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はじめて陰陽五行説に触れてみた話

こんにちは!生き方がわかる星読み・占星術師の神﨑さおりです。

最近、陰陽五行説(※注)を教えてもらう機会があり、
初心者ながら面白いなー好きだなーと思っています。

(※注)陰陽五行説 いんようごぎょうせつ

中国古代の宇宙観、世界観。
陰陽説と五行説が結合したもの。
陰陽説は宇宙の現象事物を陰と陽との働きによって説明する二元論。
五行説は万物の根源を木火土金水の5元素におき、
それらの関係、消長によって、宇宙は変化するという自然論的歴史観。
天文、暦法、医学などに影響を与え、儒学とともに日本に入り大きな影響を与えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典

占星術とも相関がありまして。


西洋占星術の場合は、
本来は自然哲学であったとされています。


そもそも、
なぜ惑星や星座が人間の人生を左右すると考えているのか。


この点で共通項を見出すことができました。


西洋占星術の世界の神秘思想とは?


西洋占星術の世界でも、
やはり人間と世界・宇宙は対応していると考えます。


人間を小宇宙(ミクロコスモス)、
宇宙を大宇宙(マクロコスモス)としてます。


天体の配置で対応する人間の人生が読めるとしています。


医学的な呼応関係もあり、
肉体の各部位は獅子座と心臓、
天秤座と腸など、各星座が対応しています。


また、西洋占星術の場合は、
世界を四大元素「火・水・風・土」に分ける神秘思想・理論が存在します。


これって陰陽五行説にめちゃくちゃ似ていますよね。
だから陰陽五行説おもしろいな!って血が騒ぐのかな(笑)


陰陽五行説は、占いの世界だと
算命学や四柱推命や九星気学とかに応用されていると思います。


そしてすごく大きな思想に発展している様子が、
初心者ながらも見て取れる世界観です。

西洋占星術の四大元素は、
もしかしたら陰陽五行説ほど根源思想が表に出てないのかなー?
なんてちょっと思ってたのですが・・・


結構宗教の影響が大きそうですね。


キリスト教によって
人間と宇宙が対応してるんだという思想を、
天と地がリンクしてるんだと言う考え方を
きっと「異端」としてしまったのでしょう。


キリスト教って人間はとっても特別だよって思想です。


だからこそ、
人間が病気を撃退できる西洋医学という文明も生まれました。

歴史的背景、
病気や死と「戦う前提」の思想が表に出てしまっていたので

西洋占星術の奥にあった、
四大元素という考え方・自然のリズムみたいなのが
陽の目を浴びない感じになっちゃったのかもです。


だから物質の西洋、精神性の東洋みたいな
社会的価値観があるのでしょう。


陰陽五行説の素敵だなぁと思ったあり方


肉体を持つ私たち人間は、いつかは肉体の命を終えます。
それって自然の摂理ですよね。
死ぬことは別に何かに負けることでもないし、
あってはならないことではないと思います。


闘病という言葉がありますが、
「人間は自然や宇宙の一部だよ」って思想でいくのであれば、
病気と必死に戦う必要もないと思います。


陰陽五行説の思想に基づく
東洋医学の世界って、病気との共存を意図していますよね。

自然と一体に生きる考え方です。
だからゆっくりと時間をかけて、
漢方・食事・呼吸で身体の内部から
体質そのものを望ましい状態に整えていくんでしょう。


自分の中のズレを整えて
本来の人間の立ち位置である
自然の流れに同調するあり方を思い出してゆくのでしょう。

そもそも、本来の自分とズレることなく、
バランスが良い状態で生きることができれば、
病気になりにくい身体になれます。
仮に一時的に病気になってもすぐに元に戻れるはずです。

