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【コラム的な何か】超重セフィラを組むにあたっての思考と注意点

◼️感謝

前回のnoteを観ていただいた約2000人の方々ありがとうございます。セフィラを始め、他のPテーマのデッキを触れられる1つのきっかけになったのかな?と自分でも思っています。前回のnoteについては、新しいプランを考えたので何かしらの結果をきっかけに追記等を行っていきますので、宜しくお願い致します。

◼️始めに

こんにちばんわ。毎度、生産性のないnoteを書く者じぇにやまさんです。今回は、ちょっとしたコラム的なものを書きます。
タイトルにもあるように、超重セフィラを組むにあたっての自分の思考とその注意点について書いていきます。今回は目次はなしで!!(あの箇条書きみたいなタブシステムってどう入れんの???)


◼️超重武者について

ここのnoteでも、再三のように書いていますが改めて簡単に。

テーマが機械族,ほぼ、地属性のテーマで魔法罠カードは一切なしで一部ペンデュラムモンスター(今後、ペンデュラムをPとします)を有しています。

テーマの性質上、魔法罠がないのでほぼフルモンの構成で戦っていく漢気溢れるテーマです。また、守備表示の状態のままで守備力の数値をそのまま攻撃力として換算して攻撃できるので、所謂【○○フォース】などの攻撃表示を参照する効果を受けないまたは受けづらいのもまたテーマとしての1つの強みでもあります。これは、自身がそういう効果を持っていることによるモノなので、相手のコンバットトリック等の攻守変動系(特にオネストが代表的ですが)に関しては相手の(元々の)攻撃力を参照するためで、超重武者のステータスは攻撃力より守備力が高いので戦闘破壊もされづらいです。まさに【不動のデュエル】を体現しているといって差し支えのない効果です。(不動ってなんだよ。むちゃくちゃ動いとるやん)


◼️セフィラと混ぜるにあたっての注意点


●注意点を書く前に個人的な超重武者新規が判明した当時の主観・雑感

前回のnoteにも書きましたが、セフィラは超重武者とは真逆で、セフィラ神意,信託などの魔法罠を駆使して展開札や妨害札をかき集めていき、先行にカウンター2種+モンスターでの妨害を3~4立てるデッキです。展開過程で墓地に魔法罠が行く都合、個人的に最初は明らかに超重武者とのそもそものテーマとしての動きが相反していると感じ、新規が判明してからは考えていたものの、組む気は全くといって言いほどありませんでした。それほどまでに従来のセフィラの構築を歪ませるほどのある種、一線を画す革命的な新規だったのが超重武者でした。


●全てが墓地に魔法罠がないことを必要としていない

遊戯王neuronで超重武者のテーマパーツを個人的に眺めていたのですが、みていくと墓地に魔法罠がない時という記載がないカードがちらほら・・・。

特に超重武者の中でも【超重武者装留】と【超重武者テンBーN】のカード効果をみてみると、本来はあるはずのテキスト【墓地に魔法罠がない時(以下略)】のテキストがないことに気付きました。(新規が判明して2日目の昼頃)

代表例としてイワトオシ

調べる前は、【魔法罠が墓地にあると使えないから出張が難しいなぁ】程度だったのですが、この2枚をみた時に考え方が変化しました。魔法罠があってもひとまず墓地に超重武者を何かしら墓地に落とせれば少なくても展開はできるということです。

という感じで、セフィラに出張として使えそうな超重武者のパーツを【①墓地に魔法罠がないことを要求するカード】と【②墓地に魔法罠があっても構わないカード】の2本で住み分けし、大雑把な考えを纏めることにしました。
これは、セフィラのみならず超重武者を出張で使いたいテーマ全てに通じる作業だと思うので、参考程度にしていただければと思います。また、今から書くのはセフィラ基準における選定ですので悪しからず。


●セフィラにおける超重武者の性質と採用カードの選定

ここでは大きく分けて2つ
① 墓地に魔法罠がないことを要求するカード
②墓地に魔法罠があってもいいカード

に分けて、セフィラの展開において必要なカードとして採用が見込めるカードを選びました。


① 墓地に魔法罠がないことを要求するカード

これらは、墓地に魔法罠が存在すると本来の力を発揮できません。よって、セフィラ側からすると先に効果を使っていくべきカード郡になります。
特に、バイーQやワカーU4は展開の起点となるカードであり、セフィラ展開の前にある程度の盤面を整地することができます。


② 墓地に魔法罠があってもいいカード

使用はP効果のみ

これら4枚は、墓地に魔法罠があってもある程度の展開は担保はされています。
モンスターのサーチやリクルートに蘇生と盤面を形成する上で中盤の役割のモンスターが多いです。また、PベンーK,テンBーNを除く2枚の装留に関しては、そこから墓地に魔法罠がない時に発動できるモンスターに繋ぐこともする(というより、ケースとしてはそっちの方が多いことがある)ので、使用する際は序盤の魔法罠がない時に使っていきましょう。


結果的には、墓地に魔法罠がないことの方が展開としてメリットがあると言えます。
また、載せた上記のメインモンスター7枚+エクストラデッキ1枚がセフィラに採用できると考えています。


