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北海道旅行記-ヒグマ編-

今回の私たちの旅の目的は2つあって、1つめがフェリーに乗ること、2つめがヒグマを見ることだった。

私はもともと動物が大好きで良く調べるのだが、日本で起こったヒグマに関するエピソードはとにかく数が多いし、その多くがヒグマが強すぎる話だ。
ヒグマはワンパンチにものすごいパワーがあるだけではなく早く走れるし、泳げるし、木にも登れる最強戦士である。そんなヒグマの中でも穴持たずと呼ばれる、最恐のクマがいる。ヒグマ怖いねエピソードの多くはこの穴持たずにまつわる話だ。
穴持たずはその体が大きすぎて冬眠する穴が見つからず、冬眠せずに冬を越すクマのことである。
巨大なクマが、食料の乏しい冬を冬眠せずに越すと食料を求めて山を降りてきて家畜や、最悪人を襲うことになる。そうして多くのヒグマ最恐伝説が生まれる。

そんなヒグマをどうしても生で見てみたい!という欲求から始まった北海道旅行。
私たちはヒグマを見れる施設の中でも特に規模が大きいと噂の登別クマ牧場に訪れた。(今回登別を訪れたのはこのため)

宿から歩いて坂を登り、クマ牧場へ行く。クマ牧場は山の上にあるので、ロープウェイで山を登った。ロープウェイからの景色は絶景で、とてつもなく広い山と海に囲まれた景色に北海道を感じた。

クマ牧場に着いてすぐにクマを見ることはせず、ひとまずクマの資料館に行き北海道の人々とヒグマの歴史やヒグマの骨格や筋肉、生態について学んだ。
ヒグマの筋肉の写真は、その筋肉の密度やゴツさが衝撃的だった。

その後クマ牧場オリジナルトリックアート展示で写真を撮り、資料館屋上の倶多楽湖展望台へ。

トリックアート

あい曰く倶多楽湖は世界一丸い湖らしく、自然のものとは思えないほど綺麗な丸型だった。倶多楽湖の絶景に私は心を奪われてしまい、東京に戻ってから2週間ほど毎日「北海道 移住」と検索していた。

美しすぎる倶多楽湖…

いよいよお目当てのヒグマゾーンへ。
遠目からチラッと見えたヒグマは遠近感がバグるほど大きかった。急いでヒグマゾーンへ向かい、ものすごく近くでヒグマと対面した。でかい…。すごくでかい、でっかーーーい!
大きすぎるヒグマにテンション上がりまくり、しかもかわいい。
手を挙げてエサくれアピールをしてくる。人間みたいだ。

クマ牧場は、クマの檻の上からクマに餌をあげることができる作りになっている。クマの立場を思うと心が痛むが、せっかく来たので檻の上へ。
サビサビの台の上に乗り雄のヒグマに餌をあげた。このサビサビの台が崩れた瞬間に、私たちがエサになる。すごく怖かったので早めに台を降りた。

あいはクマにハマったようで終始感動していた。お土産ショップで「ヒグマ注意」みたいなことが書いてある灰皿を購入していた。実家に渡すらしい。

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