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ぷっくら焼けたよ台湾カステラ

テレビで紹介されていたレシピ、
雑誌に載っていた美味しそうなお菓子、
SNSを賑わせる美しい料理、

一度気になりだすと、どうしても食べてみたい、作ってみたいという気持ちが止まらなくなる、
皆さんにはそんな経験はおありだろうか。


もともと家族のために料理を始めた私も、最近は自分の独断と偏見で、食べたいものを作るように。食への欲望は、ジャイアン級。

先日も、人づてに知った台湾カステラの存在が
気になって仕方なくなって、とうとう自分で作ることに。

台湾カステラ自体は大して新しくもないのかもしれませんが、私の中では、それこそジャイアンもびっくりの特大ホームラン。シフォンケーキよりしっとりして、フルフルして、なんとも言えない食感に、もう虜になりました。


売ってないなら、作ればいいじゃない

マリーアントワネットさながらの、高飛車なセリフに聞こえるでしょうか。

(最近は研究が進んで、マリーアントワネットはそんなに悪女じゃなかったなんて話も聞きますね。私たちはどうしても歴史に悪女を求めすぎます。)


思い切り脱線しましたが、

私が住んでるような田舎には台湾カステラを売ってるお店はありません。

お取り寄せもできるようですが、ピンとくるものがなくて、でも、どうしても食べてみたかったので、作るという選択肢が浮上してきました。

調べてみると、レシピは巷に溢れています。

あとは実行するかどうか!

めんどくさい、時間がない、そんな言い訳を凌駕する「これを食べてみたいんじゃ!!!」という、熱い思いが私を動かすのです。
(なんだか色々と大袈裟ですが)


と、いうわけで、作ってみた


台湾カステラは、シフォンケーキと似たような材料で似たような作り方をしますが、大きく違うのは、湯煎をしながら低温でじっくり焼くところ。

私は底が抜けるタイプのスクウェア型しか持ってないので、お湯が漏れないように、型をアルミホイルで包みました。原始的でしょ。


低音でじっくり、一時間弱は焼いたでしょうか。
我が家はガスオーブンなので、ガス代のことを考えると切なくなりますが、美味しいもののためにはやむを得ません。

ヒビが入らないように、たまにチェックする


ぷっくら焼けたよ、台湾カステラ

感動の焼き上がり

ふっくらというよりは、ぷっくら(ふっくらとプルプルを表現)焼けた台湾カステラは、まず、その焼き目が芸術的。

美しい夕焼けのようなグラデーションです。
(色々と大袈裟)

美しい、、

そっと切ってみると、シュワッというなんとも言えない音がします。断面はとてもきめ細やか。

一口頬張ると、プリンにも似た卵の濃厚な旨みが広がります。程よく弾力のある生地は、スフレチーズケーキの食感に少し似てますが、こちらはもっと歯切れが良い印象です。

美味しい。美味しくて、全部食べたい気持ちをなんとか抑え、寛大な気持ちで家族にも分け与えます。


美味しいものは無限にある

実は15年ほど前ですが、一度台湾に行ったことがあります。その頃から、台湾カステラは存在していたのでしょうか。

私の知らない美味しい食べ物が世界にはまだまだたくさんあると思うと、幸せでもあり、気が遠くもなりますね。インターネットでどんなに食の知識を得ることが出来ても、実際に食べることはできないのですから。

少しでも、新しい美味しさを開拓したい、
そんなふうに思う今日この頃なのでした。




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