ササノハ

強くなれない優しい人へ。ほんの少しでも肩の荷を降ろせるように…そんな気持ちで書いていま…

ササノハ

強くなれない優しい人へ。ほんの少しでも肩の荷を降ろせるように…そんな気持ちで書いています。

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伝えたかったこと、伝えられなかったこと

伝えたかったことはたくさんあって。 伝えられなかったことの数もたくさんあって。 10年以上もの年月はそう簡単に消えることはなくて。 先日、夜桜の下で昔の愛しい人を見かけた。 走り去る彼。学生時代の走り方と同じ。すれ違った時のにおいも。 ただ違ったのは、2年前に吸っていたたばことは違うにおいがしたこと。 見かけた、だけで何も言葉はかけなかった。 彼に声をかけるには不充分すぎる20点ほどの自分。 どうして昔とは言え、好きな人の前では人は愚かになるんだろう。 もはや、好き歴が長

    • 一人称について

      例えば、私は趣味で小説を書いていたこともあるのですが、 始まりは”僕”とすることが多いです。 理由としては、自分ではない別の人物像から 自分を見ているような感性で第三者目線の文章を書けること。 これが一番の理由だと思います。 普段、私の一人称は”私”ですが、 理由としてはいたってシンプルで、良くも悪くも平凡だからです。 目立つのも嫌いですし、思わぬところで突っ込まれたくない きっとそれが私の本音です。 個性は大事ですよ、って私が言い続けているのもそうで 私自身、すごく

      • 人の温かさ。

        私が好きな詩の一つに俵万智さんの 寒いねと話しかければ 寒いねと答える人のいるあたたかさ という詩があります。 私はたぶん、普通の人より 人のいい面も悪い面も見てきているほうだと思います。 正直な事を言うと未だに女の人は怖いです。 うつ病と診断され 私の場合は、不仲の母親と女の裏面を見続けたせいで 女性が原因のうつ病に近く、 女医さんのいる精神科に紹介状を書いてもらいました。 それが…いけない。 まず、正常だと思って今まで生きてきていたし 精神科というものは人生の負け

        • 自分の価値は自分で愛しなさい。

          すみません、タイトル偉そうで。 こういうことを語りながら 私はすごく自分が大嫌いです。 容姿とか学力とか仕草とか いろいろとあるかもだけど そういう事じゃなくて。 自分の存在自体がすごく嫌いで消えたくなる夜も大量にあります。 生きたい夜よりもいなくなりたい夜の方が圧倒的に多いです。 私はずっと執筆をつづけていますが、 これもきっと私が生きていていいんだ…と思うための 要素の一つだと思います。 女性不信な上に愛されたい願望が強いので、 惚れられる術はいつのまにか身につけま

        伝えたかったこと、伝えられなかったこと

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        • 日常
          6本

        記事

          始まりはいつか終わるという事。

          残酷なようだけど、始まったものはいつかは終わりを迎える。 過去の私なら、確実にそんなことないよ、って言えたと思う。 大人になることを具体的に表すとするなら あぁ、そっか。と時間をかけてでも受け止めざるを得ないこと。 今より10年以上の前の私は、 世界で一番大事で大切な人がずっと隣にいた。 彼はその当時から、 "永遠なんてない” と言っていた。 私はそれをいつも否定していた、作ればいいよと。 事実、当時の私は彼が隣にいることが当たり前だと思っていた。 近すぎていないことなんて

          始まりはいつか終わるという事。

          素直になれなくて引きずったこと

          あの日、伝えられなかったこと。 普段飽きるほどに繰り返していた同じフレーズ。 あの日だけは言えなかった。 大事な人との関係性が変わるのが 怖かった。 後悔なんて人に100万貸した時も 怪しげなコミュニティに騙されたことも 友達に裏切られたことも 実の親に ”生まなきゃよかった” なんていわれた日だって 私は感じたことがない。 …たった一つを除いて。 私には過去、ものすごく大切な人がいた。 彼に出会ったのは、今から16年前。 第一印象は最悪だった。 性格悪い奴、そんな風

          素直になれなくて引きずったこと

          私が私であるということ。

          はじめまして。 作品作り自体はかれこれ13年以上しているので 私の文章自体を見たことがある人もいるかもしれません。 あえて、こだわらずに原点から正直な本音で 私の事を知らないであろうnoteで再度書いてみようと思い始めました。 文章の書き方に癖があること。 昔から書いている内容について大きく変わりがないこと。 なんとなく、気づいてもそっとして頂けると嬉しいです。 タイトルについて 私が私であるということ。 あえて、この題材にしました。 私はずっと自分が大嫌いです。 大

          私が私であるということ。