病気を敵とみなしてと戦うのではなく、
私たち人間も大いなる自然の一部として
調和的に生きるのですよ、と教えてくれます。


陰陽五行説が示してくれることは、
宇宙、万物、自然はすべて陰と陽できているってこと。

昼と夜、男性と女性。

単純な二元論じゃなくて、陰陽は一体でもあるんだよって。
陰の中に陽があり、陽の中に陰があるんですよと。

これを「太極」と呼んでいて、
みなさんも見たことある太極図には、
陰陽が混ざり合っているところが描いてあります。

五行って、一見とっつきにくいけど、理解するととっても分かりやすいと思った


五行というのは、
宇宙は五つの性質「木・火・土・金・水」の五行によって構成されているんだよっていう考え方です。

五行には「相生」と「相剋」の関係があるそうです。

「相生」つまり、生み出す関係は
「木・火・土・金・水」の
【前の性質→後の性質】という矢印で、生み出す・助けるそうです。


【水→木】という矢印で、水は木を生み出し助けます。
【木→火】という矢印で、木は燃えて火を生み出します。


反対の「相剋」つまり、抑制する関係では、
ひとつ飛ばしをするそうです。
「木・土・水・火・金」となるそうです。
この順番で
【前の性質→後の性質】という矢印で、抑制するということ。

【木→土】という矢印で、養分を得ます。
【土→水】という矢印で、水分を吸収します。
【水→火】という矢印で、火を消します。


生み出し助ける関係と、
抑制するような関係が同時に存在するんだよってことを
分かりやすく教えてくれます。

四柱推命や算命学では、
自然の一部である私たち人間の
命式(西洋占星術でいうネイタルチャート・出生図)を見て、
その方の生まれ持った性質・能力発揮のポイントが分かります。

相互作用ということで、
人間関係や相性を見ることもできる。

そんでそれがめちゃ当たるから面白そう。
あ、また勉強したいことが増えた感・・・(笑)


この考え方が東洋医学に応用されて、
人間の肉体を説明してくれていたりするのも興味深いです。
西洋占星術とか生命の樹も、身体とめっちゃ結びついてるしね。


陰陽五行説と西洋占星術とインド占星術と

私はずっと西洋占星術やタロットやらカードの世界にいたので、
東洋系の知識がなく。。。(笑)


あ、面白そうだなって思ってたんですよ。
思ってたけど「難しそうやな」って避けてたのです。

今やってる西洋分野も、もっともっと学びたいしね。
貪欲に、でも楽しみながら。ずっと学んでいきたい。

今そんな趣味のようなコミュニティを作ろうと、
絶賛準備中ですが、
色んな興味が止まらないので
やってみたいこと・持ち込みたいネタは増え続けてます。
ヤバいですね。まとめなきゃ。


ちなみに、私が思うに

西洋占星術の面白いところは、
近年発見された冥王星や海王星、小惑星などなど・・・
新しい惑星はどんどんリーディングに取り入れる前向きな姿勢かなと。

そんで、
一般的な西洋占星術ももちろんですが、
一番好きなヘリオセントリックは
特に、
鑑定するときには、感性や勘がめっちゃ求められます。

直感をとにかく純粋性を高める。
感情や思考を解脱して、
透明にクリアに磨けば磨くほど「当たります」(笑)

サイキックとか第六感とか強い人は、
入りやすい分野だともいえるし、

ただ興味があって、
読めるようになってみたい人は、
練習するうちに鋭い直感力が磨かれると思います。


同じ占星術の分野でも、
インド占星術とかかな。少し毛色の違う分野。
私は好奇心で本は読んではいるけど、
勉強したことないんです。

こっちは近年発見された惑星は含めないですよね。
複雑でも細かく厳格に伝統を引き継いでいる感じがします。

正確性が高くて、
本当にびっくりするほど細かいところまで読み解けるのが特徴なんだって。




西洋占星術をはじめ、
タロットとか今まで触れてきたものたち。
西洋で発達した神秘思想って、こだわりがない感じがする。

柔軟性があるし、新しいものどんどん吸収して
発展し拡大するような歴史なのかもしれないですね。


一方でインド占星術は、
とっても正確で細かく真面目な感じです。
伝統をしっかり守って受け継いでますよね。
どっしりとした厳格さもあるし、その分信頼感抜群。


西洋占星術の世界って、
結局はその人の願いを叶えることを目的にしているように思います。

人生で目指す方向性、
なりたい自分を表す太陽星座を重視するしね。


私が大好きなヘリオセントリックの世界だって、
結局は「生まれてきた目的・使命」を果たすための
能力発揮のしかたが分かるから。


インド占星術は
本質的な幸せを目指すことを目的にしています。

自己受容・自己統合・葛藤・・・この辺をサポートする内容かなと。

願いを叶えようとするとき、
当然その願いのスケールが大きければ大きいほど。

今この瞬間と違うパターンの人生を望めばのぞむほど。
恐れや不安は生まれますもんね。
人間のエゴや煩悩から解脱して、
本質的な意味での自己統合を目指しているのかもしれません。


