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いい人やめた。
自己中にワガママに生きていく。

キャリア支援の仕事をにやりがいを感じてきた。
「あなたがいてよかった」と言ってもらえる。
介在価値を発揮できる仕事が誇りだった。全身全霊でお客さんに向き合い、頑張る人を応援したい!と言い続けてきた。自分がどんなに苦しい時も、お客さんを笑顔で応援し続けた。人を応援し続けているうちに、自分自身が大切なものを見失ってしまった。

人を応援し「ありがとう」をもらえる自分しか認めきれなくなっていた。休みたい自分、感謝されない自分、稼げない自分を許せなかった。

稼がなくていい、何もしなくていいと言われると、怒り狂った。そんな私は私じゃないと言い張った。

稼ぎのためにできる仕事をやっては、しんどくなった。何のために会社を辞めたの?自問自答した。

お金にならない文章を書いた。
読んだ人が泣いたとコメントをくれた。

私だから書けることがあった。
私だからかける文章があった。

稼げなくても好きなことをしようと決めた。
人に好かれるために書くのではない。
自分が書きたいことを書くのだ。

人に好かれるために生きているのではない。
自分が楽しいから生きているんだ。
自分の居場所を探さなくていい、
自分の居場所は自分自身だ。


昨日、山田ズーニーさんの「想いが通じる言葉の表現力」ワークショップに参加した。
10時〜16時までオンラインで話を聞いたり、相互インタビューやグループワーク、一人でワークしたり。
最後に参加者全員、一人一人が自分で書いた文章を読み上げる。30分で過去、今、未来の自分の想いを言葉にして、自分を表現する文章を500文字で表す。
過去に自分に影響をあたえた出来事について考える。どんな思いがあったのか。そして、今なにを想い、どんな未来をどう見つめるのか。

私がメモしたズーニーさんの言葉。
嘘は人を動かさない
コミュニケーションにおいても「正直」こそが最大の戦略
思いと言葉が一致してこそ、読み手の心を動かす

黙々と書いた文章。
名前を呼ばれ、声に出して読み始める。言葉が体の奥底から出てくるように感じる。辛かったときを表す言葉は、声が震え涙が溢れた。それでも出したい、全部読み上げたい。声を腹の底から押し出す。
言葉と一緒に体の底にためこんでいた思いが、ズルズルと引き出されていった。

読み終わるころには、しっかりと前を向いて、未来へ思いを馳せることができた。

参加者全員が読み終えたあと、ズーニーさんはみんなに言った。
「あなたには書く力がある」














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