紗羅

事務のお仕事をしながら コツコツと働いています。 ここ数年になりますが  詩を書く事が…

紗羅

事務のお仕事をしながら コツコツと働いています。 ここ数年になりますが  詩を書く事が好きになり いろんな自分や心について書いています。 見かけたら読んで頂けると幸いです。

マガジン

  • 心に響いた投稿作品

    思わず「うん」と頷いてしまう 心に留まる文章や 笑ったり、泣いたりと 感慨深く思う作品を収納しています。

  • 大好きな絵・写真・音楽

    楽しくなったり、癒されたり、感動したり 良いなぁ〜と思った作品を マガジンへ収納しています。

  • 学びの投稿作品

    学びとなった記事を収納しています。

最近の記事

題名 「一度きりの日」

毎日の出来事が過ぎ 今日と明日を繰り返し 過ぎ去る日々は 季節を巡るように 足早に変わりゆく。 現実の足跡をつけ 時には夢のように浮き 自分の存在が この地を生きる。 笑顔を見つけ喜びを知り 涙と出会い悲しみを知る。 溢れ出す感情は いつも側へ寄り添い 隣り合わせの中を 毎日めまぐるしく 駆けていきながら 自身を映す。 そこで生まれた 強さと弱さ 優しさと厳しさ すべてを取り巻く心が 小さな自分を 少しずつ大きくさせる。 一つ歳を重ねた今日は 苦楽を最期まで共にする 最愛であ

    • 題名 「人である定め」

      人として生まれた時 暗闇の下から 儚さを身につけ 輝きを探すように 始まりの風が吹く 逆らうことは許されず たった一度の今を 日々歩み続け 何かを抱いても どうあがいても 自身が存在する限り 歳を重ね先をゆく 映る姿は少しずつ変わり 生きた証が残され 自分と向き合った時 その現実を認識する 瞳を閉じる その瞬間まで 変えられぬ定めを生き その場を掻い潜り 変えていける 意志を持ち合わせ 交互に折り重ねたら 安堵の暖かい光に包まれ そのまま眠りにつきたい          紗

      • 題名 「初夏の夢」

        夏へと渡る隙間に 季節が漂い この空を 彷徨うように揺れ動く 春の香りが静かに消え 四季は風に運ばれ ゆっくりと移ろう 見つめる空に 夏を彩る星たちが控え 涼を感じる 初夏の夜は ほのかに香りを乗せて 瞳の中に魅せながら 夢へと続く メモリーラインが ページを刻む 時が止まるように それを追い越す夏の夜が すぐそこまで訪れる 熱視線へと変わるまで もう少しだけ このままで 余韻に浸っていよう          紗羅 疲れやストレスを 抱えたりして 無になって身体を癒そうと

        • あなたの詩作品を読ませて題名「愛しい予感」

          cofumiさんの企画に 参加をさせて頂きたいと思います。 cofumiさんは「恋愛詩」 さまざまな恋愛模様を描き いろんな心情を 言葉で紡いでいます。 自分も過去に 恋愛詩へ挑戦して 投稿をしましたが しっくりこなくて 難しい現実… 恋愛が持つ感性の 微妙な心情変化や とんとん拍子に切り替わる フットワークを書くのが 苦手なんだと… 撃沈したことがあります(笑) cofumiさんの文章には 恋や愛がたくさん詰まっていて いつでも、どこへでも 飛んでいくような

        題名 「一度きりの日」

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        記事

          題名 「翠色に染る」

          止まる風と 日差しを受けた 深緑を目にしたとき 乾いた心へ 潤いが満ちていく 季節の移ろいは 繊細に揺れ この時代を緩やかに 今の自分を連れて 足早に駆けぬける 二度とは戻れぬ この場所へ 定めは時に切なく 儚さの煌めきを落とす 立ち去り際に 振り向いた視線の先へ 若葉の囁きが聴こえ それは優しい香りのする 穏やかな心を そっと教えてくれた          紗羅 先週末に満開を迎えた桜は 深緑へと移り変わっていく。 華やかな桜を眺め 高揚した気持ちは 少しずつ夏へと

