さりとて

感じたことと短い創作。画像付きでupしているのが創作です

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最近の記事

ひとりぶん

私は何にでもなれると思っていた あの思春期は無敵だった それは誤解だと突然気づいた 私は私一人の人生しか背負えない ひとつの時間しか生きられない 私は宇宙でひとりだった 私は脆いひとつの魂だった -. なりたいものってたくさんあるのにその中でもなれるものって本当に少しなんだな と、ぬるいシャワーを浴びている時に思いました かなしいな -.

    • There will come...

      アメリカの詩人、Sara Teasdale(サラ・ティーズデール)の作品のひとつに"There will come soft rains"という詩があります。 以上が原文。 https://7cascades.blog.fc2.com/blog-entry-6.html こちらのブログで、素敵な訳文が見られます。 すごい詩ですよね。 (War Time) と始めにあるように、第一次世界大戦中に作られた作品のようです。 (英語版Wikipediaに詳しくのっています) 私

      • 叫んでは枕に埋もれ消えていく この声いつか星座となって

        • 無機質で硬質なもので心ができていたら あなたのそれを手に取って あなたの思考に触れてみたかった そうすれば、きっと こんなにこわい思いを しないですんだはずなのに

        ひとりぶん

        • There will come...

        • 叫んでは枕に埋もれ消えていく この声いつか星座となって

        • 無機質で硬質なもので心ができていたら あなたのそれを手に取って あなたの思考に触れてみたかった そうすれば、きっと こんなにこわい思いを しないですんだはずなのに

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          死の短歌

          死に絶えてその先にある光なら別にいらない ほしいのは今 姦しい世界と思っていただけで 海の中腹 ただ鎮まって 贈るならレクイエムかと微笑んだ そんな君には透明なハグ 死の狂気胸に渦巻く私を何事もなく乗せる快速 死にたいが希望であるなら絶望はいつ訪れると思う今際 死ぬために電車乗るから化粧する 死ぬ間際まで人目気にして 安楽死制度が導入されるまで死なないでおこう なんて無理だよ 足元に落ちた雫はさらに下 波にもまれて我と消えゆく 死に方を考える夜 暗闇で目を開け

          死の短歌

          こぼれる

          夜になると華がこぼれる 私のなかで密かに 脳漿を劈くような言葉 それを求めている 私は求めるが故に書いている 描いている 搔いている 尾骶骨のまわりの淑やかな肌を その快楽は水をこぼす 華に与えたはずの水 こぼれる -- 久しぶりにログインしました いろいろと状況が変わり、求める言葉や表現も変わってきたなと思うこの頃です また徒然に投稿する、かも? --

          こぼれる

          朝日がのぼるから 僕はそれまでいた闇が夜だったと知る 涙がこぼれるから 僕はいままでどれだけ本気だったのかを知る

          朝日がのぼるから 僕はそれまでいた闇が夜だったと知る 涙がこぼれるから 僕はいままでどれだけ本気だったのかを知る

          ほんとうの

          夕さり 焼けることなく日が沈む 青と白と橙 ほんとうの空の色 太陽と地球と、天文全ての回転数 そうした流れが今日も 私を夢へと誘う -- 真っ赤な夕焼けよりも、白い夕暮れの方が「夢みたい」って思います --

          ほんとうの

          くしゃみがでそうな時と なみだがでそうな時の はなの奥がキュッとなるかんじって ちょっと似ている

          くしゃみがでそうな時と なみだがでそうな時の はなの奥がキュッとなるかんじって ちょっと似ている

          夢想家

          空に星と月が浮かんだら 知らない誰かの物語を想像するの。 この世界のどこにもいない人の温もり。 脳の片隅から「それで満足?」なんて 声が聞こえてくるけど (ほんとうは満足なんかできていないけど) うん、これでいいよ。(しかたないから) -. ふわふわした言葉を書きたいのですが、どこかしらかつかつした文章になってしまう…… まあそういう時期なんですね、多分 --

          raison detre

          君の見る世界と 僕の見る世界が 悉く同じなら レゾンデートルは どこにあると いうのだろう? -. あなたの世界と私の世界で見え方が違うからこそ、そこに理由があると思うのです -.

          raison detre

          Welte

          ねえ その羽でどこへ行くの 天使が問いかける あたたかさもつめたさもなく ただ庇護の中に生きる 生温い声音 さあ この足でどこへ行こう 旅人はそう答える 気楽さも堅苦しさもなく ただ海原を見つめる 波のような声紋 (どうして行くのかな) (どうして行かないのかな) だれも知らないその問答は 遠くのどこかでふいに行われる ただ静寂だけが残る そこに声はもうなかった -- 価値観の話は難しくて、答えはないようにいつも感じます あと創作の方にはあまり関係ないのですが

          逃亡者

          スニーカーを脱いで どこかへ逃げてしまいたい 義理も人情もいらなくて 好きなだけ歌っていられる場所へ でもきっと私はそこで たまらなく不安になるのだろう こんなに逃げていいのかと -- 生きることはしがらみになりうる --

          「なぜ私は私なのか」

          知識欲を満たしたい時に 「知らない単語をWikipediaで調べて、その説明から芋づる式に知らない単語をさらに調べる」 ということをたまにやります。 今日はそういう気分だったので、ふと「共感覚」で調べたところ、タイトルのような問題に行き着きました。 以下、全ての引用はWikipediaからのものです。 そのため、若干信頼性には欠けるかもしれません。ご承知おきを…。 「なぜ私は私なのか」 説明の冒頭にはこうあります。 哲学の一分野である形而上学、または心の哲学の領域で

          「なぜ私は私なのか」

          死ねない理由 死なない理由 おんなじなようで 実は全然違うらしい

          死ねない理由 死なない理由 おんなじなようで 実は全然違うらしい

          忘れえぬ人

          早朝は独特なにおいがする 鼻腔の奥がツンとする 乾燥が目を刺激する この感覚はなにかに似ている そのせいで誰かを思い出す 遠くに人影が見える 知らない人に違いない なのにどこかで期待する イヤホンから流れるノイズ 少し音量を下げる そうしたらどうだろう 鳥の鳴き声がした 結局すれ違ったのは 思い出した誰かではなかった それでもこの早朝に 同じ道を歩く人だった いつか思い出すだろうか 今日すれ違った人のこと 忘れえぬ人 忘れえぬ人 そんな誰かにいつか僕も── -.

          忘れえぬ人