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『第九』初演のソプラノソロ歌手は18歳だった

※366日間チャレンジ、128日目。

たまたま昨日、200年前の1824年5月7日に何があったのか調べていたら、
ベートーベン『第九』世界初演
という情報が出てきてぶっ飛んだ。

マジか!!

絶対何かイベントやってるはず、と思ったら、やはり色々と第九がらみのコンサートやイベントが開催されていたようだ。

Xでシェアされていた、オーストリア政府観光局がシェアしていた記事(音楽評論家の奥田佳道氏による記事)が、めちゃくちゃ胸熱だったのでリンクを貼っておく。

いやもう、初演に至るまでのスッタモンダ、凄すぎん?
てかベートーベン、53歳だったって!?
私今年52歳になるんだけど!!
歳1個しか違わんのに、ベートーベンはもういっぱい交響曲作ってたんだ!!
(自分の年齢と照らし合わせると、その偉業がどれほどのものだったのか、なんか妙に実感湧く)

さらに凄いのが、初演の時の女性ソリストたち!
ソプラノは18歳、アルトは20歳だって!!
(男性はテノールが28歳、バリトンが37歳)

世界で初めて、あのソプラノのソロを歌ったのが、18歳・・・!
どっひゃー!!

いやしかし、私、第九の第四楽章を聞くたびに、なんか泣いちゃうんですけど、泣いちゃう人いますかね??
もうさ、あの歌詞が凄すぎて。
「そうだよね!!
 シラー!!
 ベートーベン!!」
って謎に胸が共鳴するというか。

初めて第九を自分が歌ったのは高校生の時。
その時はドイツ語の歌詞の意味なんて全然わかんなかったし、和訳して理解しようとも思わなかった。

でも、なんでかわかんないけど、なんとなく
「これは、生きたままで、天国と同じ心の状態を地上で実現しようぜ、みんなで力を合わせれば地球の上で天国と同じ心の状態を再現できるぜ、っていう歌なんだろうな」
って思ってた。

そしたら、ほんとにそんな感じの歌詞だった。

今聞いても、ほんとにぶっ飛んだ内容の歌詞だなって思うけど、超絶スピリチュアルな内容じゃんね?
よく禁止されなかったなって思う。

200年前の今日、世界で初めてこの曲を生で聴いた人たち、ぶっ飛んだだろうなあ・・・凄すぎて・・・。

ほんとにねえ、ベートーベンがどうしてこの詩を交響曲にしたかったのか、オペラでなく合唱付きの交響曲という形にしたかったのか・・・考えてみると不思議な気もするし、わかるような気もする。

『私のあし』でも書いたけど

天国みたいな場所にいた頃のような夢を見た時、私の後ろからものすごい音量で大合唱していた天使たち(と思しき存在)の歌声が、この第九のコーラスにすごく似てるんだよねえ・・・。

あの夢の中で聞いた大合唱は、あきらかに人の声ではなくて。

でも、限りなく人の合唱に似ていて。

自分の中では、夢とはいえ、すごい不思議な体験だったんだけど、第九を聞くたびに、あの夢の中の、天国みたいな場所のことを思い出すんですわ。

いやはや、すごい作品を残してくださったな・・・ありがとう、ベートーベン・・・。

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