朗読劇 森の音楽家クラムベリー外伝 魔法少女育成計画 unripe duetを見た

過去記事にて、ブログ執筆より別のことを優先させるが最低週一なら投稿余裕、と書いたが、マジで前回の投稿から一週間位間が空いてしまった。理由としては長時間昼寝してブログ書く時間が無くなったり、虚無感や身体の違和感に襲われて執筆に取り組めなかったりしてたからである。気持ちとしては普通に書きたいことを投稿するつもりでいたのに、全然余裕じゃなかったことがとても不本意である。

以前書いたが、俺には見たい朗読劇のアーカイブが二つあった。その内の視聴期限が早かった方、花柚ちゃんが主演を務める宮益坂寫眞堂〜樋口一葉篇〜は、残念ながらチケットを買ったのに見逃してしまった。此れについても語りたいが割愛する。
なのでもう一つの朗読劇、森の音楽家クラムベリー外伝 魔法少女育成計画 unripe duet(以下クラムベリー外伝)は絶対に期限内に見ると誓った。実は此の公演、当初は会場のみでの開催だったので見るのを諦めていたが、相当要望があったのか、1月27日にOPENRECでの有料配信が決定したことが発表された。

勿論見るしかない。だが、全4公演あるもののそれぞれ出演者が微妙に違ったりして、どれを選べば良いのか全然分からなかった。散々サイトを見返して混乱していたが、魔法少女育成計画 restartのドラマCDでプフレを演じていた後藤沙緒里さんが出演する公演が一つだけあったのを見付けた。自分がまほいくで一番好きなキャラはプフレなので、其れのチケットを買うことに決めた。時間ギリギリである。

1月28日の18時からの公演である。
昨日の20時過ぎからプンレク(オープンレックの略)でクラムベリー外伝を見始めた。無印のアニメでOP曲及びリップル役を担当した沼倉愛美さんの、この朗読劇の為だけのイベント主題歌「The Lost Thing」が流れていたが、兎に角歌詞がエモい。そしてカッコ良い。何度でも聴けた。
そして舞台の幕が開ける。ミーヤとクラムベリーは小学校の頃からの友達だった。今迄謎だったクラムベリーの本名も蔵野苺だと判明。この時の苺は試験官となった森の音楽家クラムベリーとは違い、おどおどしてる性格だった。とてもファンシーな語り口で、聞いてて心地良かった。演者さんもお洒落な服装をしていて、全体的に上品な印象を受けた。校庭に集まるというのも何だかワクワクする展開で、本当に魔法少女物のアニメみたいだと思った(実際のまほいくは能力バトル物のデスゲーム系ライトノベルである)。
其処からの話は、残念なことに正直記憶が所々薄れていて正確に書けない部分もあるが、ミーヤは20年間眠り続けていた様だ。そして、無印アニメでミナエルを演じてた松田利冴さんのマジカルデイジーの出番となる。余談だが、2ちゃんねるのピーキーエンジェルズスレは滅茶滅茶面白かった。俺も書き込んだりしてた。マジカルデイジーは鉄板ネタの、華麗で可愛いのに反社と戦う魔法少女アニメの主人公であるという説明がなされる。
そして、どういう成り行きかは忘れてるが、アニメ1話冒頭等で流れたりした不穏なBGMが鳴った。ファンサービスが凄い。
次に袋井魔梨華が現れる。原作で出番が多く人気があることは知ってたが、彼女は相当良い性格をしていた。魔法も存分に使いながら劇を走り抜けてく様な立ち回りをした。
その後は魔王パムと会うことになる。自分は魔法少女育成計画 limitedをまだそんなに読めてないので、一人格が違う強さを誇るという情報位しか知らなかったが、魔王パムは非常にマイペースな喋り方をするキャラだった、意外。ミーヤはクラムベリーという魔法少女名は知ってても、二つ名の森の音楽家を合わせた物が正式名称になったことを初めて知る。そういえば魔王塾の話でそういうエピソードがあることを自分も思い出した。
また展開を忘れてて申し訳無いのだが、其れには理由があって、プンレクを開いて朗読劇を見ていた所、途中からグルグルすることが頻繁してたが、23時前にバックグラウンドにするとグルグルしなくなるということに気付いた。だが其れはつまり余所事も出来てしまうということで、どちらにしても聞いてる者の集中力が削られていくことを意味する。
序盤のファンシーな雰囲気からは一変、複数の少女の悲鳴が響き渡る剰りにも凄惨な光景となった。脚本を務める原作者遠藤浅蜊の本領発揮だ。そしてミーヤの魔法で、クラムベリーと一緒に昔奏でた時と同じ音楽を奏でる。此こからは本当に泣かせに来てくる(詳細は分からないが)。終盤の雰囲気がエモ過ぎて涙が出そうになった。
そうして舞台は幕を降ろす。観客の拍手が響き渡り、演者さん達が礼をする。本当に感動した。
タイミングを覚えていなくて語れなかった部分を書くと、途中休憩の時に無印アニメと同じデザインのアイキャッチが映し出され、サービス精神と遊び心を感じた。あと後藤沙緒里さん演じるカプ・チーノの出番が思ってた以上に少なかった。

朗読劇なんてハイランクな催しを見るのは本当に久し振りだったので、良い物を見させて貰ったという気持ちと、内容が入ってこなかった部分があって非常に惜しいという気持ちがあった。こういった物をお金を払って見れたという経験は、凄くキラキラして尊い物だと思う。

そして最終公演終了後に発表された『プロジェクトrestart』(原作小説二作目の映像化)もあったりするし、10年続いてるシリーズということもあり読めてない巻も沢山あるので、魔法少女育成計画という作品には今後も盛大にワクワクさせて貰えるであろう。本当に本当に面白いと思ってるので、此れからも応援するし、コンテンツ全体を楽しんでいきたい。

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