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アンカリング効果の使い方


こんにちは、さらです!

今回は、”アンカリング効果”について話していきます。


アンカリング効果とは、
最初に聞いた条件や数字が基準となって、
その後の意思決定に影響を及ぼすという効果です。

簡単に言うと、
情報がない場合、少し聞いただけの情報を基準に
その後の行動を判断してしまう
ということです。


例えば、

”通常価格1万円のTシャツが、今だけ半額セール中”

と書かれていると、

元値1万円という情報しかないので、

半額の5,000円が

『安い!』

とお得に感じて購入してしまう。


わかりやすいので、値引きのアンカリング効果を話しましたが

他にもアンカリング効果の例があります。


例えば、

いつもはプレゼント渡してるけど
今年の誕生日は仕事が忙しいからケーキだけだよ、ごめんね。
と伝えていた。


だけど、
実際は欲しかった腕時計もプレゼントにもらって
すごく嬉しかった。

みたいな体験も、アンカリング効果です。


これは、最初は
”今年の誕生日はケーキだけ”
の情報しかありません。

けれど、
実際はケーキだけだと言ってたのに
欲しかった腕時計もプレゼントしてくれたことで
より印象に残る誕生日になった。

こんな感じで、日常でもアンカリング効果を実感していることって
たくさんあります。


じゃあ、
このアンカリング効果をどのようにビジネスに活用するのか?
についてですが、

わかりやすいのが商品の価格設定の時です。


例えば、

『通常5000円するこちらの商品ですが、
このメッセージをみていてくれたあなたへ
特別に3日間限定で、無料でプレゼントしちゃいます!』

みたいに、アンカリング効果を使うと効果的です。


通常5000円するものが、無料でもらえるなら
欲しいと思ってる人にとって
とても嬉しいですよね。


また、欲しいと思う人もたくさん増えるので
多くの人へ自分の商品を届けることができます。


だだし、気をつけて欲しいことがあります。

それは、
受け取ってほしいから
買って欲しいから
といって値段相場よりも高い通常価格(最初の情報=基準)を伝えることです。


なぜなら、
値段相場や通常価格がどれくらいか、や
他の人の同じような商品の値段がどれくらいなのか
を知っている人には

アンカリング効果は発揮しないからです。


それに、いろんな情報をすぐに調べられる時代なので
お客さんも物事の本質を見抜く人も多いです。


無理に安いと思わせようという気持ちではなく
相場にふさわしい情報を伝えていくのが気持ちよくビジネスできるし
自分もお客さんも良い関係を作れます。


ということで今回の話をまとめると、

アンカリング効果とは
・最初に聞いた情報が基準となって、その後の意思決定に影響を及ぼす
・ビジネスで使うのに効果的なのは、価格設定のとき

という話でした。


では、また次回〜!


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