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太郎の脱走ーフェンスの向こうは…

父の職場では、馬を飼っています。
(そのフシギな職場は山の中)
馬の名前は

花子と太郎。(♀5歳 ♂2歳)

花子は暴れん坊のため放棄されましたが、太郎は最近トレーナーの方が来てしつけをしています。(逆だろう)
ところがそんな大人しい太郎にある異変が。

フェンス(扉)を開けたときに、脱走しようとする !

話を聞いたとき、花子のことかと思った 苦笑
太郎よ、君だったのか…
でも、その心境は分かります。
フェンス越しに見る外の世界。
一体どんな所なんだろう…(ワクワク)
期待と抑圧が混じった太郎の心。
でも太郎、私は君に言いたい。

その下は「魔の161号線」が待ち受けているぞ

琵琶湖の湖岸沿いにある、161号線。
その道路は、毎年交通事故が起こることで有名な道路なのです(T_T)。
(1本道で単調なため、不注意になりやすい) 
ところで話は変わりますが、

馬って車扱いって知ってました ?

歩道じゃなくて、車道を歩かないといけないんですよ。(私も知ったとき、ビックリした)
山を降りて下界へ行こうものなら、そこは魔の161号線。
さて、フェンスを飛び出した太郎はどうなるか…(怖)  想像は止めておきましょう。

子どもの頃は限られた小さな世界で、それが安心ではありました。
見知った景色、見知った人。
でも「行動する自由」は限られていた。
悪いことをしたら大人に注意された。
嫌でも、その小さな世界で生きていかなくてはいけなかった。
大人には自由があります。
でもそれは、責任とセットです。
不倫しても犯罪を犯しても、何をしてもその人の自由です。
その代わり、慰謝料を払ったり刑務所に服役することになる。
子どもの頃煩わしく思っていた囲い(フェンス)は、責任を負えない者のためでもあったんですね。振り返れば自分は守られていたと。
(※あまりにも環境が酷すぎる場合は別)

という訳で、太郎には「翻訳こんにゃく(ドラえもんの道具*動物と話せる)」を使って一度説得したい。

「自由と責任はセットだよ」

その上でどう行動するかは、太郎次第。
伝える術がないのが残念であります。




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