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夏の終わりと二層のゼリー

永遠に終わりが来なそうな、今年の夏。


日焼け止めを塗りたくり、家庭内害虫との攻防を繰り広げ、買っても買っても足りなくなる汗拭きシートに嫌気がさす毎日です。早く冬になりますように。

東北生まれの私はそもそも暑さが苦手なわけですが、苦手だからと、エアコンの効いた部屋に引きこもっていても仕方ありません。
ここは腹を括って、なにか楽しくなるようなことを考えねばと思います。


キラキラした甘酸っぱい思い出は青春に忘れてきましたが、せめてキラキラしたゼリーでも作って、夏の終わりをエンジョイしてみようと思います。

勢いで買ってみたはいいものの、全く出番のなかったリング型。今こそ出番です。


これで、可愛いゼリーを作りたいと思います。

買い物メモ

白ワイン、レモン、ミントの葉
牛乳、ゼラチン、砂糖

① レモンはシロップ漬けにします。前回の記事に詳しい作り方がありますよ。


②白ワインゼリーを作ります。これが一層目。
ワインを煮詰めればアルコールは蒸発しちゃうので、ちょっともったいない気もしますが。
器に注ぎ入れて冷やします。



③ミルクゼリーを作ります。十分に固まった白ワインゼリーに、レモンのシロップ漬けとミントの葉を並べて、上から粗熱を取ったミルクゼリーの液を流します。ミルクゼリー液は、氷水を当ててよく冷ましてから注ぎます。

ミルクゼリー液が熱いと、固まっていた
白ワインゼリーも溶けてしまいます。
かといって、あまり冷やし過ぎると
型に注ぐ前に固まってしまうので、
その塩梅が難しいところです。


冷やし固めれば、二層ゼリーの出来上がり。


「二層式」と聞くと洗濯機を思い浮かべる私は、間違いなく昭和の人間ですが、二層式ゼリーという、映えるデザートを作るイマドキな感性も意外と持ち合わせているようです。

白ワインのさっぱりとした風味と、ミルクの柔らかな甘味、その二つを橋渡ししてくれるレモンの酸味と苦味。つるんとした食感は、夏の疲れた胃腸を癒やしてくれます。


日に透けるとキラキラする透明なゼリーも、甘酸っぱいレモンも、後悔ばかりの青春を書き換えてくれるわけではありませんが、過ぎたことを悔やんでも仕方ありません。

今この瞬間、なんでもない日常の中にこそキラキラしたものが詰まっている、そう思えることが幸せだと思います。
なんでもないようなことが、幸せだったと思う、、、と、ハーモニカの幻聴がきこえてくる私は間違いなく昭和の人間です。(昭和じゃなくて平成か)




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