          題名 「翠色に染る」

          題名 「一年後も」

          南風がこの街へ届き 吹き荒れる風は 少し冷たく そして春を呼ぶように 暖かさを残していく 不安定にくすぐる季節が訪れ 短い夢の時を運ぶ 肌で感じる懐かしさは 一年前この場所に居た あの日の自分が 笑顔で映り込む しばしの時を経て 今へ辿り着き 桜舞う儚さの中へ立つ 安堵の呼吸と ひと息つく 細やかな時間 心打つ春の波は とても穏やかで しっとりと煌めきを放ち 優しい光を帯びている 今感じたこの時を このままに 旅路の先へと連れていく           紗羅 桜が満開にな

          題名 「一年後も」

          お題 「 セピア色の桜 」#青ブラ文学部

          山根さんの企画に 参加をさせて頂きます セピア色は 少し奥行きを感じる 暖かい深みを思わせます この時期の桜と とても合いますね 「セピア色の桜」 西陽が当たる窓越しに 頬杖をつきながら 訪れた春の行方を ゆっくりと眺める 春空をひらりと舞う 花びらたちが 時の流れを止め 留まりながら 季節のキャンバスを この空へと広げていく 一時である夢の中を 意思はなくとも 自らに従い 執着とは無縁のまま解き放ち この春に彩りを与える 夕刻へ染まる時 眩い西空は セピア色の桜が

          お題 「 セピア色の桜 」#青ブラ文学部

          題名 「強弱の間」

          何故生きていく その問いに 無言の風が吹き 分からぬ答えのまま 今この地を踏む 不安や怖さを抱え 怯えた心は弱さを身につけ この思いを原動力へ 力の火種を起こし 払拭していく強さを身に纏う どちらにも揺れ動き 一方へ傾きながら 時に折れそうで しなる音は痛みの証 さするように修復をかけ 癒したあとは呼吸が戻る そんな繰り返される日々は 自身に冷たい雨を降らせ 暖かい陽を浴びせるように 強弱の激しい 心の音を聴きながら 受け入れて手放す 未完成なまま その間を見つめ 流れるよう

          題名 「強弱の間」

          「帰らぬ人」 幸せは過去にはなく 止まることではない その場に求めても 何も還ることは なかったあの日 ためらいがちに俯き 遠い目をした向こうへ 蘇る若かりし姿が 陽炎の中で煌めき 微笑みに包まれた中で 手を伸ばすと またねと口にした 言葉の裏側に さよならが潜み 消えていく

          「帰らぬ人」 幸せは過去にはなく 止まることではない その場に求めても 何も還ることは なかったあの日 ためらいがちに俯き 遠い目をした向こうへ 蘇る若かりし姿が 陽炎の中で煌めき 微笑みに包まれた中で 手を伸ばすと またねと口にした 言葉の裏側に さよならが潜み 消えていく

          題名 「どこまでも」

          青い空が 遥か遠くまで続いている 見渡す限りの広大さに 眩い日差しを浴びながら 少し目を細めて 静かに息をつく 緩やかな風が通り過ぎ 自由に飛び交う鳥達も 何処かを目指して ゆっくりと消えてゆく この流れを視線が見つめ 体が追いかけるように 心も留まることなく 淡い夢を抱いた 今の自分を このまま明日へと送るように 辿り着く今日に印をつけ ほんのりと余韻を残し この空を漂いながら どこまでもゆく          紗羅 ずーっと外に居たい気分です 天気は良し 気温も高く

