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『自分らでなんとかしないといけない世代よね』

※366日間チャレンジ、129日目。

今日は月1の美容院の日。
25歳の時からお世話になっている美容師さん(同世代)に、毎月髪をやってもらっているのだが、これがお互いの状況報告みたいになっていて、いつもちょうどいい。

彼女は地方から上京してきて早30年超?だろうか?
独身ではあるが、都内に親戚もいて、お友達もたくさんいて、仕事も充実しているし、今の段階では寂しいということはないみたい。
とはいえ、やっぱり50を過ぎるとお互いに気になるのが、子供がいない自分たちの、老後の話である。

ちょうど彼女のお母様が数日前まで1ヶ月ほど上京していたこともあり、お母様のお世話をしながら、自分自身の老後のこともずいぶん気になったようだ(そりゃそうだ)。

団塊ジュニア世代の私たち、やっぱり今から30年経ったら若い人も少ないので、介護してくれる人も看護してくれる人も人数で言ったら絶対足りないよね、と、みんな予測している。

「私たち団塊ジュニアってさ、歳とったら、自分らでなんとかしなきゃいけない世代よね」
と、あちこちでそんな話になる。
若い人に頼ったらいけないよね、って。

若い人たちは、きっと人数も少ないだろうから、若い人がやらなきゃいけない仕事を、優先的にやってもらわないといけないよね。

30年経ったら、ボケてるという自覚がない大量の団塊ジュニアたちが、あちこちで問題を起こすだろう。

きっと、老化現象で、怒りだのなんだのの我慢もできなくなってるし、自分ではちっともボケてないつもりで、善意の老害と化した私たち世代が、自分は正しいという思い込みで、あちこちで『よかれと思って』迷惑をかけることもたくさん、たくさん起こると思う。

「年取ったら、絶対にひとりぼっちはダメだからね!
 シェアハウスよ、シェアハウス!」
「えー、でも、私、そういうの苦手なんだよなあー、協調性とかないんだよなあー」
「そんなこと言ってられないよ、私たち世代は自分らでなんとかしないといけないんだから」
「住んでる人みんなボケちゃってるシェアハウスかあ」
「みんなボケちゃってるんだから、なんとかなるよ、きっと」
「みんなボケちゃってても、案外補い合えるんだよね」
なんて言って爆笑したりしてるけど、私は案外、そういう未来が本当に待ってるような気がしている。

実際にどうなるのかはわからないけど、歳をとったら、あんまりひとりぼっちにならないで、なんらかの形でお友達とシェアハウスみたいにして住んで、お互いに支え合ったりできたらいいなあ、と、割と本気で、思っている。

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