倭人を＝日本人と解する人が多いと思うが待ってくれ。
そもそも倭とは？を考えた時、倭国と言う存在は無かった事に行き当たる。
ここに行き当たった人と話をすれば、どんどん先に進めるのだが、現実にはは？と言う人がほとんどだろう。

詳しい説明は他でするので、そちらを参照していただくか、ネットで検索して欲しい。優秀な人なら理解できるだろうし、AIに聞けばすぐに分かるだろう。ただし、AIは今のところ多数決を優先するので、AIを作為的に操作している人がいるとすれば、鵜呑みは禁物。

僕のように新しい知見を生み出したい人の意見は、仮にそれが正しくても今のAIだと事実認定まではできないだろう。裁判とて真実性を判定するだけで、事実認定とまではならない。

事実の認定は難しい。ここに水がある、それが消えた。それは誰もが目の前で目撃した真実だとは認定される。しかし水は消えたのではなく、温められ、水蒸気として空気中に分散しただけなら、消えて無くなってしまったのではない。だから事実としては「水蒸気として分散して肉眼では確認できなくなった」、が事実です。

消えた、を事実認定してしまうとその後冷やされて水が現れた時に無から有が生じたと、矛盾となって問題が表出するでしょう。その意味で倭は無かったと主張する事を普通に有り得る事と理解してくれる事を希望します。何でもガチガチの頭で否定する事はやめていただきたいのです。

倭とは倭人とは、その一人として認めたくない事ですが、歪んでいたり、美しくない、汚い、小さい、端的に言えば漢民族が特定の人種を外見等で自分達とは人種的に異なった部族の存在を認識していた、となります。

現在の日本人は倭人を祖先とはするものの、純粋種の倭人は少なくなっていると思われます。純粋な日本人を純粋な倭人とすると、外見等はあまり当てはまっている所が多いとは言えず、漢民族を始めとする様々な人種との混血で成り立っていると言えます。

純粋な日本人と言った時、残念ながら純粋な倭人となり、その容姿は小さく不格好で穢らしい印象の人となってしまいます。

血と言うか、人種、DNAは外見、形質に現れます。皮膚が色黒だったり、色白だったりするのは人種の違いです。日本人は単一人種では無い事など一見して分かります。小柄な人ばかりですか？鼻が扁平ですか？アスパラガスを食した際の尿に匂いを感じますか？アルコールを分解できますか？単一人種であればこれらの差は無いはずですが、実際には大いに違いがあります。日本人は多人種の混血国家であると言えます。

アスパラガスの香りの研究については研究の結果を知りませんが、他は倭人が持つ能力であり、漢民族はアルコール分解酵素を持っていない人種のようです。小柄で鼻が扁平なのも倭人の特徴です。最近アジアの格闘技団体のONEChampionshipにエンク・オルギル・バータルフー選手が出場していますが、あんな感じが倭人の特徴だと思います。凄く強い選手で、たぶん酒も強いはずです。

魏志倭人伝の陳寿ら、または志賀島の金印の漢委奴國王印の時代、九州に到来した際に「奴国」に来たように記述していますが、誰が「奴国」などと名付けたのでしょう。まさか自分達の国に奴国＝やっこの国や奴隷の国などと名付けるはずがありません。陳寿らが降り立った場所を単に自分達の奴としての土地として「奴国」と仮称したに過ぎないはずです。

そう考えると、「倭国」もゆがんだ、小さな、みにくい国などと名付けたのは彼らに違いありません。しかし既にその頃には起源の異なる小国が林立していたことは間違い有りません。優秀な秦の始皇帝の家臣船団が過去に渡来しているのは確実ですから、その家臣達が半島、列島、諸島に住み付き豪族化して行ったと思われます。

都道府県によってお国言葉が異なるのは豪族の出身地が中国の各地だった事に起源を発すると僕は考えています。同じ秦の始皇帝の家臣と言っても彼らの出身地は秦だけではなく、中国各地の優秀な人材が家臣団として日本に渡来し、豪族化したと考えると日本人がなぜ辺境に位置するにも関わらず優秀なのかの説明ができると思います。

頭脳が一級品と言うだけでなく大型の身体特性も、この弥生時代に倭人と中国各地の優秀な人達と倭人との混血が一気に進んだ事の結果と考えられます。そしてそれが今日の日本人のDNAの多様性となっています。

平たく言えば縄文人である倭人と優秀な中国人との混血で弥生人が形成されました。この構図は朝鮮半島でも同様に進行しました。ただし骨格顔相などの微妙な部分で同一ではありません。それは元になる縄文人の構成に列島と半島とでは違いがあるからでしょう。またはほぼ同一でも特徴的な人種の割合に差異があるからでしょう。逆にインターネット時代、僕の友人が中国の少数民族と酷似している事実にたびたび遭遇するのもそういう事です。

ここまでは人種DNAの違いについて述べましたが、民族とは言っていない事に注意してください。日本人は単一人種ではない、しかし単一民族国家とは言って良いかもしれないと言う事です。かもしれないと言うのは厳密に言えばそうではないからです。

中国や旧ソ連のように明らかに異なった民族が暮らしている国とは異なり、日本は一つの民族として生きていくように強制して行きました。現在でも村や部落に分かれて、その民族的個性を残している部分はありますが、基本的に日本人として生きていく事を強制されます。

アイヌや琉球などが存在しても単一民族国家の一員らしいです。彼らは倭
人＝縄文人の特徴を比較的残している人種と言えます。言っておきますがアイヌと琉球人は同一DNAではありません。縄文人にもいくつかのタイプが存在します。しかし共通する部分も多いのです。

今、日本の街頭では頭の悪い人が「純粋な日本人」と叫んでいるのを見かける事があります。彼らが言う「純粋な日本人」の定義を教えていただきたいものです。彼らは倭国をどういうものだと理解しているのか聞いてみたい。倭とは何かを知っているような人にはとても見えないからです。僕なら純粋な日本人と言われると、エンク・オルギルさんのような人を想像してしまいます。それで何が言いたいのか見当も付きません。

因みに、ゲーム・オブ・スローンズ等の海外ドラマでは「野人」や「渡り烏」として倭人＝縄文人は登場し、スカンジナビア半島やシベリア、ベーリング海峡を渡り、北アメリカでは先住民としてインディアンと呼ばれ、南アメリカのペルーやエクアドルまで分布しました。

ここまで、2023年12月30日、更級のなぜ　其の弐を書こうと思いながら、先に1時間ほどでこの文章をメモとして記しておきました。熊木杏里さんの「国」と言う曲を初めて聴いて記しました。一気に記したので間違いがあればどうぞXで指摘してくださいませ。

ついでに冒頭のラップ動画が貼ってあったこちらのリンクもご覧ください。
縄文人を考えるヒントになると思います。

そしてこれらの事実は記紀における謎の一つである、武埴安彦、埴科等の地名に繋がり、縄文人との関連が浮かんでくるのです。