木曜日、コワーキングスペースでいつも会うAさんと一緒に昼ごはんを食べた。私はいつも買う胡桃パンを、Aさんはお弁当を食べながら、円卓に隣り合いお昼の時間。いつもひとりでゴリゴリ仕事しているが、「こういう時間もいいなあ」としみじみと感じた。Aさんは、去年の夏まで海外で仕事をしていた20代後半の女性だ。仕事や生き方について、互いに通じるものがあり話が盛り上がる。

「やっぱりフィジカルなつながりって大事だよね」
最終的には、これで意気投合した。

フルリモートの会社で働く彼女は家で仕事しているときは、ひとりぼっちだ。人と会って話ができるコワーキングスペースにできるだけ来るようにしている。私も家から距離はあるが、コワーキングスペースに来てしまう。知り合いがいるわけでもないが、ときどきこうして、人と会って話すと自分が元気になる。

コミュニティへの参加も、全国どこからでも参加できるオンラインが便利だ。オンラインで心を開き打ち解けていくこともできるが、実際に会ってハグができたときの喜びは果てしない。

メンタルのつながりは大事だけど、やっぱりフィジカルなつながりには、一発で大きな壁を突破する力があると思う。
メンタルがつながっていないと、フィジカルなつながりにはならないのか。もしくは、フィジカルからメンタルに入っていくのか。メンタルからフィジカルのような気もするが、よくわからない。

会えるって嬉しい。
「10回のオンラインより1回のハグ」
「10回のオンラインから1回のハグ」
どうだろう。

noteでつながりができた人と会えることも嬉しい。
文学フリマでお店に来てくださる方、個別で連絡をくださる方もいる。
文字の世界から、リアルの世界で会えるってすごいことだと思う。

オンラインで簡単に会えてしまう世界だからこそ、移動して、会いたい人に会いに行く時間を大切にしたい。

会うことにはそれだけの価値がある。