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大学教育・研究への適正について

ここでは大学教育への適性についてMBTI16タイプごとに考えてみたい。


適正の極めて高いタイプ


INTJ 

 全タイプで一番高い。受験における勤勉性,大学で学ぶ内容への理解能力,研究者としての自律性,興味関心全てにおいて優れる。奨学金を借りてでも進学すべきであろう。中堅大学(所謂偏差値50きょうの日東駒専・産近甲龍・地方公立)レベルならば学科トップに立てるだろう。…が、このレベルに行くと学問への興味が薄いS型が目立ち、彼らはバイト・サークル・就活が全てで大学の学問そのものには興味が無いので嫌気が指すかもしれない(もちろん全てのS型がそうとは言わないが)。従ってENTJと並びとにかく難関大に行くべきタイプだろう。

在籍環境においてINTJの存在率は大きな差があり、私の目撃した限りINTJと明確に言える人物は私の出身高校の数学教師で2・3年の担任である1人しか見ていない(名大理学部らしい)。所謂エリートの環境が多く、一般的な中小企業ではINTJ(というよりNT型そのもの)が1人もいないことも多い。

適正の高いタイプ

INTP 

IN型,NT型の特性から適性は極めて高い。ただしIN型の特性およびNP型の特性から文系総合職は極めて不向きであることを考えると、ランクを1つ否2つ落としてでも理系進学にすべきである。 

INTJが学問全般での適正が有るのに対し理系(医療系は除く)に特化して適性のあるタイプである。

参考記事
イブリース氏の記事が分かりやすいだろう

INFJ 

適正は高い。知的水準は高く理系よりも文系の方が向いているが、女性だと理系にも散見される。医者が適職らしいが、医学部医学科は体育系カルチャらしい(進学したことが無いのでよく分からない)ので耐えられるかが課題か。
但しNT型と異なり、大学の学術そのものにはさほど関心が薄く競争は得意ではないタイプであるのが難点である。

ENTP


NT型なので高い。但しINTJやINTPと異なり、興味関心は広く浅くなので大学教授になるタイプではない。理系だと研究室に入った後が、飽きっぽくて厳しいかもしれない。

ENTJ

適正は高い。但しINTJやINTPと異なりアカデミックより優秀さを追い求めるタイプなので、そこまで学問に深い興味があるわけでは無い(S型と比べれば勿論興味はあるが)。将来の方向性的に文系の方が良いだろう。理系には向いてないのか私の在学していた大学のレベルが低いのか、私の大学の学部(農学部)では1人も見かけなかった。

NT型と言っても、理系のINTP,文系のENTP,ENTJという住み分けが出来るだろう。INTJは興味次第だろう。文系学者...特に法学系は写真を見る限り偉そうなINTJばっかりのイメージがある。

適正はそれなりのタイプ

ENFJ 

そこそこ高い。女性に多く典型的な意識高い系である。外国語学部で留学して大学HPに載るようなタイプは彼ら彼女たちだろう。

ISTP

個人差はあるだろうが、INTPのマイルド版でありS型ではマシな部類だろう。私の在籍していた大学(南愛名中)の理系でもISTPらしき人物はちらほらいた。

中堅大学における理系の中核というイメージである。理系適性の高いINTJやINTPは難関大工学部や理学部に合格して入学してしまうので、あまりいないのだろう。ただ、大学院に行くタイプは見なかった。院に行って高度な研究をやるほどの意欲は無く、院卒後の進路である研究開発には興味が持てなかったのだろう。

INFP  

そこそこあるのでは? INTPと異なりステルス性があるのか、明確にINFPと分かる人物は私の周囲では見ない。

ENFP 

平均程度。見た限り、あまり賢そうには見えなかった。

適正の低いタイプ

ESTP

  あまり向いていない。頭の回転は速く実用的な知識はあるので営業職には向いているが、学問への興味は無いだろう。私の職場でも、ESTPと思われる人物がいるが大学には行っていない。

ここら辺の層で大学に行くのは、就活のためだろう。

ESTJ  

あまり向いていない。真面目かつ頭の回転は速そうだが、ESTP同様学問への興味は無さそう。東京六大学の野球部の面々は結構就職先が良いが、ESTJかESTPが多く学問より野球しにきた層が多いだろう。

ISTJ   

典型的ながり勉。詰め込み教育で合格は出来るが、自頭は良くない上学問的な関心に薄いため向いていない。どうせ同じ詰込みならば公務員試験を受けたほうが良いだろう。理系にはいないイメージである。

ISFJ

  内申点が良いタイプ。学術的興味ではなく、言われたことを頑張るだけのタイプなので中等教育までの適正は高い。だが学問の習得を目的とする大学教育…特に難関大には向いていない。まだ医学部の方が適正はあるが、医学部も競争が激しい上体育会系カルチャーなので厳しいかもしれない。女子に多いが、体育会系に耐えられるのはESFJやESTJだろう。

理系にも女子中心に中堅私大であると散見するが、殆どが文系就職か公務員に行った印象である。理系には特に向いてないのだろう。

仕事への意欲も周りの反感を買わないという一点を除きISFPと極めて似ており、最適な進路は、女子大(高学力層)・専門学校(中学力層)キャリア何とか学科・ケア労働系資格学科→看護師・保育士etc or一般職→専業主婦だろう。
専門学校なら、学術的な能力ではなく真面目に知識・技能を取得することを求められるのでISFJにぴったりだ。

理由が無ければ大学進学すべきでないタイプ

大学進学を再考すべき層である。辛辣であるが、無駄な4年間と高い学費(このタイプだと国立大も厳しいので)を使うことを考えるというべきかもしれない。

ISFP 

向いていない。野比のび太がISFPの代表格で、一浪して大学進学したそうだ。彼がどうして大学進学を志したのか作中世界に行ってひみつ道具を使って問い詰めたい。作中見る限りでは、どうみても学究探求心のあるタイプでもないので…

ESFJ 

向いていない。勉強より人助けの方が好きなタイプである。所謂進路多様校で看護・保育などケア系の仕事の資格取得のために大学(か短大)進学する層はESFJが多いだろう。

ESFP 


所謂マイルドヤンキーであり、全タイプで一番向いていない。昔なら中卒や高卒で働いて「おな中」の〇〇と結婚して20代前半で子供を産んで…というタイプだろう。

この層が適正も意欲もない大学進学で時間と学費を使ったあげく…というのが少子化と無関係と思えない。

まとめ

概ねいえることはMBTIの4文字目で基本的には2文字目がN型は向いており、S型は向いていないと言う事である。

タイプごとの比率を、

I:70%、E:30%
S:75%、N:25%
F:70%、T:30%
P:70%、J:30%  

と仮定すると、適正な大学進学率は25%くらいが適正となるのだろう。無論N型が全員大学進学するわけでも無いし、S型に分類される人間でも一念発起したり資格取得の都合上進学する場合もあるが、それを差し引きしても高等教育・研究に相応しい気質を持った人間を集めるとこんなものだろう。

とはいえ、現実的に少子化も進む中N型である25%だけを進学…というのは大学経営的に非現実的だろう。

大学進学率は、1971年度の19.4%から1976年度の27.3%まで上昇し、その後多少のアップダウンを経て1990年度の24.6%まで下降。

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25%に下げると言う事は、1975年水準に戻すと言う事であり大学群に入らない私立大学のかなりは閉校であろう。私立だけでなく地方公立大学でも閉校が現れるかもしれないだろう。現実的にはマス層であるS型向けに、手取り足取り大学が高等教育というものを指導するしかないのだろう。

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