見出し画像

令和5年度活動体験プログラムクロージングを終えて

サポートセンターのあんbeです。

あけましておめでとうございます。
年明け初の投稿となります。

年初から震災に火災と散々な幕明けとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
被災された方には心からお見舞い申し上げます。ここからは、尻上がりに良くなっていく1年となるよう祈念いたします。

核家族化が進み、マンション住まいの単身世帯が増え、隣人の顔さえもよく分からない現代。
オンラインやDXなどで、行かずに、会わずにいろんなことができて便利になる一方で、こうしたインフラが途絶するような緊急時に頼りになるのは血縁、地縁などアナログな人間関係。
平時には煩わしいと感じるようなこともある近所付き合いや自治会、その価値を見つめ直し、或いは仕組みを見直す必要があるかもしれませんね。

NPO活動体験プログラムクロージング

さて、ところ変わって北九州は黒崎では、昨年夏から始まったNPO活動体験プログラムがクロージングを迎えました。

NPO活動体験プログラムとは

NPO活動体験プログラムは、その名のとおり、市民にNPO等の行う活動へ参加してもらい、今後の地域活動や市民活動の担い手の発掘・育成を図るというもの。
単に活動して終わりの単発ボランティアではなく、約半年、数回にわたり団体の理念や活動の意義から学び、準備し、活動し、振り返る、とNPOについてより深く知ってもらおうということを意識した事業となっています。
同時に、団体側には、ボランティアを人足として捉えるのではなく、いちメンバーとして接し、役割を割り振り、安全を管理するノウハウを学んでいただこうという欲張り企画。

昨年度から始まった本事業。2回目となった今年は、受入団体4つに対し、下は高校生から上は“おじさん”まで、計36名が集まり、クロージングを行いました。

壁新聞作り

クロージングは昨年に引き続き、壁新聞作りのグループワークを行いました。
冒頭にルールを説明し、簡単にレクチャーして、作業開始!

いざ、新聞作りへ!

なんのことはない。ただ学んだこと、気付いたこと、驚いたこと、何でも記事にして、1枚の新聞にまとめる、それだけ。

なのに、難しく、楽しい。(笑)

想いを言語化する。
文字数制限付き。
見出し付き。
読み手に伝わらないと新聞にならない。

詳細を伝えようとすると文字数オーバーし、簡略すると小学生の日記のようになる。
単語や表現の引き出しをひっくり返し、ああでもない、こうでもないと言いながら、あっという間に時間は過ぎました。

みんな一生懸命

私が加わった社会人おじさんチームの新聞は装飾が適当。(笑)
ダサいくらいがおじさんらしい、と笑いながら作業しました。

作った新聞をご紹介

それぞれ特色のある新聞ができました!

参加者はチームに分かれて、それぞれ壁新聞を作成しました。

パトロールや防犯講習を行ったK9TPGチームは、まちにどのような危険が潜んでいるか、生活に活かせることは何か、教えてくれました。

ALLOKグループは、ワンヘルスの理念や出展したフェスタの様子を華やかな新聞で報告してくれました。

私の加わったおじさんグループは、活動を通して関わった方々への感謝の気持ちと紳士に耳よりな情報を。

グループ毎に特色のある壁新聞が出来上がりました。

おわりに

いかがだったでしょうか。
参加者には今回受入れてくれた法人さんに限らず、今後とも市民活動に関心を持ち、気になる活動には是非参加いただければ幸いです。

活動に加わると、NPOといっても世のため人のため自己犠牲の精神で活動している人ばかりではないことが分かると思います。
語弊を恐れずに言えば、ただ人より少し、行動力があって、お節介なだけ。
気になることを放っておけない、自分の出来ることをしてあげたい、そんな人たちの集まりかもしれません。

そうした視点で見ると、誰しも市民活動の芽を持っています。
少し余裕があるときに、隣の人に手を差し伸べるような、ちょっとしたことから市民活動は始まるのかもしれません。

なんて少し良いことを言った風にして終わります。

P.S.
話は冒頭に戻りますが、特定非営利活動促進法は、阪神淡路大震災を契機に市民活動の機運が高まり、その制定に繋がったとされています。
いまも現地のNPOが被災者への直接的な支援のみならず、個人と個人を、或いは個人と行政等の団体とを繋ぐハブとなり、ご活躍されていることと思います。

私は遠くから見守ることしかできませんが、ご安全に活動いただければと思います。

あんbe

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?