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ダライ・ラマ自伝、さいはての中国、韓国 内なる分断、ネットと愛国、他

2019年第35週。この週はニューオーリンズへの出張があったため、いつもより読書にあてる時間が多く、電子書籍の積ん読を解消できた。多くは「ONA19 日記」に感想を書き留めておいた(こことか、ここ)。

ダライ・ラマ自伝

この本を読もうとおもったきっかけは単純で、ダライ・ラマ14世がいったいどのようにチベットから亡命したのか知りたかったからだ。「どのように」というのは、政治的な事情とかではなく、もっと具体的に、天険の地・チベットからどのように脱出したのか、ということ。それは、河口慧海が鎖国していた頃のチベットに忍び込んだのを逆からたどるような話じゃないかとおもったのだ。そしたら実に、自然の描写、故郷に対する愛惜の念、そうしたものが実に胸にせまる。取るに足らないような小さなエピソードひとつが、実に大きな印象を残したり、ああこれこそ自伝を読むおもしろさだよなと。

今週もがんばろう。

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