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テンハグの功績

① チームの規律
② カラバオカップ優勝


① チームの規律

ファーガソン退任以降、監督よりも選手の立場が上になりドレッシングルームを掌握できず、内部から崩壊していました。
少し前の話になりますが、モウリーニョとポグバの関係が悪化した時、スポーツ面よりも経済面を優先した結果モウリーニョを解任した時点で、クラブ内での監督と選手の立場が逆転したと思います。モウリーニョのようなスーパーな監督であっても、選手が不満を表せば解任出来ると言う実例を作ってしまいました。

続くスールシャール政権時もドレッシングルームを掌握できず、内部情報をリンガードが外部に流出したり、本来やりたかった戦術にマッチしていないロナウドをほぼスタメンで使うなど特別扱いをした結果、昨シーズンに土台が出来ていた前線からのプレッシングからのショートカウンターが機能しなくなり成績が低迷しました。

そしてテンハグが就任した22-23シーズン。規律のためにロナウドを特別扱いせずにチームをよくまとめていると思います。スタメンを確約せずに、戦術にフィットしているマルシアルをスタメンに据え、試合途中に帰宅した際にはチームメイトの前で謝罪させることで監督と選手の立場を明確にできたと思います。
ロナウドが無断でインタビューを受けた際には、すぐに契約解消をしたことでスター選手であっても規律を守れないとチームから追い出す事を間接的に選手に伝えることができたと思います。



② カラバオカップ優勝

モウリーニョのEL制覇ぶりのタイトルは、これから再建を目指すチームにとって非常に重要なものになると思います。
カラバオカップは、リーグ戦やCL、FAカップに比べれば優先度の低いタイトルだと思います。しかし、トーナメントを勝ち上がり、一発勝負の決勝戦で勝利した経験や自信は来シーズン以降にあるCLやリーグ戦での大一番、国内カップ戦での自信に繋がります。


最後に

テンハグが就任してから1年たっていませんが、チームとして成長していると感じます。
シティやリバプールに大量失点したり、ビルドアップが上手くいかない等の欠点は多いですが、昨シーズンに比べて、チームの戦術が整備されている等の希望も多くあります。
リーグ戦終盤戦のCL圏フィニッシュに向けて、厳しい試合が続きますがエリクセン復帰やカゼミロの出場停止明けなどのポジティブな事が多いです。
そして、苦しい時を支えたマグワイアとブルーノが優勝カップを掲げれるのが見れてとても嬉しかったです。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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