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チキンペッパーフライ

カレーが食べたい。私はおもむろにストックしていた無印良品のレトルトカレーをストック箱から取り出した。伊坂幸太郎の小説のタイトルにでもなりそうなカレーだな、とチキンペッパーフライと書かれたカレーを一瞥し、ぐらぐらと沸かしたお湯の中にそれをぶち込んだ。

私は冷凍ご飯もレンチンした。そして温まったカレーを温まった冷凍ご飯の上にぶちまける。

簡単にカレーができた。冷凍ご飯とレトルトカレーをスプーンでほぐしながら食べる。チキンペッパーフライの名に恥じないほどにチキンもペッパーもたっぷり入っている。ごろっとしたチキンをそのまま食べると、若干もそっとする印象があったので、チキンもほぐしほぐししながらカレーと絡ませながらいただいた。こしょうがしっかり効いていて、しっかり辛い。ビールに合う。これはごはんでもいいけど、アレだろ、と私は思った。

ナンで、今日はあれが家にないんだろうと、私は肩を落とす。

平たくてペタッとしていて、モチッとしているアレ。外はカリっとしているとなお良い。アレにカレーをつけると、ごはんで食べるのとはまた違った美味しさと楽しさがあるアレ。

アレ、ナンて言う名前だったかなぁ。








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