就職活動の交通費で残りの貯金はとんでいった。
やりたいことをやろうとする時、これさえあればできるのに……のコレがお金と時間だったりする。
だからお金は必要だ。お金がなくてもやれることはやった方がいい。お金があればできることは、お金を稼ぐといい。五大陸の旅から帰った私は、また働き始めた。
大阪城音楽堂へ向かう。
新大阪から御堂筋線を乗り継いで森ノ宮駅についた。
大阪城音楽堂は駅を出てすぐの気持ちの良い公園のなかにあった。暑くもなく寒くもない、秋の気持ち良い空気のなかを歩く。
いつもイヤホンで聞いている曲の、ひとつひとつのコトバが胸に刺さる。
ここは外。遮るものがない空間にハンバートハンバートのコトバがダイレクトに突き刺さる。ステージからコトバやメロディを運んでくれるのは空気。
空気の振動がコトバを運んできてくれる。
その空気をつくっているのは会場にいるひとたちで、そこにちむたんもコリスもいる。
隣のちむたんを見ると、涙を流している。
私の膝の間に挟まり体育座りをしているコリスはスタバのチキンサンドを頬張りながら微かに体を揺らしている。
嬉しい。
一緒にこれてよかった。
17時開演のライブが19時半頃終わり、551の焼売と豚まんとお弁当をホテルで食べる。そこからは、コリスとちむたんと3人でエンドレス「UNO」……。コリスがローソンでちむたんに買ってもらった。
ちむたんと募る話もあったのだけど、コリスがお風呂に入ってる間やちょこちょこと話ができた。ちむたんが帰ったあと荷物を片付けていると、こりすはベットでスースーと寝ていた。
移動と初めてのライブ、ちむたんとの再会、エンドレスUNOと全力で遊び力尽きた。
エイヤっと入れた予定で人生はつくられていく。
だいぶ先の計画も明日のことも、今のこともかも。
予定を入れることは自分へのプレゼントだ。
自分が喜ぶ予定を入れてあげよう。
入れてしまったあとで、叶えられるように動こう。
いつも同じことを感じるから、いつも同じことをnoteに書いてしまっているけれど。やっぱりそうだ。
こんな日があると人生悪くないと思える。
仕事も遊びも自分へのプレゼントだ。
企画書を出すのも、友達に彼氏彼女に声をかけるのも、自分が喜ぶ顔が目にうかぶ。それが相手の、誰かの喜びにもつながっているかもしれない。
生まれてきたときは、命をプレゼントしてもらった状態だと思う。
自分で予定が入れれるようになれば、
未来の自分にプレゼントを贈り続けていけば良い。
それができるのは自分しかいないから。
読んでいただきありがとうございます。 noteで出会えた奇跡に感謝します✨ サポートいただけましたら楽しい寄り道に使います。