暗がりの空に染まる白い息
長き冬の日を告げていく。
一歩踏み出すと
身体へ伝わる寒暁に
冬至の季節は広がり
この心へ沁み入る。
瞬く星が一つ
遠くの山は朝焼けを迎え
冬景色が目の前に映りこみ
悴む手を見つめ
両手を重ね合わせたら
今日も冬の旅路を進みゆく。

        紗羅
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