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I・M・ペイの階段

ルーヴル美術館にガラスのピラミッドがある。
それを設計したのはI・M・ペイ(イオ・ミン・ペイ)という中国系のアメリカ人だということはご存知でしたか???

彼は、ジョン・F・ケネディ図書館
(マサチューセッツ州 ボストン)

中国銀行本店(北京)

イスラム美術博物館(カタール ドーハ)

ナショナル・ギャラリー東館(ワシントン)

などなどを設計した
世界規模で活躍された建築家だ。
実はそんな彼の建築を日本でも楽しめる
場所があるのをご存知でしたでしょうか?

場所は滋賀県にある甲賀市という町です。
忍者の町で有名ですよね。そこに
MIHO MUSEUM という美術館があります。
日本では以外と知名度が低く、もしかすると
ご存知ない方もおられるかもしれません。

エジプト、アジア、日本と時代ジャンルを超え
さまざまな作品を所蔵しており、中でも
日本画、東洋陶器、仏教美術は
かなり種類も豊富で、特別展もよく
やっているので飽きません。

辻惟雄さんが館長を務められていた時期も
あります。美術書『奇想の系譜』で知られ、
伊藤若冲を世に広げた方で有名なひとです。

そして、今回お伝えさせていただきたいこと。
それは彼の建築に接する中であることに
気がついたのでもしよければ
お伝えさせていただきます。
それは美術館入り口前にある
階段についてです。

いつも階段が登りやすいなあと漠然と
思っていました。だいぶ前に訪れたときに
あることに気がついたのです。

それは入場前の階段は
下方向に数センチあるいはミリ単位で
角度がついていたことです。僕は急いで
階段を水平にして眺めました。

         ✳︎


分度器で計ったわけではありませんが、
たしかに気がつかない程度に数ミリ
程度の勾配がつけられていたのです。

だから階段を上がる時に登りやすかった
のかと納得しました。

けれど降りるときにストレスもありません。
この階段の角度を思い出したときにふと、
以前エッセイで読んだ中で出てきた
『名人危うきに遊ぶ』とはこのこと
なのかもなあとふと思いました。

関西に行かれる機会がありましたら
ぜひ1日ゆっくりとした時間をとって
行かれてみてください。

すてきなひとときを過ごすことが
できること間違いないでしょう。


P・S    ちなみに館外のランチもおすすめです。

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