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自分のなかにあるものだけで書き続けるには、限界がある。だから旅に出て人に会い、体験して感じて書いていこうと思っていた。しかし、それも結局は自分のなかにあるものしか出てこない。

そこだった。異物に触れなければ、異物を自分のなかに入れなければ新しいものは生まれてこない。異物に触れるくらいなら簡単だけど、異物を読んで、自分のなかに入れようと思うと、苦行だ。それを無意識に避けていたのだ。ときどきエイっと本を読んでは満足して、また、いつもの生活に戻る。

「インプットはごはんみたいなもの」と、親方は言う。ごはんが足りていない、ごはんの旨みを味わえていない。時々ごはんを食べるけど、「さっさと飲み込むな、もっとよく噛め」と言われそうだ。アウトプットに夢中で、インプットを後回しにしがちな私は、ごはんも食べずに何を出し続けていたのだろう。ごはんは、よく噛んで食べるとめちゃくちゃうまい。

「自分のなかにあるものを大切にしたい」は、異物を遠ざけるための理由だったのかもしれない。今年は、まだ7カ月あるから、異物を入れていく年にしよう。どんな形になるのかわからないけど、「異物を入れる」と決めたからには、異物を入れよう。

Googleカレンダーの8−10時は、インプットの時間と入れている。毎日はできていない。1日のなかで動いてもいいから、自分のなかにあるものを信じずに、異物を入れていこう、ごはんはちゃんと食べよう。

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