ヘリオセントリックの世界のような宇宙人的な感じではなく、


インド占星術は
人間意識を分析していく感じがすごいあって、

凶星という概念もあるし、重視します。

目を背けたくなるような課題に対して
本質的な意味を見出し、
人間としての成長を促すツールにしようと考えます。


ここまで書いていくと、
陰陽五行説そのものは、
実は西洋占星術的なのかもしれないです・・・。

いやまだ初心者やし、
触れたばかりなので何とも言えないんですが。

あくまでも私の感覚値です。


だって、
人間のその人の個人的な内面の葛藤というよりは、
外に現れる影響力や自分の姿を重視してるような気がします。


解釈も「水は木を助ける」みたいに抽象度が高いので、
どういうことかなー?って柔軟に解釈できますよね。


陰陽五行説で言うなら
創造的なタイプの人(エネルギーが高い人)が、
実は西洋的な思想が強めだなと感じた、
この道にハマるのは妙に納得・・・(笑)

私と似てる人なら、
陰陽五行説も、西洋占星術も、
ヘリオセントリック占星術も、
各種カードリーディングも、
一生の趣味になるくらいに、
なんなら仕事としてもドハマりしてやっていけると思いますw


逆の話になりますが、

インド占星術とかにハマれて、
それがめっちゃ得意な方は、

やはり陰陽五行で見ると土が強かったり、
エネルギーも調和的で落ち着いていたり、
現実的な人なのかなぁと思います。


緻密に計算して、正確に細かく見ていく感じ。
ぶっ飛び過ぎない、
地に足がついた感じが必要だと感じます。


占星術の世界をはじめ、
見えない世界を漂っていると色んなご縁があるのですが、

今回私にこの陰陽五行説を
紹介してくださったご縁はまた、

新しい世界を覗くことができて
趣味が無事一つ増えたので(笑)、
とっても面白いです。

ハマるとバレてたのかな??
ありがとうございました!!


陰陽五行説、西洋占星術、インド占星術・・・

どっちがいい、
どれがいいとか悪いとかは全くなく。

結局は自分に合ってるツールに出会えると
めっちゃ便利だということです。

自分を知る自己理解、
そして他者を知る他者理解。


その先に共鳴できるか?みたいな相性があったり、

一番自分を輝かせたり、自分を活かせる形の、

自分を極めた先での社会貢献。
社会との接点が見えてきます。


やっぱり自分が幸せなのはもちろん、
他者や世の中の喜びや幸せに貢献していきたいですもんね。


自己犠牲とかそういうのではなく
自分も幸せ、相手も幸せという形で。


自分は本当はどんな人間なのか

どんな才能がありどんな性質なのか

何を人生で目指しているのか

どう行動するべきか

誰と繋がってると幸せ度が増すのか


占いの世界はまだまだ深いなぁ~

今回知らなかった世界の陰陽五行説というものに
触れてみたのですが、
もっと勉強したいなー楽しいなーって思ってます。

占いって、占術は本当にいっぱいあるし、
私みたいな占い師であっても、
「すべてを理解し極める」のは一生無理なのかもしれません。


それでも、
こうやってちょっとでも教えてもらうとなるほどー!
って気付きが得られるんですね。


結局占いは、
自分を知り生き方を整えるための道具・ツールにすぎないのです。


生き方を整えるために
道具・ツールとして「積極活用」するものなのです。


より一層自分を輝かせたり、磨いたりして
自分を活かす、自分を極めるための道具です。

あなたの成長のためのヒントをくれる道具。


向き合い方は道具だから「使う・使いこなす」姿勢です。

料理で言えば、
調理器具・調理技術が占いの役割です。


自分という天然素材を、
より美味しく料理してあげる感じです。
そのために占いの情報を使って試行錯誤したり、
実際に行動してみるような手間をかけてあげる感じです。


そうすれば、
素材のままだとイマイチだと思ってた自分の一面も、
工夫すればいい味が出てきます(笑)


良かったら占いの世界の扉、開いてみてくださいね。


皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。

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