妖怪いただきがかり

HuluでNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」を観ている。水木しげるが好きというのと、ヒロインたちが地元の言葉を話すのと、水木しげるとゲゲがかぶって見えるのと、そういう特別な感情をもって観ているせいか、毎話のように感動し涙している。主題歌、いきものがかりの「ありがとう」がまたいい。今さらな話だが・・・

今さらな話といえば、前回、ようやく出産準備をはじめた話と、今なって無痛分娩にしときゃよかったと後悔している話を書いた。そのことについて、追記しておきたい。大した話ではないが・・・

出産準備というのは、何もベビー用品に限ったことではなくて、産後の生活や母体の産後ケアも含まれる。

病院や周りのアドバイスによれば、育児や家事の手伝いをしてくれる人がいるかどうか(特に産後一ヶ月)は重要とのことだ。

地元を離れて東京で暮らす私とゲゲなので、親に頼るわけにもいかないし、う〜ん、どうしようかと言っていたのだが、互いの母がどうにか仕事の都合をつけてくれ、入れ替わりで来てくれることになった。数日ずつではあるが、やはり心強い。

しかし、経験者である母たちが、多少ムリをしてまで東京に来てくれるということは、その分出産と育児が大変ということだ。そう考えると少しおそろしい。
私とゲゲで協力すればなんとかなるだろうという気持ちも一時あったが、きっとあまりの過酷さに二人して疲労困ぱいしていた。遠路はるばる来てくれる母たちの存在はとてもありがたい。

あとは、区のシッター制度「にこにこママ」を利用すれば、一ヶ月なんとかなりそうだ。こちらは事前登録しておけば、区が提携する派遣会社からシッターさんを派遣してもらえるという制度だ。
制度を介することで日数や業務内容が限定されてしまうが、いくらか区が負担してくれるため、派遣会社に直に頼むより安くなる(¥1000/1h)。もちろん、制度を介さず頼むことも出来る。その際は全額実費になるが、色々な制限がとかれるという利点もある。

産後一ヶ月だけで考えれば、はじめ約5日は病院で過ごし、あとは母たち、にこママ、土日はなるべくゲゲがいてくれるし、なんとかマタニティブルーは避けられそうだ。

あとの問題は、私の体の産後ケアである。そもそも妊娠中は、体重が10kg近く増えるものだ。しかし、太りすぎるとその分リスクも増えるので、8kg程に抑えるようにするのが最近の流行りのようだが、私はキッチリ10kg...どころか12kgも太ってしまった。

ポコの大きさは今で2500gだ。それと、羊水とか胎盤とか、胸やお尻のつくべき脂肪とかがどのくらいのものかは不明だが、それらを合わせてXgとして妊娠前の体重に足してなんとなく計算してみる。わからない。

なぜ、12kgも太ってしまったんだ!!!!

お小水検査でたまに尿糖の数値が高くて心配されるが、常にというわけではなく妊娠糖尿病というわけでもないし、肝心なポコも通常サイズでいたって順調だし、問題ない。ただ一つ、私が太っていることを除いては・・・

今はまだ、妊娠中だからと言って誤魔化しがきくが、ポコを産んでしまったらそうもいかない。産後三ヶ月で痩せられないとマズイと何かで読んだ。肉が落ちづらいらしい。三ヶ月以内に痩せられなければ、私は一生太ったままなのである。

胸はこのままでもいいが、二重あごと大きなお尻はなるべくならお返ししたい。私についていてもムダ肉だから、その分養豚場の豚につくか、貧しい食糧難の国の子どもたちに与えてほしい。その方が何千倍も意義がある。

出産で開きまくる骨盤も気になるところだ。矯正下着を買って、整体行って、膣圧あげる体操して、まさかそんな日が私のもとに来ようとは思ってもみなかった。この努力を怠れば、私の股は閉じずガバガバとなってしまうのだ。※個人の見解です。

そうなれば、ゲゲに捨てられるかもしれないし、ポコが学校でいじめられてしまうかもしれない。なんとしても身を引き締めなければ・・・

ブヒ!

いつもは一人PCに向かい、ネットで情報を集めている私だが、先日めずらしく、リアルで先輩ママに会う機会があった。

生後数ヶ月の女の子をもつその先輩ママは、ゲゲの友人の奥様で、あの有名なアソコに住む族で、私なんかとは世界が違うわけだが、だからといって嫌味なくて、気さくでステキな人で、親切に色々と教えてくれた。

ママ友と呼ぶのはまだ早いが、この私にそのような存在が出来たことに驚きつつ、その日は人見知りしながらも、その先輩ママと良き時間を過ごさせてもらった。

生後数ヶ月の赤ちゃんは、ずっとおとなしくいい子にしていた。小さなあんよも、眠そうな表情も、細い髪も、頭につけられたリボンも、とても可愛らしくて、見ていて癒された。

もうすぐ、私もあんな風に赤ちゃんを抱くのだという夢を見せてくれた。あーとかうーとか言って、いっちょまえに何かをママとパパに訴えたりして、おもしろく、目が離せなかった。

そこには優しい空気が流れていた。愛に満ち溢れていて、ミルクのほのかに甘いにおいがして、これぞ平和という感じで、ここにこそ世界で一番大切なものがあると思うほどだった。

そんな時、ふと気がついた。

G、U、C、C、I・・・・・・

GUCCI!!!!

生後数ヶ月の赤ちゃんの首元にかかるソレは、いわゆるヨダレかけ(最近はスタイと呼ぶらしい)だ。ソレが、GUCCIなのである。

おおお・・・・・・

30歳過ぎた私でさえ、GUCCIのものなんか持っていないのに、この世に生まれてたかが数ヶ月、0歳でGUCCIを着こなしているのである。

おそろしい子!

アソコに住む族なんだから当然、それはそれは良いものを揃えて着せて与えているに決まっているのだが、だからってもうGUCCIとは、たまげた。

ヨダレかけってヨダレまみれになるもので、汚れるものなので、私は、セット売りである程度かわいいデザインのお得品を買うつもりでいた。きっとそういう人は多いはず。だけどそれは庶民の価値観なのだ。

セレブは違うのだなぁ・・・

GUCCIのヨダレかけはさぞヨダレを吸うのだろう。他にもシャネルとかルイヴィトンとかのものを持っているかもしれない。

普段高級ブランドに興味を持たない私だが、あわよくばお古をくれないかななんて、ほのかにヨダレをたらすのであった。

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リリス

十月十日道中膝栗毛

妊娠発覚から出産まで 山あり谷あり 十月十日の旅記録
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