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PowerPointで魅せるスライド資料

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パワポの操作方法とともに、スライド資料の「魅せ方」も同時に解説。パワポも使えて魅力的な資料も作れる、そんなあなたに変身しよう!
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記事一覧

Vol.20 【スライド資料の最後のページ】

スライド資料の最後のページには、何を書きますか? 話の流れの最後のページで突然終わる 話の内容の「まとめ」を書いて終わる 「ご清聴ありがとうございました」スライド あなたは、上記のいずれかを選んでいませんか? 答えは全然 別なところ にあります。 プレゼンの最後のページは、印象付ける最後のチャンス!突然ですが、 わたしは、財布を忘れることもあるがパソコンが得意だ。 わたしは、パソコンが得意だが財布を忘れる 一行目と二行目どちらが「パソコンが得意」という印象が

Vol.19【見た目を揃えたデザイン】

Vol.1~18で一通りのスライド資料の作りこみを行ってきました。 Vol.9で文字だけだったスライド(下図)が、 Vol18までで、図もグラフもアニメーションも表も入ったスライドになりました。 今回は、わたくし讃良屋がこだわっているデザインの「揃える」について、触れてみましょう。 揃える!揃える!揃える!デザインの基本は、「揃える」ことです。 テキストボックスを2つ使って、SHIFTキーを押しながら2つともクリックし複数選択し、[ホーム]の[描画図形]の[配置]をク

Vol.18【スライドショーの作りこみ】

今回は、いよいよ本番を意識したスライドショーの作りこみです。 パソコンを持参してプロジェクターに投影すると、プロジェクターには全画面にスライドが、手元のパソコンにはスライド以外に様々な表示が出現します。 そこには、マウスポインタを受講者に見えやすくするツールや、差し込む余談などのネタを書いておくスペースがありますよ。 スライドショーの操作スライドショーは、マウスのボタンクリックで次のスライドに移動しますが、キーボードの[←] [→]キーでも操作できます。 スライドショ

Vol.17【表を組み込む】

今回は、パワポに表を組み込みます。 「力」のある表を組み込むことで、受講者や聞き手を惹きつけるスライドとなります。 表を組み込む今回は次のページを表を用いて表現力を付けてみます。 このページ、よく見ると「リスク」と「強さ」を示しています。 リスクは1行の表に2列作り「リスク」と「元本割れ」の文字を、 強さは2行の表に2列作り「強さ」が1列目、2列目に「複利」と「インデックス投信」の文字を配置してみます。 メニューの[挿入]の中の[表]をクリックし、選択します。 表の

Vol.16【SmartArtを使いこなす】

今回は、便利なのになかなか使いこなせていない「SmartArt」 このスマートアートを使いこなせば、スマートな表現ができるようになります。 スマートアートの種類を見てみましょうメニューの[挿入]を選択すると、[SmartArt]をクリックします。 それぞれの表現の種類を見てみましょう。 (スマートアートの全種類を羅列しているサイトは日本初だと思いますよ!) リスト 手順 循環 階層構造 集合関係 マトリックス ピラミッド 図 スマートアートの操作方法「こ

Vol.15【アニメーションを付ける】

今回は、スライドを表示する際に、ページめくりだけではなく、ページ内の要素を順に出現させるアニメーションについて、設定方法を説明したします。 アニメーションのサンプル今回は次のようなアニメーションを付けてみます。 今回作成するアニメーションは以下の動きとします。 アニメーションを付けるメニューより[アニメーション]を選択します。 まずは最初に出現させるグラフを選択します。 選択すると、メニュー中のアニメーションが使用可能となります。 グラフは表示させる(アニメーショ

Vol.14【グラフを入れる(伝わる編)】

前回はグラフをかきましたが、スライドで詳しいグラフやグラフの数値を書いても正直、「誰も観ていません」 グラフを書いて見える化して「何を」説明したいのか、そこに焦点を当てて考えます。 サンプルのグラフたんす貯金のグラフ これは単純な足し算でしかない「運用利益はないんだよ!」ということを表現したい。 「面白味」のない貯蓄方法だということを表現したいので、あっさり目で表現してみました。 定期積立のグラフ これは「運用利益はでるけれど。。すごく少ないのよ」ということを表現した

