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題名 「自分の空」

この空は高くあり
果てない志しが広がる。
人の心とは無限であり
思いの可能性は
夢の中を生きていく。
狭間に立たされ
選ぶ道のすべては
自分で決めながら
心のままに描いては
幾度となく消し去り
探求の線を繋げていく。
向かう先には
途方に暮れる現実もあり
立ちはだかる
彷徨う闇の中を進む。
動きを止め迷う日々に
深層から湧き上がる
脱する思いを空へ乗せたら
火の矢を真っ直ぐに放ち
行く末の活路を作り
打破する己の心を映していく。

          紗羅

自分が見る空は
自分で創る。

迷い道に入れば
誰かに委ねたい時もあるし
寄りかかりたい時だってある。

人間1人では生きていけない。
誰かや何かに頼りながら
日々を過ごしていく。

差し伸べられた手が
目の前にある時

ここで人の真意は問われる。

その手を掴み
温もりや優しさを
忘れないようにしながら
自分を飛躍させるのか…

手を掴んでばかりではいけないと
ここは留まり
自分と闘う道を選ぶのか…

どちらも同じくらい
大切なことだけど
このバランスが非常に難しい。

頑固さ、プライド、見栄、意地、しがらみ
自分に纏うものが邪魔して
なかなか素直になれなかったりする。

自分の思いと反対の行動を取れば
怒りや、悲しみ、閉鎖的にもなり
嘆きばかりが増えていく。

それが続けば
自分の事が嫌になり
さらに追い込まれる負のループ。

意固地になり
抱えている思いなんて
何かがあれば吹き飛ばされてしまう程
小さな感情だと思っている。

素直に受け取って
しっかりと掴み
そこから学びながら
自分と向き合っていくことで

自分の中にある空は
大きく広がっていくのだろう。

心に雨は降り続き
風が吹き荒れたとしても
強くなる自分は
晴れた虹を映すことが出来る。

残りの人生
そんな生き方をしたい。

ちっぽけな自分を
柔軟に流していきながら
体や心の滞りを良くしていきたい。

いつだって自然体でいよう。
歳を重ねていく度に
益々感じるようになっています。

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