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久しぶりに荒れていました

先日、仕事が休みだったので、母を親戚の家に連れて行きました。
この家に連れて行って91歳の姉と会うと、母は必ず覚醒したようになり、家に帰ってから荒れます。

この伯母はまだ車の運転もしていて、頭もとてもしっかりしています。
昔から伯母と張り合ってきた母は、この人にだけは負けたくない様子。

家に帰ると、さっそく書棚の書類やアルバムを片っ端から引っ張り出すのです。

そしてアルバムの写真を「こんな貼り方を自分はしていない!」などと、私たち家族を責め立てます。

あげくに「これは自分のじゃない!」と、携帯電話やメガネを持って来たり。

置いて行かれても・・・

出勤前のただでさえ慌ただしい時間に来られると、夫と二人で「虐待したくなる気持ち、ちょっとだけわかるね。」と、つい言ってしまいます。

もちろん、しませんよ。
少しすれば落ち着くとわかっているので。

それでも今回は特にひどかった。
久しぶりの被害妄想で明け方まで騒ぎ立てたり・・

そんな時は顔も見たくなくなります。
会社から電話するのも嫌で、帰ってから恐る恐る部屋を覗きます。

すると、お盆に準備しておいたあれこれに手も付けずに、日中ずっと寝ていた様子。

ぐっすり眠ったからか、数日前の落ち着いた状態の母に戻っていました。
既に伯母と会ったことも忘れたようです。

すると、朝は顔も見たくなかったのに、足の爪を切ってあげたりと優しくできます。

認知症の人は環境の変化に敏感で、時に不穏になるという事は知っています。
それでも、元気なうちに伯母と少しでも過ごさせてやりたいとも思うし・・・

悩ましい選択です。






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