Vol.13【グラフを入れる(シンプル編)】

パワポにグラフを入れてみます。パワポ自体にあるグラフ作成ツールで入れる方法を今回は説明します。エクセルを組み合わせて複雑なグラフを入れる方法は【グラフを入れる(エクセル連動編)】でご紹介します。 グラフの種類を考えようこのページにグラフを入れようと思います。どのようなグラフが効果的か考えてみます。 「2万円を毎月つみたてると7年間で168万円になるグラグ」 です。 時系列ですから折れ線グラフかな? [挿入]の中の[グラフ]をクリックしたくさんのグラフの種類から一つを選択し

Vol.12【イラスト・写真を入れる】

スライドにイラストや写真を入れてみます。 画像ファイルを挿入するパソコンに保存している画像をパワポに入れてみましょう。 [挿入]→[画像]をクリックします。 [このデバイス…(D)]をクリックします。 図の挿入画面より、入れたい画像ファイルを選択して開きます。 選択したファイルが入りました。 画像を文字の背景に移動する画像の上で右クリックします。 表示されるメニューより、[最背面へ移動]をクリックします。 画像が文字の背面に回り込みます 最背面に移動させた図

Vol.11【文字飾りを意識する②】

前回に引き続き文字飾りの技術をお伝えします。 今日の文字飾りのバリエーション ・白抜き文字 ・アンダーラインを付ける 白抜き文字生地に色がついていて、文字が白い装飾です。 装飾したい文字をマウスのドラック&ドロップで範囲選択をした後、 [ホーム]→[フォントの色]の下矢印部分をクリック、 白を選択します。文字が白くなってしまいますがそのまま次の操作をします。 次に、文字選択はそのままで、[蛍光ペンの色]ボタンの下矢印部分をクリックします。 色を選択すると、文字の

Vol.10【文字飾りを意識する①】

文字だけのスライドでも、結構見栄えしますし、とりあえずであればセミナーなどができそうですよね。 今日は、もっと文字を飾ってみましょう。 文字装飾文字を「読むもの」ではなく「見せるもの」として扱うページがあったら、文字を飾ってみましょう。 文字飾りのバリエーションを持つと楽しくなりますよ。 文字飾りのバリエーション①(明日は②です) ・一文字ずつ色を変える ・窓に色をつける 一文字ずつ色を変える黒一色から、一文字ごとに色を変えるだけで、見栄えがします。背景色とのバラン

No.9【スライドを作り出す】

構想が決まったら、いよいよパワポづくりです。 この時点で、「パワポ作るの面倒だなぁ」と思っている方は熱意が不足しています。再度、構成を組みなおしてください。誰に何を伝えたいのか?深堀しましょう。 この時点で、早く伝えたい!早くセミナーしたい!早くプレゼンしたい!という方、その気持ちを抑えずに突き進みます。 「文字だけスライド」を作る構成を考えるとスライド化したくなりますよね。 1枚1枚丹精に作っていると、全体像を見失ってしまう可能性が高いです。最初の方のページは綺麗に

No.8 【全体のストーリーを作る】~③ページネーション(構想)~

前回はこのようなシチュエーションでストーリーの粗削りを作成しました。 はたして、「これから始めたい」聞き手はこの流れで魅力を感じてもらえのか考えてみます。 聞き手の気持ちになって見直す「初めて投資をする人は、仕組みより元本割れのリスクを一番気にするなぁ」 「難しいと思っているだろうから、運用はほったらかしでいいことを伝えないとなぁ」 と、自分が初めてNISAするときに思ったことを思い出して、あれこれ考えてストーリーの順番を変更してみましょう。 これなら、受講者が聴いてい

No.7 【全体のストーリーを作る】~②ページネーション(構想)~

ページネーションを下書きする「だれ」に「なに」を伝えるかを決めたら、いよいよスライド資料の構成を考えます。ここでも聞き手の気持ちにそった構成とします。 はじめに必ず持ってくるのは、自己紹介です。 聞き手は、「この人の話を信用してよいのだろうか?」と不安いっぱいです。その不安を取り除いてあげましょう。 つぎに、今回の資料で何を伝えたいのかのゴールを示します。聞き手は「この時間で何を教えてくれるのかな?」と不安に思ってます。ゴールを示しておくことによって聞き手を迷子にさせない