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友達とお揃いのアクセサリー

子供の頃に憧れたもの。

「友達とお揃いのアクセサリー」

それを叶えたのは、大人になってからでした。

遠方に住む友達。

きっと会うことのない友達。

最初「お揃いのアクセサリーが欲しいね」という話になった時、たしか…「いいね」とは言ったものの、本気だとは思っていませんでした。

けど何度かその話が出て、友達が本当に「欲しい」と思ってくれているのが分かり、去年のクリスマスだったでしょうか。

お揃いのアクセサリーを持つに至ったのです。

とてもワクワクしたことを覚えています。

お互いが好きなデザインを伝え合って、話し合って、ブランドサイトを見て、欲しいデザインを探して。

話し合って意見を擦り合わせて、その中から欲しいものを決めて、最後に色の相談。

色は3色出し合ったのですが、その中でふたりで選んだ色があり、それに決定しました。

革製のブレスレット、ブロンズチョコレートのようなブラウン。

私はお気に入りのアクセサリーを毎日着けるタイプなので、最初は硬かった革も、半年近く着けていたことでかなりやわらかくなりました。

革にした理由は、別の友達に「革を育てるっていうのも楽しいよ」と教えてもらったことがきっかけ。

今、確かにやわらかくなった革を見ると、友達と過ごした日々の大切さと幸せを感じられます。

これにしてよかったと、しみじみと感じます。

楽しいことばかりではなかったけれど、私と友達は今日も縁を大切に持ち続けています。

どちらかが何か失敗して、どちらかを傷つけても。

受け止めて、許して、離れていても、側に居る。

とてもとても大切で大好きな友達なのです。


sarari


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