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地域密着型金融を通じた地方創生・ SDGsへの 取組みについて


事例105:「事業引継ぎ.net」活用による”地域内”事業承継仲介
     福邦銀行(福井県)

図1

①背景・経緯等
■北陸における事業承継問題への取組み。帝国データバンクの北陸 3 県 8866 社対象の調査では後継者不在率54.2%、売上高「1億円以下」の零細企業の後継者不在率は66.7%。
※出所:帝国データバンク2017年 北陸3県後継者問題に関する企業の実態調査より

②取組の内容
■富山銀行、金沢信用金庫、インクグロウ(株)と連携し、専用プラットフォーム「事業引継ぎ.net」で事業の引継ぎや譲受を希望する企業の情報を登録。3金融機関の情報共有により、より多くのマッチングにつなげる。中小企業の60~70代の経営者はWEBサイトによる情報収集に消極的。また多くのサイトでは案件が首都圏に集中。WEBサイトで知っただけの企業では不安で引継ぎを前向きに考えにくい等からの取組み。金融機関の行職員がサポート(売り手、買い手双方に金融機関担当者がつく)し、北陸3県内での案件数確保のため、地域・業態の枠組みを超えて連携。行職員専用のクローズドサイトを仕組みとして活用することがポイント。

③成果(効果等)
■2019年8月よりスタート。日本経済新聞および地元紙に連携開始を紹介される。

図2


(参考)事例集

次回のnoteでは、愛知銀行(愛知県)の取組みを紹介します。


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