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子供のケンカ

今日は朝から子供達が喧嘩をしていた。

5歳のお姉ちゃんが、3歳の妹ちゃんのおもちゃを奪って、それを妹ちゃんが追いかける。

と、まぁよく見る景色。

お姉ちゃんはぎゃはぎゃは笑いながら、逃げまくり

妹ちゃんは今にも泣き出しそうな顔で追いかける。

お姉ちゃんに悪気はあまりなくて、途中から追いかけっこが楽しくなっているようにも見えて。

残念ながら、5歳のお姉ちゃんに逃げられると、3歳の妹ちゃんではなかなか捕まえられなくて…

そのおもちゃは、昨日の夜から妹ちゃんが一生懸命作り上げたおもちゃだった


それを、私は知っていたので、妹ちゃんが可哀想に思ってしまい、2人の追いかけっこを止めお話をする事にした。


『これは、昨日の夜から妹ちゃんが頑張って作っていたおもちゃだね。欲しいなら、妹ちゃんに使っていいか確認をしよう』


と、お姉ちゃんに伝えて、


『妹ちゃんが、貸してもいいと思うおもちゃをお姉ちゃんに貸してあげて』


と伝えた。


妹の顔はパッと晴れた。

ニコニコしながら、貸してもいいおもちゃをお姉ちゃんにあげると、


『いらない!』


と、怒ってそれを投げ捨てた。


そして、お姉ちゃんはそれを見たパパに、叱られ、朝から大号泣…。


あー。私またやっちまったー‼︎


この流れを見て気付かれたかな?


私が最大のミスを犯してしまった事に…。


そう。


私は、妹ちゃんの気持ちの代弁はしたものの、お姉ちゃんの気持ちを確認する事を、すっかり忘れてしまっていたのだ。


気付いたところですぐ謝り、お姉ちゃんのお話きいてなかったね。


どんなおもちゃが欲しいのか確認もせず、妹ちゃんに選ばせてしまったね。ごめんね。

と伝えるも泣き止まず…


ま、間違えた事は謝れたし、泣きたい時は泣いてもらおうと、そっとしておくと


お姉ちゃんは、すぐに泣き止み妹ちゃんと遊びだした。


ふぅ…よかった。


と思いつつ、やっぱり子供の喧嘩に親が入ってはいけないなー。と反省。


追いかけっこしている2人を見て、私の心は少しザワザワしてしまった。


お姉ちゃんに追いつけず、

気持ちを分かってもらえず

どうすることもできなくて

今にも泣き出しそうな妹ちゃんを見て

かわいそう…と思い、助けたつもりだった。


でも、もしも、

あのまま見守っていたら

一体どうなっていたんだろう。


もしかしたら、妹ちゃんは

大号泣したかもしれない。

でも、だからって何か問題はあるのか?


悔しい!

悲しい!


そんな気持ちが溢れ出すのは

人間だから当たり前。

生きていたら、たくさん経験する気持ち。


その気持ちを感じ

その気持ちを思いのままに

泣く

という方法で発散する。

それって、何も悪い事じゃない。

そうやって

そんな気持ちの吐き出し方や

そんな気持ちの落ち着かせ方を

学べる機会だったんだ。


それに

そんな妹ちゃんを見て

お姉ちゃんはきっと何かを感じる。

あ、いけないことしちゃったかな?

とかね。

人の気持ちを察する経験ができたかも

しれなかった。


それでも、私だってこんな気持ちだったんだ!と

妹ちゃんに伝える事をしたかもしれない。

自分の気持ちを感じて

自分の気持ちを理解して

自分の気持ちを大事にしながら

自分の気持ちを言葉にする。

そんな練習ができたかもしれない。


妹ちゃんも

悔しい!

悲しい!

の気持ちを、お姉ちゃんにぶつけれたかもしれない。

お互いにゆずれなくて

お互いに分かり合えなくて

もっともっと

激しいバトルになったかもしれないし、

案外ころっと、解決して

2人で楽しく遊んでいたかもしれない。


どんな結果が待っていたのか

それは誰にも分からない。


でも

一つの喧嘩で

子供達にとって

たくさんの経験ができた事は確かだった。


それを

私は、勝手に2人から

奪ってしまったんだ。


大切な大切な経験を

ママという立場を使って

奪ってしまった。

最悪だ…。


いつだってママは

どんな事があっても

この子達は大丈夫♡と

見守っていたいのに。


子供が悲しい思いをするのを

黙って見ていられなくなって

つい

守ってあげたくなってしまう。


子供が

気付かぬうちに、誰かを傷つけてしまってら…と思うと

つい口を出して

やめさせようとしてしまう。

分からせてあげようとしてしまう。


そんな必要

全くないのに。


子供達は

まだまだ未熟。

そんなの当たり前。


生きてる年数が私とは違うんだから。


間違いもおかすし

失敗もする

傷つくし

傷つけるし

悲しむし

悲しませる


そうやって

やって、やられて

いろいろ経験しながら学んでいく。


それを

どしっと構えて見守ってあげられないのは


自分が、

間違えた時

失敗したとき

傷ついた時

傷つけたとき

悲しんだ時

悲しませた時


それでも

大丈夫だった♡という

そんな経験があまりにも少ないからなんだ。


だから


どうしよう

どうしよう


子供達も

私みたいに、大丈夫じゃなかったら

どうしよう…


と、勝手に不安になってしまう。


そして、

子供達に自分のようになってほしくなくて

手を出して

口を出し


子供達から

貴重な経験を奪ってしまう。


喧嘩をしたら謝る

それはそうだけど


じゃぁ、自分の時と置き換えてどうなのか?

ケンカして

すぐに謝れなかった。


だから

失ってしまった関係もある。


でも

謝れなかったけど

失われなかった関係もある


どっちが良いとか悪いとかって

この世に正解も不正解もないんだから

どっちになっても

それを受け入れるしかない。


謝れなくて

関係が壊れて悲しいなら


もう一度、関係を取り戻すための

工夫をする。


そんな事

親に言われなくたって

子供はちゃんと感じて考えて

行動できる。


謝る事を強制するのは

結局、

謝れない子供を育ててしまった

自分が、

誰かにダメな親だと責められてしまうかも…


そんな事が怖くて怖くて仕方がなくて

だから

すぐに謝る事を

強制してしまうんだ。


どんな経験も

子供達の成長には

とっても大切な事なんだって

そこを理解できていたら


謝らなくて起こる事態も

子供には大切な経験なんだから

それでも大丈夫!と

信じて見守っていたら

それでいいのに。


どんな結果になったって

大丈夫♡

あなたの事が大好きだよ♡と

そうやって受け入れてくれる人がいたら


人は

どんな困難も乗り越えていけるんだ。


どんな辛い経験も

乗り越えていける。


そして

そんな大きな愛で包んでくれるのは

ママであるべきなんだ。



結論。

子供のケンカに

親は口出しをしてはいけない‼︎

手を出し

口を出してしまうのは

ママが自分を守っている時。

子供のためには

なんにもならない。


今日もまた

子供に教えてもらい

ママとして

少しだけ

成長できたsarryでした♡


おしまい♡

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