ミャンマー / バガン情報局

東南アジアの日系旅行会社サラトラベル代表 SARA HASHIMOTOです。noteで…

ミャンマー / バガン情報局

東南アジアの日系旅行会社サラトラベル代表 SARA HASHIMOTOです。noteでは少し踏み込んだ書き方をします。 ☆HP https://www.sara-tour.com ★FB @bagantour ★公式ブログ バガン便り 画像は©サラトラベルミャンマー 無断転載禁止

最近の記事

ミャンマー観光 2023年7月

2023年に入り本格的に観光再開が進んできたミャンマーですが、特にこの半年でだいぶ状況が改善しましたので少しご報告したいと思います。 まず、バガンやガパリ、インレー・カックーだけでなく、ゴールデンロックやバゴー、ピンウールインあたりも外国人の観光客が戻ってきています。 これは、観光地の治安が落ち着いてきていて、宿泊施設なども受け入れを再開していることが大きいです。 ゴールデンロックも山頂のホテルに外国人旅行者が以前通り宿泊できていますし、マンダレーの高級ホテルなども全面再開

    • タイ観光、最低14日間の旅行日程を提案へ

      タイ観光相であるピパット・ラチャキットプラカーン氏は、プラユット首相と会談し、トラベルバブルにより観光を再開するにあたり、観光客に最低14日間の旅行日程を課すことを検討しており、近々総会にて提案すると発言しています。11日付バンコクポストが報じています。 これは入国後隔離を免除する代わりに、指定された5つの地域、チェンマイ・サムイ島・クラビ・プーケット・パタヤのみ滞在することが可能で、14日間が経過し陰性が確認されれば他の地域に自由に旅行することができるというものです。

      • バガンでいちばんいい車

        ※本記事は2014年に書いたものです。 バガンでいちばん良い車は何だか分かりますか? それはユニセフの車です。 いつ見てもピカピカで、同じ真っ白のランドクルーザーが3台いっしょに走るので目立ちます。 地元の人に何の団体だか知っているかと聞くと、たいてい「知らない」と答えます。 少なくともお金をふんだんに持っている会社だと思っている人がほとんどです。 ヤンゴン事務所の破格の家賃で問題になっています。 慈善事業じゃないとは思いませんが、視察に来た要人やVIP客を乾燥地帯の貧

        • タイ・エアアジア、9月からバンコク⇔福岡線を就航

          ※本記事は7月5日現在のものです。最新の情報をご確認ください。 国土交通省は7月2日付でタイ・エアアジアの国際航空運送事業を許可し、9月2日から福岡⇔バンコク・ドンムアン線が週3便の予定で運航を開始する見通しになったということです。 なお、まだエアアジアのウェブサイトでは予定が出てきませんのでご注意ください。 世界的にLCCの経営が厳しいと言われている中で、こうやってエアアジアがけん引してくれると航空業界全体としても先行きが明るくなるのではないでしょうか。

        ミャンマー観光 2023年7月

          再営業許可を取得したバガンのホテル一覧

          ※本記事は7月3日現在のものです。最新の情報をご確認ください。 既に報道されている通り、バガン・ニャウンウー地域で現在21軒の宿泊施設が営業再開の認可を得ています。そのすべてが営業を再開しているわけではありませんが、このうち18軒の施設名が分かりましたので列挙してみたいと思います。 現在確認できている再営業許可取得済みの宿泊施設 BAGAN VIEW HOTEL BAGAN HOTEL RIVER VIEW AYEYAR RIVER VIEW HOTEL ROYAL E

          再営業許可を取得したバガンのホテル一覧

          タイ観光大臣 「8月にもパッケージツアーにより観光客1日1000人受入れ」

          タイ観光・スポーツ大臣であるピパット・ラチャキットプラカーン氏は、タイ旅行業協会(ATTA)とタイ観光協議会(TCT)に対し、チェンマイ・サムイ・クラビ・プーケット・パタヤの各観光地が含まれる6~7日間程度のパッケージツアーのモデルツアーを作成するよう求め、これによって8月にも観光再開の第1段階として14日間の入国後隔離なしで1日1000人の外国人観光客を受け入れる予定だとしています。 そして、観光地のPCR検査の実施能力が高ければ、受入客数もそれに応じて増加するだろうとい

          タイ観光大臣 「8月にもパッケージツアーにより観光客1日1000人受入れ」

          日本政府、商用目的の往来再開第2弾に向け、月内にもミャンマーを加えた各国と協議へ

          日本政府は商用目的の往来再開を、ベトナム・タイに引き続き、第2弾として台湾とブルネイ、ミャンマーを加える見通しだと、本日付の日経新聞が伝えています。 ※ソース(有料記事) この記事によりますと、第1弾の4ヶ国の中で出入国の条件面で折り合いがついたベトナムとタイとは今夏にも往来を緩和、台湾、ブルネイ、ミャンマーについては7月中にも協議を始め、秋までに合意して往来の再開を目指すということです。 なお、第2弾にはシンガポールとマレーシアも候補に挙がっているということです。

          日本政府、商用目的の往来再開第2弾に向け、月内にもミャンマーを加えた各国と協議へ

          タイ民間航空局、明日7月1日からの国際線運航を承認

          タイの民間航空局は、条件付きとしながらも明日7月1日から国際線の乗り入れを再開させると発表しました。バンコクポストが報じています。 お伝えしている通り段階的な入国規制の緩和を発表しているタイ政府ですが、タイ政府は昨日、第1グループとなる企業経営者やタイ人の配偶者、ワークパーミット所持者らを入国させることを承認したということです。 なお、通達によりますと、外国人では次に該当する人が入国可能になるとしています。 ・タイ首相により入国を許可または招聘された人物 ・タイ国籍の配

