猿荻レオン

働くお母さんは今日も元気いっぱいです。申年のしし座がアルコールでひたひたの日常を綴りま…

猿荻レオン

働くお母さんは今日も元気いっぱいです。申年のしし座がアルコールでひたひたの日常を綴ります。ヒタヒタと忍び寄るポエマーな自分を解放し、ありったけの自己陶酔のなか、詩を書きます。自己陶酔に必要なのは筋肉です。筋肉をつけるため小説を書き続けます。全て無料です。

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300日毎日更新してみて、301日目に書きたい文章が見えてきた

ご訪問ありがとうございます。 猿荻レオンです。 ▶︎ まずは御礼申し上げます 木の芽時でクレームなどが増える頃となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 この度、毎日更新が300日を達成しました!! わ〜いわ〜い。 これもひとえに、読んでくださる皆様のおかげでございます。 心より感謝申し上げます。 ぺこぺこ。 特にいつまで続けると言う目標を掲げているわけでもなく、ただただ毎日書いてはnoteに公開するということを続けている日々ではございますが、300日という節目

    • 絶妙に不快な足の裏の事情

      朝は時間との戦いである。 その戦に負けること、それはすなわち遅刻を意味する。 遅刻をすること、それが何を意味するかは私にはわからない。 何せ24年間、私は朝との戦いに負けたことがない。 仕事を始めてからというもの遅刻をしたことがないのだ。それが仕事限定の話にはなることは、ここだけの秘密だ。仕事が絡まなければ、大抵の場合、遅刻をする人間であるということは絶対に伏せておきたい。私の股間、いや沽券、はたまた尊厳に関わる内容なのだから。 その日の朝も、私は戦っていた。 背後から

      • 燃えるゴミと燃やせるゴミ

        夜がカチカチと音を立てている。 まるでゼンマイ式の時計の針が進むみたいな音を立てて、夜は歩いている。 私は夜と一緒に歩くでもなく、愛犬と一緒に歩く。 夜の散歩。 夜は昼に比べると、息がしやすい。 ぼんやりとした薄闇が私の表面に膜を張り、私はその中で息をする。 おてんとさまがいない足元には、当たり前に影の奴もいないから、私は地面と足の裏をきっちりとつけている必要もない。ドラえもんのように少しばかり地面から体を浮かせて歩くのが、夜の散歩の醍醐味だ。 足音など必要ない。

        • 一点を見つめる女性の目線の先

          バス停に女性が一人佇んでいた。 私は自転車を漕ぎならが、反対側の道路にいる女性を一瞥する。どうにも哀愁が漂っていて、私は視線を逸らすことができないでいた。 六十代くらいの女性だろうか。髪はショートカットで、少し疲れているような表情が見てとれた。春はなんだか疲れるよね、と私は心の中で一点を見つめる彼女に声をかける。 新年度が始まり、慌ただしいと感じることが多い。 特別に忙しいと言うわけではないが、なんだか慌ただしい。気候は暖かかったり寒かったりと、自律神経が崩れやすい時

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        マガジン

        • 66日ライティング×ランニング
          1,971本
        • LEON
          192本
        • NOTE
          53本
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          61本
        • NOVEL
          25本
        • POEM
          70本

        記事

          noteさんと東芝テックさんのお題企画 #買ったわけ で記事を紹介いただきました! いやっほーい!! https://note.com/ttec_cvc/n/ndc74e6c0e823

          noteさんと東芝テックさんのお題企画 #買ったわけ で記事を紹介いただきました! いやっほーい!! https://note.com/ttec_cvc/n/ndc74e6c0e823

          こどもたちへのプレゼントの行方

          大掃除をしていたら、息子たちが小さい頃、私が息子たちのためにと作った絵本が出てきた。 その絵本は子どもたちにプレゼントとして作ったものだ。 今では誰の目にも触れられず、読まれることもなく、本棚にきちっと収まっている。 私はその絵本を手に取った。破れていたり汚れていたりするが、懐かしい気持ちになった。もう15年くらい前に作った絵本たち。 私は寝る前に、この絵本をよく読み聞かせをしていたものだ。 たしかIllustratorかな何かで描いたんだろうと思う。普段使わないソフト

          こどもたちへのプレゼントの行方

          夜のプリン

          君に会えるのを、ずっとずっと楽しみにしていたんだ。 僕は君に出会えた時、本当に本当に心が飛び跳ねた。君に出会ったのは、駅の構内にあるKALDIだった。僕が紙コップに入ったコーヒーを片手に店内をうろうろしていた時、君が僕の目に飛び込んできた。 え? 何でこんなところにいるの? と僕は驚いた。 だって絶対に、君とは二度と会えないって思っていたんだ。 いつの日だったか、君は知らないうちに僕の前から姿を消した。僕はずっと君を求めていたのに、君は欠片も残さず、僕の前から跡形もなく

          夜のプリン

          10年前は何をしていましたか?

          数字を耳にして、指を折りながら記憶を遡る。 10年前の私はとにかくバタバタしていた。 長男小学一年生、次男一歳、私職場復帰。もちろん夫もいるが、夫の勤務形態のこともあり私が家事と育児を担っている状況だった。 朝は長男と小学校の近くまで行き、その足で次男を保育園へ送り、仕事へ行く。 夕刻、仕事を終え、保育園へ次男を迎えに行き、放課後児童クラブから私の実家へ帰宅した長男を迎えに行く。 お腹を空かせた息子たちにすぐに食事をさせるため、朝のうちに下ごしらえしておいた晩ごはんを調

          10年前は何をしていましたか?

