見出し画像

かんじる ととのう

久しぶりに散歩に出ました
いつも歩いていた馴染みのある道ですが、季節は刻刻と移ろいでいて
「この木は、こんな形の葉を付けていたのか」
「葉は、こんな色していたっけ」
「葉が風で吹かれ、枝はこんなにも空高くまで、枝の先の先の、そのまた先にまで、みなぎって、伸びゆくのか」
まるで、今、ここが、初めて通った道のような、そんな感覚になりました

目の前にある
今、この瞬間の景色
心に触れる光景を、ただただ、味わっています

猫がお手本と書きましたが、もっとよくよくよーく、感じていくと…

両手いっぱいにすくいあげた水を、一滴として、取りこぼすことなく
"わたし"という、器へと注ぎ込む…

"わたし"という種が、ふかふかの土の布団の中で
"わたし"が感じたことは、誰にも、何にも、心置きなく、じっくり時間をかけて、身体、心、種に、"わたし"に浸透してゆく…

そんなイメージが浮かびました

呼吸を深く、深く、吐いて、吐いて、吐いて、吐ききって、吸う
頭から手先、足先の、すみずみまで、巡り巡る

わたしが 感じたこと を味わうほどに
わたしは、わたしで在る
わたしは、立ち還る
今、この瞬間から

外 だけでもない
内 だけでもない

丁度よい
心地よい
塩梅

今、ここで、感じていることを
つぶさに、すみずみまで感じきる

内 を ととのえる こと
わたし を ととのえる こと

 



サポートいただけますと ハートから よろこびがあふれます♨