見出し画像

・本には書かれていない「美しい座り姿勢」の3つの真実

#Nサロン WORDS文章教室の課題として、2つのテーマで投稿チャレンジします。
1本目は、雑誌や書籍で「美しい座り姿勢」のようなものが解説されていた時に
この3つを知らないと腰痛や肩こりに悩まされることになるかも!?という落とし穴について解説します。

①:「坐骨に座る」時に知っておきたいポイント②:美しい腰の「イメージ」、ちょっと待って!③:美しい上半身の「イメージ」も、一旦保留!

①:「坐骨に座る」時に知っておきたいポイント

ヨガや瞑想が一般的になったので、座る際に「坐骨」に乗るといいよっていう話を聞いたことのある方も多いと思います。
体重は骨で支えているので、座った時、骨盤の後方最下部の坐骨(下図)に乗ろうというのは
構造上大正解☆です。

が、椅子に座る場合、特に女性に留意して頂きたいことがあるんです。
それは、太ももの後ろ側にお肉があるということ。(ちょうスリムな方は読み飛ばしてください!)

椅子の上にはお尻(坐骨)以外に脚(もも)も乗っていますよね?
女性は脚のお肉がふっくらしている傾向にあり
このお肉によって「坐骨に乗る」力の分量がかなり変わります

試しに椅子に深く座った時と浅く座った時で、坐骨にかかる力がどのくらい違うか確認してみてください。
結構バランスが違うと感じられる方も多いのでは?

なので、「坐骨」にこだわりすぎると、腰回りの筋肉を不要に使って腰痛になったり
坐骨に体重を乗せようと頑張ることで肩や首に負担をかける場合もあります。

座る際は、坐骨にこだわりすぎなくても大丈夫!
ということをまず覚えておいて下さい^^

そして2つ目。
②:美しい腰の「イメージ」、ちょっと待って!

美しい座り姿勢の写真やイラストをイメージする時に
腰がしゅっと反っている図を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
そのイメージが強いと、知らず知らずのうちに「そり腰」になるかもしれません。

下の骨格図を見てほしいのですが、腰回りの骨(腰椎)はそもそも「反って」いるんです。
背中を丸めても、完全に背中側にまるまることはありません。
たまに骨盤が後傾している状態の解説図で腰椎が背中側にまるまっている絵がありますが
そこまでいくと多分、ひどいヘルニアで病院に行かないといけないと思います…。

また、お尻が平たい人であっても、完全に出っ張りがない!という人はいないでしょう。
ですので、背中~お尻のラインを考えた時に
腰椎のカーブによる前側への湾曲+お尻によるでっぱり=自然な状態でも腰は反って見える
というわけです。

背中側は日常的に視界に入ってこないので、事実を知らずに写真や図のイメージによって「美しい」を目指すと
そり腰を誘発して腰痛・肩こりの原因になりがちです。

3つ目。
③:美しい上半身の「イメージ」も、一旦保留!

「いい姿勢」「美しい姿勢」というワードが飛び出した時に
一番ありがちなのが、胸を反らす・引き上げる動きです。

が、これも身体の構造に当てはまらないんです。

骨ばっかりで飽きちゃうかもですが、もうちょっと!お付き合いください。
胸を張ったり反らしたりする動きは「胸椎」(と肋骨)で起きますが
この胸椎は、背中側に曲がっているんです。

ということはつまり、これを過度に反らせようとする、引き上げようとすると
本来のカーブが殺されてかなりしんどい姿勢を維持することになります。
また、胸を反るのとセットでやりがちなのが「きをつけ!」ですが
きをつけで使う筋肉は身体の中でも特に大きいものが多く、しかも首・肩にダイレクトにひびくので
肩こりの原因になっている場合も多いのです。

「美しい」「いい」の定義には色々あると思いますが
きをつけ!てきな姿勢は見た目の緊張感が強いですし、海外の方から見ると違和感が強いといいます。
肩、ひいては腕の動きも制限するので、デスクワークにも向かないですね。

ここまでを踏まえて、
じゃあ「美しい座り姿勢」ってどうしたらいいさ?ダメなことばっかなの?
っていう疑問にお答えしたいと思います。

上半身は脊椎を中心にできていて、
②③で書いたように、脊椎のもともとのカーブ(このカーブ具合は人により多少異なります)を生かして
楽で自然な状態にしていれば、美しく見えるようになっています。

私、猫背なんです!っていう人は(実際そうかもしれないけど)
ひょっとして背中は「まっすぐ」だと思っていませんか??
背骨は曲がっているものなので、まっぐにしようとしたり、逆に見た目にこだわりすぎてカーブを大きくして
身体をいためたら元も子もありません。

そして、その上半身が坐骨(骨盤)の上で自然な状態でい続けられるポイント
坐骨(骨盤)は「股関節から動く」ということを知っているだけで大丈夫です。
腰からでもお尻からでもありません。
下図のようにかなり脚の上&内側にあるのですが、この関節によって坐骨が椅子の上で動けると
無理に腰を反らせたり胸を反らせたりする必要がなくなります。

なぜなら、背骨は骨盤の上に乗っかっているから。
骨盤が自由に動けることは、背骨(脊椎)のバランスの変化にいつでも対応できることだから。

美しい&負担のない姿勢で座るために、本や写真では伝わりづらい3つのポイントをご紹介しました。

#note #Nサロン #WORDS文章教室

読んでくださりありがとうございます☆サポートで美味しいコーヒーショップのミルクティを飲んで、またよい記事が書けるようにお勉強します!