          カップ焼きそばの作り方_43歳の一般人編

          「まずは」と私は重い重い腰を上げる。 思い返せばこの重い腰肉は、いつ頃から腰巾着のように私に張り付いているのだろうか。いわゆる浮き輪肉。腰についた浮き輪肉のせいで、私の体は重いのかもしれない。 とはいえ、意外や意外。食事の用意をする時ばかりは、この浮き輪肉は文字通り浮き輪のように私の体を軽くしてくれる。 フットワークならぬウエストワークは軽く、軽い腰どりで私は部屋を練り歩く。それはまさにモデル歩きである。くねくねと腰をくねらせるその姿は、さながら焼きそばの麺のようであっ

          カップ焼きそばの作り方_43歳の一般人編

          春はたけのこ

          反省と後悔に塗れていた朝、近所に住む母が爽やかな面持ちで春を運んできてくれた。 私が手に入れた春。 母から譲り受けた春。 その名は、たけのこ。 穂先はそのまま食べたら美味しいよと母に言われ、早速薄切りにして食べてみることにした。 母のおすすめはわかめと一緒に酢味噌でいただくということだったが、あいにく我が家には酢味噌がなかったので、刺身醤油とワサビをつけていただいた。 たけのこのシャキシャキした食感と、爽やかな…… さ、爽やかな…… あれ? たけのこってどんな味

          春はたけのこ

          深呼吸と煙

          わたしはその時、緑が生い茂る場所にいました。 桜はすでに全ての花びらを散らしていて、にょきにょきと生えてくる葉っぱが空を覆っていました。 その場所に一歩足を踏み入れると、少し空気が冷えているような気がしました。 よく考えてみると、冷えているとは違う気がします。熱がこもっていないというか、風通しがいいというか。 世の中は様々な熱に浮かされていますから、その一帯だけはしんと空気が澄んでいることが心地いいと、わたしは感じているのです。 はぁっと大きく息を吐くと、すぅっと息が

          深呼吸と煙

          でかいしめじtoカニカマdeアヒージョ

          スーパーで見かけると手にとりたくなるものがある。 それはでかいしめじである。 その名もぶなクイーン。 立派な名に恥じないしっかりとした大きなしめじだ。 食べ応えもあり、そして美味しい。 とある日の夕暮れ、今日のつまみは何にしようかとスーパーを徘徊していると、私はぶなクイーンを見つけた。100gぐらい入っていそうな量のぶなクイーンが一袋99円で売られていた。こりゃ買うしかないやろ、と私はぶなクイーンを乱雑にカゴに入れる。 「私を誰だとお思いで? ぞんざいな扱いは許しまへ

          でかいしめじtoカニカマdeアヒージョ

          生きるということ

          この世に生を受けた時、私は0歳だった。 私は母から生まれてきた。紛れもなく人間だった。 へその緒で繋がれていた母から出てくると、母と繋がっていたへその緒を切られた。私はそこで、人として世界に受け入れられることとなる。 0歳の時、私は大人たちと会話という会話をすることができなかった。 しかし、そのうちに話すことができるようになった。 話し、そして理解することができるようになると、大人たちは私に社会というものを教え、世界は私に命というものを教えた。 生まれて1年経つと、私

          生きるということ

          ゆかりのともだち

          ゆかりって、友達おったと? マジか〜! ごめ〜ん! 知らんやった! ぼっちとか思っとったwww スマン! ゆかり! おい、ゆかり! 急にちゅーちゅートレイン始める準備せんとって! チューチュートレインの前に友達、紹介してくださ〜い。 なんて擬人化したくなるほどに魅力的な、三島食品のふりかけシリーズ。 個人的にはうめこが好きだった。 単体で食べるより、ゆかりと混ぜたり、ひろしと混ぜたり。他にも塩こん部長とも相性がいいと思った。 センスいいよな〜と三島食品のホームペー

          ゆかりのともだち

          ごはんがなければ、ヤキソバを食べればいいじゃない。

          曇天。 朝から昼にかけての大雨はすでに上がり、低く垂れ込めた鼠色をした雲の隙間からは、ちらちらと晴れ間が見えていた。時は夕刻。私は家路を急ぐ。 本日の夕飯はご飯と豚肉の細切れの唐揚げ、そして、サラダに味噌汁。 残念なことに米の残量が少なく、私は朝、2.5号の米を炊くことしかできなかった。夫も息子二人もそれぞれおよそ1合程度の米を夕食に食べる。2.5合では到底足りない。 彼らの通常のご飯の量の七割程度にしか満たず、これでは私までご飯が回ってくることはない。 ぐうぐうと

          ごはんがなければ、ヤキソバを食べればいいじゃない。

          反省文

          このたびは、自分の適量以上にお酒を飲みすぎてしまい、ご迷惑をおかけいたしました。 もう飲まないと何度誓ったことか。それすらも忘れてしまい、お酒を飲みすぎてしまう自分の愚かさに反省しかございません。私の自分に対する甘さからくるものだと、深く反省しております。 飲まないと誓うのは、大抵、突き抜けるような青い空が広がる朝です。こんなにも天気の良い一日の始まりを、頭痛、吐き気で迎えなければならない愚かさに私自身、辟易いたします。 しかし、昼が過ぎると頭の中で槇原敬之が歌を歌い始