          題名 「どこまでも」

          題名 「陽春の候」

          暖かき風が空を舞い ほんのりと 春の香りが漂う。 麗らかなこの時に 流れゆく 緩やかな季節が 肌に軽く触れながら そっと心を撫でる。 陽は高く昇り 照らす光に春候が 広がっていきながら 瞬きすら惜しむ光景を いつまでも 続いて欲しいと願う思いは 夕刻へと受け継がれ 頬を赤く染めていく。 優しい温もりを 残したままで 今宵の時を迎え 今日と言う日の1ページが 静かに暮れていく。          紗羅 朝は雨が降り続き 少し気温は低めでしたが 日中は快晴となり 気温はかな

          題名 「陽春の候」

          題名 「思慮の合戦」

          誰一人 同じでない姿があり 心の核と言う 見えない思いを持つ。 口を開くと さまざまな言葉が飛び交い 胸を打つように 時には突き刺さり そのまま跳ね返るように 届かぬ思いも存在する。 人対人の果てない合戦は 終わることなく 曖昧を広げるように 激動を繰り返しながら 親しき中でも光線は走る。 揺れ動き 気にする心と レールを外れ 気に留めない心が 交わりショートしながら 無限にある 答えの引き出しに 折り合いをつけたり 我を通すこともある。 世を生きて 渡る間のざわめきは 折り

          題名 「思慮の合戦」

          「春暁の刻」 まだ眠りから覚めない体と心 春が訪れた朝へ 惹かれていくように ゆっくりと動いていく。 止まった自身の時を 触れた季節は 優しげに包みながら 語りかける。 目を閉じたままで 少し微笑み この記憶を今日へ運ばせる。          紗羅 気温の高い朝です😊🍀

          「春暁の刻」 まだ眠りから覚めない体と心 春が訪れた朝へ 惹かれていくように ゆっくりと動いていく。 止まった自身の時を 触れた季節は 優しげに包みながら 語りかける。 目を閉じたままで 少し微笑み この記憶を今日へ運ばせる。          紗羅 気温の高い朝です😊🍀

          題名 「思考力」

          自分が決める限界値 その場に立つ 等身大でいる今。 ここから退いていくのか この場で揺れ動くのか これからを開拓していくのか 感情と理性が蠢き 支配しながら 支配されるように 施錠された心を解き放つ。 時に情熱を持ちしなやかに 時に深沈のある趣を 交互に入れ替えながら 人格の形成を行い それが言葉となり 伴う動きとなるように 人となりを生む。 日々の積み重ねを いかに心へ留めながら 全身へ巡らせて 自身が知る世界と そこから広がる外気の全てを 見えぬままで 無の境地を感じてい

          題名 「思考力」

          お題 | 青ブラ文学部「手のひらの恋」

          青ブラ文学部のお題 「手のひらの恋」 詩を書いてみようと思い 山根さんの企画へ 参加をさせて頂きます。 題名にとても惹かれました。 題名 「手のひらの恋」 そっと握るように この想いを 自分の中で温める。 どこへもゆかないよう 時折覗き込み ゆっくりと仕舞い込む。 胸打つ鼓動は 振り子のように 揺れながら この切なき思いは 小刻みに反応して 強弱の余韻へ心が浸り 小さな恋を知る。 それはとても儚く 淡い色が瞳に映り 涙と笑顔が滲む。 いつかこの思いを 飛ばすまでに 手

          お題 | 青ブラ文学部「手のひらの恋」

          題名 「ルーティン」

          始まりを告げる時刻 この日の物語に 体と心が連動していく。 いつもの安心に そこから進む安定が 今日も積み重なり 何気ない一言は 毎日のバロメーター。 時折発する言葉が異なり 逸れてしまうことで 心拍数の不調和音に 息を切らしてしまっても 自分を忘れなければ またここに戻れる。 静かに打つ呼吸は 地に足を付き 今日の終わりを迎え また明日を目指そうとする。 いつまでもあると思うな 自分のルーティン。 それが心にあれば 今日と言う日は穏やかだ。           紗羅 お

          題名 「ルーティン」