ネガティブで悩み事が多い人が楽に生きるには。

仕事帰りの電車の中。
お風呂に入っているとき。
ベッドに入って眠りにつくまでの間。

私は常々、人間関係の悩みや将来の不安などに頭を支配されている。

悩みをどうすれば解決できるのかと頭の中でこねて、必死に考え続ける。考えて答えが出ることもあるが、それがいい結果に繋がるとは限らない。
またどれだけ考えても答えが出ず、ただ疲労して終わることだってある。

人間関係などは特に解決法がないことが多い。
友達との不仲や恋人とのすれ違いは自分の考えがどれだけ正しいものだとしても、それが相手にとって納得のいくものかは分からない。
結局のところ、相手の考えを操ることは不可能であるということだ。

それならばどれだけ悩んでも自分が疲れるだけだという結論に私は至った。

そこで私は「意識的に思考を停止する」ことにした。

そもそも悩み事の多いネガティブな人間は、他の人たちに比べて一つの物事に対してとてつもない時間を費やして熟考していると考えられる。

他の人なら「こんなこともある」「私とあの人は違う人間」などのように、無意識に諦めることで解決しているのを、私たちは「どうにか解決しないと」「どうしたら直してくれるのか」と関係を修復するという建前の後ろで、自分の望みを叶えるように考えをまとめているのではないか?

同じように、自分の納得のいかない出来事(友達にハブられる・恋人が異性と出かける等)が起こった際には、その出来事を頭の中で何度も何度も再生する。そのことは絶対に許されてはいけないことで、相手が直さなければならないと解決策を考え始める。

この調子では恋人も友人も疲れてしまうのは目に見えているはずだ。

そこで、急にポジティブで寛容な人間になれないネガティブ人間は、まず意識的に考えることを停止しなければならない。

自分にとって不快なこと・納得のいかないこと・相手に不満なことがあれば、そのことを解決しようとするのではなく考えるのをやめるということだ。

それじゃあなんの解決にもならない、のかもしれない。
しかし、そもそも解決したいと考えることさえやめてしまえば、その出来事や相手をそのまま受け入れることができるのではないだろうか?

もし、相手が自分を卑下したような横柄な態度や裏切る行為をしてきた際には、おそらく考えるまでもなく縁を切るだろう。

つまりは自分にとってのボーダーラインを超えてきたら考えなくとも自覚することができる。
納得はいかないが関係を継続するために我慢できる事柄は、意識的に考えることをやめれば悩み苦しんで我慢することもなく受け流すことができる、ということだ。

知りたくないことは聞かない、納得のいかないことは考えない。
この二つを徹底するだけで、悩みの大半は消滅していく。

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