見出し画像

劇団ヒトハダ旗揚げ公演「僕は歌う、青空とコーラと君のために」@九劇 想い出写真館

旗揚げ公演、終わっちゃいましたね。
でも、何より、何事もなく、関係者の方々や観客の皆様の多くの笑顔の中で終えられたことが、よかったなと心から思っています。
芝居は(まぁ、映像とかで残れば別ですが、映像は別物ですし)2時間とか3時間とか、その場で同じ時を共有した瞬間から消えていく。その儚さが私は好きです。

一つの芝居が出来るまでに多くの方の力が必要になること、表に立たれる方々を裏で支えて下さる方々がいらっしゃること、知らぬわけではなかったのですが、今回、劇団ヒトハダの公式Twitterさんが上げて下さった下記のツイートを拝見し、改めて「一つの芝居」に掛けられている劇団(および関係者)の皆様の想いに触れたように思います。なので、想い出に、いくつかUPさせて頂きます。

劇団ヒトハダとしては旗揚げ公演ですが、皆様、元々の場所ではキャリアを重ねられたベテラン勢ですし、通常の商業演劇等ではこうした裏方の作業をなさることは(恐らく)ないのではないかな~?と思います。

でも、自分達の劇団となると、なかなか、そうはいきませんよね?
例えば、プロデュース公演等にキャスト呼ばれた時などは、いろいろなことに残念ながら現実という限界が(プロデューサーや演出家がいらっしゃるわけですし、今回はじめましての共演者がいらっしゃったり、キャリアもバラバラだったりするわけで・・・)あるんじゃないかな~?と(勝手な推測です)。
でも、自分達の劇団ならば、気心知れた、演じ手や創り手としても信頼できる人達と、純粋に「一つの芝居」を創る為に、一つの方向に力を合わせることが出来る。その事の楽しさや喜びは、小さな劇団ならではのものがあるのかも?しれませんね(こちらも勝手な推測です)。

あれだけのエネルギーを注ぎ込む2時間。一日に2回公演の日もありましたし、その前や後にこうした裏方の仕事もなさってらっしゃる。それでも、やりやい芝居がある・・・のでしょうね(こちらも・・・以下同文)。

だからこそ、最後の「1ピース」になり得る観客で居たいと
心から思いました。

なれたかどうか?はわかりません。
けれど、劇団の皆様および関わられた皆様の想いを受け取れて、返せていたとしたら、とても嬉しいです。
そうした想いがカーテンコールの時に溢れてきてしまって涙が止まらなくなってきちゃったんですけど、鄭さんも御挨拶の中で色々な想いがこみ上げてらっしゃったんでしょうね・・・涙ぐまれて、たまたま鄭さんの目の前の御席だったものですから、その御挨拶にまたもらい泣きしてしまいました。

最後まで、そうした人のぬくもりにあふれた、素敵な時間でした。
また、2回目、3回目の公演が上演されることを、心から願いつつ。
作品の感想は改めて別記事で書かせて頂きたいと思います。