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秒速何秒?

 経過している時間は同じでも、早く過ぎるように感じる時間もあれば、なかなか経つことのない時間もありますよね。
 常識的に言えば一秒間に一秒の時間が流れるのですが、体感速度の面でいえば一概にそうとは言えないのかもしれないと私は考えました。
 では一体どのような時間はすぐに過ぎ去り、どのような時間はなかなか過ぎ去ることはないのでしょうか。

秒速百秒

 秒速百秒、要するにあっという間に時間が過ぎる場合について考えてみたいと思います。
 結論から言うと、集中していないときと、一つの物事に対して集中しているときだと私は考えます。
  
 後者についてはわかりやすいかと思われます。何か自分の好きなことに熱中するあまり、時を忘れるという経験が、誰しも多少はあるかと思います。
 私の場合はルービックキューブを攻略法を見ずに六面揃えようとしていたら、気付いたら夜が明けていました。

 前者については、具体的なケースでいうとボーっとしているときやうとうとしているときです。
 電車で何となく窓の外の景色を眺めていたりしたら、気付いたら降りるはずの駅を通り過ぎていたという経験がありませんか?
 ただ、授業中退屈で集中していない時にも時間の経過は遅いという反論も考えられるでしょう。私はその状況を集中していない状態とは考えていません。具体的な内容については次の章で言及したいと思います。

秒速0.1秒

 要するに時間が経つのが遅い時です。
 こちらに関しても結論から言うと、時間が経つのが遅いと感じるのは集中の対象が次から次へと移り変わっていく場合です。
 
 前の章で、授業中に時間が経つのは集中していないからではないという話をしていました。正確には授業中に陥るその退屈は次から次へと注意の対象が移り変わっているということなのではないかと私は考えました。
 授業中に時計をチラチラ見たり、周囲の人たちの行動を観察したり、先生の癖について観察したり、妄想に花を咲かせたり。そのように次から次へと興味の対象を移り変わらせているのであって集中していないわけではないということです。
 集中していないというのは、正確に言うと授業の内容に集中していないということなのではないのでしょうか。

 別の例でいうと、次に流す曲をどれにしようかといろいろ聞きあさったりTikTokやyoutubeで次に再生するモノを延々と探ったりすることなどです。そのようなときは時間が経過するのが遅いのではないでしょうか。

応用

 このように、体感時間について、ある程度の推測を立てることができたら、つらいバイトなどのように、早く時間のたってほしいことをする場合には一つのことを継続して考えたり、逆に何にも注意の対象を向けないでボーっとするということを極めれば、五億年ボタンのように、あっという間にお金を得ることができるかもしれません。(実際には時間が経過しているという点が異なりますが)

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