          タイ民間航空局、明日7月1日からの国際線運航を承認

          “バガン固有の7種の鳥を守れ”

          マンダレー管区林業局のゾー・ウィン・ミン氏は、ミャンマーにしか見られない固有種の鳥類は9種確認されているが、そのうち7種までもがバガン遺跡考古地域に生息していて、捕獲する者が後を絶たないために、現在啓蒙活動を行うべく関係各所に協力を依頼していると述べています。 現在観光客の減少により野鳥が人家に近づく機会が多く、これを捕獲する地元住民が増えているのだというのです。ただバガンガイド協会のトゥン・トゥン・アウン氏によりますと、現地では既に捕獲防止の措置をとっているために、現時点

          “バガン固有の7種の鳥を守れ”

          ミャンマー国際線 離着陸禁止措置、7月31日まで再延長

          6月30日までとなっていた国際線旅客便の離着陸禁止措置ですが、27日発出された新型コロナ防疫対策措置の延長に伴い、7月31日まで再延長となりました。 またミャンマー外務省は28日、外国人のビザ免除の停止やビザ発給の一時停止を含む入国規制を同様に再延長すると通達しています。 なお、以前お伝えしたやむを得ない事由でミャンマー入国を希望する場合には例外的に可能だという措置は継続していますので、在外大使館に申し出るよう告知しています。 6月26日の段階で、ミャンマーナショナル航空

          ミャンマー国際線 離着陸禁止措置、7月31日まで再延長

          “パゴダの中からまたパゴダ”の不思議

          上の写真は2016年に起きたバガン地震の際に崩れたパゴダです。 驚くことに外壁が崩れ、中からさらに古い仏塔が顔を出しました。バガンには、他にもいくつかこういうパゴダがあります。 ©サラトラベルミャンマー これなどはもともと崩れていて中が見えていたのですが、地震で左側の白い部分が出てきました。当時のままの漆喰ですね。バガン初期のものと思われるオリジナルの美しい彫刻がそのまま出てきたわけで、大変貴重です。 さて、なぜこのようなマトリョーシカ人形のように、パゴダの中からパゴダ

          “パゴダの中からまたパゴダ”の不思議

          なぜスリランカとバガンは仏塔様式が異なるのか

          さて、スリランカからバガンに戻ってみますと、1165年ときのシンハラ王・パラクラマバーフ1世は多くの分派がはびこっていた上座部を一本化し、大寺派を正統とする宗教改革を行います。これがいわゆる「南伝仏教」と呼ばれるもので、つまり南伝仏教によって上座部が東南アジアに広がったというのはまったくの誤りなのですが、スリランカを兄として敬意をもっていたバガン仏教界では侃々諤々の議論が巻き起こり、200年にわたって宗教論争が続き、次第に大寺派に吸収されていったとされています。 ですので、

          なぜスリランカとバガンは仏塔様式が異なるのか

          バガンのピタカ(三蔵経)のはなし

          8月1日から観光再開となったスリランカ・ポロンナルワ遺跡です。バガンにとってはまさに兄弟といってもいい存在で、バガンがビルマ史上初の統一王朝の王都であるのと同様、ポロンナルワも同じ11世紀にシンハラ王朝が再興した都です。 タトゥン国を滅ぼしたバガンは、バガン遺跡に残るピタカタイに三蔵経典を納めますが、当時ヒンドゥーの侵攻によって国家が寸断されていたスリランカ・シンハラ王朝にもこの経典がありませんでした。そしてスリランカ考古庁

          バガンのピタカ(三蔵経)のはなし

          モルディブ、7月15日から隔離なしの観光客受入れ再開

          長期滞在やビザ有料化などを前提にした再開計画を発表していたモルディブですが、入国条件を急転換し、通常通りの入国を再開させることになりました。 ※プレスリリース:Maldives will re-open for international tourists on 15th July 2020(PDFファイル) 入国条件の概要は以下の通りです。 ・リゾート島(1島1リゾートなど)は7月15日から ・ローカルアイランドは8月1日から ・到着時の30日間有効の観光ビザ免除

          モルディブ、7月15日から隔離なしの観光客受入れ再開

          タイCCSA 「7月1日から5万人の特定外国人が入国、8月1日から“ヴィラ隔離”で観光客受入れを目指す」

          タイ・新型コロナ感染症対策センター(CCSA)報道官は昨日24日、段階的に緩和される外国人の入国について、来週から約5万人の外国人が来訪するだろうと発言しています。 この記事では、最初に入国を許可されるグループとして次の目的の外国人を挙げています。 第1グループ:企業経営者など,技術者,専門家,タイ人の家族,教師,学生,隔離に同意した入院患者 そして、このうちのほとんどは14日間の隔離対象になるということです。 また、このうち医療受益者とウェルネスツーリズム(健康目的の

          タイCCSA 「7月1日から5万人の特定外国人が入国、8月1日から“ヴィラ隔離”で観光客受入れを目指す」

          バガンのホテルとゲストハウスが再開へ向けて準備中

          新型コロナの影響を受けて多くの宿泊施設が閉鎖を余儀なくされているバガンですが、国営紙は先だって認可を受けた8軒の宿泊施設に引き続き、保健省のガイドラインに沿った防疫対策が備わったと認められた20軒のホテルと1軒のゲストハウスがマンダレー管区政府から許可を得て再開できる見通しになったと伝えています。 なお先日再開した8軒の宿泊施設というのはバガンヘリテイジホテル、オーリアムパレス、アレインダマールなどで、さほど集客力のあるホテルではありませんので、人気のあるホテルなども含め、

          バガンのホテルとゲストハウスが再開へ向けて準備中