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年収アップするなら、桃太郎エージェントへ。

舞台は東京駅・八重洲口にほど近い転職エージェントのオフィス。そこへ現れたのは着慣れないスーツに身を包んだサルだった。

サル:(ついに転職エージェントとの面談だ。早朝から深夜まで働き詰めで、今日だって、やっとのことで有給もらえたんだから。休みもらうときも、ボス、赤い顔して機嫌悪そうだったな。)

桃太郎:お待たせいたしました。サルさんのサポートをさせていただきます、桃太郎と申します。

サル:あれ?スカウトのメールをくれたのは確か「乙姫さん」という女性の方でしたが?

桃太郎:当社ではスカウト担当と、面談担当は分かれています。何か問題でも?

サル:(なんだよ。。。乙姫さんのメールの感じがよかったから面談申し込んだのに。キレイなお姉さんに会えると思ったからわざわざスーツも着て、蓋を開けたら野郎かい。)

桃太郎:私は、エージェント経験3年ですが、たくさんのサポート実績があるのでご安心ください。そうそう、サルさんの現職、御伽(おとぎ)商事さんからもたくさん面談に来られてますよ。

サル:え!そうなんですか?

桃太郎:はい、イヌさんとかご存じですか?

サル:イヌって……ウチの部署じゃないですか!彼も転職するんですか?

桃太郎:はい。上司とソリが合わないということで、新しい職場を探しに来ましたよ。誰が主人になるかをとても重視される方ですから。

サル:確かに、今ウチの部署、人間関係が悪いんですよ。

桃太郎:あと、キジさんもたしか最終面接まで進んでると思います。

サル:マジですか?リサーチ部のキジさんまで。なんか最近しんどそうだったからなあ。

桃太郎:ええ、リサーチ部の配属がミスマッチだったようで。隠密に行動しないといけないのに、ほら、あの鳴き声がよく通るでしょう。すぐライバル会社にバレてしまう、といって嘆いてました。今は、持ち前の俊足を活かした営業職で転職を目指してますよ。

サル:そうですか。。。(すごい情報聞いちゃったな、というか守秘義務だいじょうぶか?)

桃太郎:ほかの方の話はこれくらいにして、サルさんの面談に移りましょう。ご経歴を拝見して、ぜひオススメしたい求人をピックアップしておきました。

サル:私の経歴でも紹介してもらえる求人があってホッとしました。ありがとうございます!

桃太郎:まずは、こちら。ガンダーラ出版のグローバル求人で、中国から出発してインド方面に仏典を取りに行っていただくお仕事です。一緒に働くメンバーには、河童や豚がいてアットホームな職場ですよ。

サル:え?私、中国語できないすよ。それに、豚はともかく、想像上の動物とうまくやっていけるか不安です。

桃太郎:語学研修もありますので安心してください! このチーム、上司はとてもカリスマ性のある方でして。この方が個性的なメンバーをうまくまとめているので、人間関係も問題ありません。拘束具を使ったパワハラの傾向はありますが、業務命令に従っている限りはとてもよいリーダーですよ。

サル:(パワハラってさらっというけど、それブラックじゃねーか。断らないとヤバイ。)実は私、腰が悪くてですね。ずっと外回りの仕事は厳しいと思います。

桃太郎:あ、すいません。忘れてました、履歴書の特記事項にも書いてありますね。

サル:(事前に経歴見てたんじゃないのか?)はい。カニから柿の木を守って占拠するプロジェクトの際に、ウスに背中から乗られて、ええ、腰をやっちゃいまして。できれば、オフィスワークが希望なんですが、ほかにはないんですか?

桃太郎:もちろんありますよ!では、この未経験可SIerの求人はどうですか?

サル:未経験からIT業界の経験を積めるんですか。興味あります!

桃太郎:はい。こちらデーモン・テクノロジー社の求人で、鬼ヶ島への客先常駐案件になります。ちょっと離島なんですけど、いい経験になるし、スキルアップにはもってこいですよ。

サル:いきなり客先常駐ですか!未経験可とはいえハードル高すぎません?

桃太郎:実は鬼ヶ島には温泉がたくさん湧いてまして。サルさん温泉好きでしたよね?いいところですよ。

サル:そういう問題じゃなくて!

桃太郎:今、鬼ヶ島案件、超オススメなんですけどねー。急募ですから、面接もすごくスピーディーに進んで、さっそく来月にも入社できますよ。

サル:ちょっと待ってください。実は、いろいろ話を聞いてたら、転職するかどうかを含め、もうちょっと考えてみたいなと思って。

桃太郎:そんな弱気じゃダメですよ!新卒と違って中途採用は書類でバンバン落とされます。数を受けないと、転職決まりませんよ。今週中に最低10件は応募してください!いいですね。

サル:(あぁ、このエージェント、ハズれだ。。。)

話を切り上げ、面談室を飛び出すサル。

サル:(普通にエージェント登録してもダメか。この前見た、新しい転職サービス、どうだろう?)

サルはつぶやきながら、スマートフォンを取り出し、ブラウザの検索窓にこう打ち込んだ。

「DIGROW」

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バズっていた桃太郎×スタートアップ創作に触発され、自社サービスのPR記事でこの手法をつかうなら。。。とトライアルしてみました☺

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