●既存セフィラ及びギミックに与えた影響

超重武者の新規はセフィラにとって画期的な新規でしたが、同時に既存セフィラの構築の根本を180°覆すものでありました。他のギミックがどうなったかは簡単に触れていきます。


▪️エンディミオン

初登場以降、セフィラの下スケールを支えてきてかつ原始生命態ニビルなどのケア手段を与えた良ギミックです。この頃は、水晶機巧ーハリファイバーが制限だったこともあり、チューナーを供給できない点だけが評価が低かったですが、それを差し引いても余りあるパワーと展開力があったので現在までサブギミックの筆頭として採用がされていました。

超重武者の新規後、どうなったかというとテーマ自体のコンセプトが相反し、エンディミオン側が超重武者とのギミックと相性が最悪な事から、新弾後はフェードアウトしています。

▪️霊廟

こちらは、黎明期から支え続けているギミックです。霊廟→ダークヴルム→蘇生→スケールサーチの流れは美しく、1枚で盤面へのモンスター供給&スケール(下)の確保,さらにはデストルドーや竜の渓谷も入っていたことからチューナー供給もこなせるなど安定感は段違いのギミックです。

こちらも、超重武者のギミック以降どうなったかというと霊廟を使うとワカ-U4が機能不全に陥る,ワカ-U4を使うとヴルムが出せなくなりPモンスターが供給できない、デストルドーは供給可能だが、ワカ-U4もデストルドーもチューナーの為、シンクロという選択肢が取れない等の問題があり霊廟もろとも解雇→デストルドーと渓谷のギミックだけが残りました。

▪️音響戦士

ギタリスの登場以降、劇的に変化したギミックです。特にハリファイバーが禁止になってからは音響ギミックでラドンを作ることが必須になっています。現在でも特に変化はなく、モンスターのみの出張になっているので超重武者の展開を阻害しないでセフィラに取っても【ズッ友】って感じです。

▪️ドレミコード

近年、深淵の獣が流行っているために私が代用として模索したギミックです。特にハリファイバーが禁止になったあとに注目したギミックです。チューナーの供給も盤面にモンスターの供給,スケールの確保を1枚でこなせます。しかし、その1枚が素引きしないといけない【宣告者の神巫】であることが非常に重く通常召喚を使用しないと展開が行えない点が気になり現在まで採用したりしなかったりといった感じです。(自分比)
こちらも、モンスターの出張のみになるので超重武者の展開を阻害しません。

▪️EM,魔術師

ハリファイバーの禁止から現在の超重武者の新規がくるまでの間、セフィラをスケールでも展開でも支えていたギミック。セフィラに必要な要素である【スケールの確保,チューナー,モンスター+1】の全ての要件を満たしているため、超重武者の新規が実装されるまでは採用されている事が多かったです。
もちろん、今でも強いは強いんですが、デッキスロットを多く取ることが懸念点でかつ、初動である【EMドクロバット・ジョーカー】を素引きしないといけないことがあげられるため、超重武者新規の登場以降は全く採用されておりません。正直な話、それをするなら魔術師を使った方が賢明です。


といった感じで、基本的にモンスターのみの出張が望ましくかつそれが機械族だとなおよし!という感じです。


◼️要は墓地に魔法罠が存在しなければいい

開き直りの局地みたいな考え方ですが、これが全てです。要は墓地に魔法罠が落ちなければいい訳です。つまり、マクロコスモスを採用すれば・・・・とはいきません。何故なら、モンスターも一緒に除外されてしまうからです。では、このカードはどうでしょう。

人攻智能ME-PSY-YA。そのP効果は、魔法罠版の次元の裂け目といったカードです。超重武者側に取っては至れり尽くせりなカードですが、セフィラ側に取ってはかなり痛手となりうるカードに変貌します。
セフィラにおいてなぜ痛手となるかですが、重要な【セフィラの神意】を墓地に置けなくなることです。これを置いておくことで、羽根箒やサイクロンなど相手の破壊行為からスケールやモンスターを守ることができる所謂【復活の福音】効果を使用することができます。(落ちたターンには適用できない)

これの存在により、モンスターを残しながら返しのターンでの攻め手としてのモンスターを確保しつつライフカットへの下準備が可能になります。つまり、ME-PSY-YAも相性的にはそれほど相性がいいとは言いにくいです。

では、どうするか?ですが・・・・結論から言うと【フィールドに残り続ける魔法罠なら問題ない】ということです。

つまるところ、墓地に魔法罠を置かなければいい訳ですから、フィールドに魔法罠が存在する分には全く問題ないと言うことです。
フィールドに残り続けるカードといえば、Pスケールを始め,フィールド魔法や永続魔法罠が該当します。

フィールドに残り続ければ、超重武者の展開を阻害せず動かすことができるので私は、サイヤCSで使用した構築はそれをベースにサブギミックを入れていくという感じで作っていったという感じです。要は、超重武者の制約をベースに考えをまとめ、極力Pモンスターを中心にフィールド魔法を優先させるよう構築をしていったということです。


◼️墓地に魔法罠があった時にどうするか?

では、墓地に魔法罠が複数枚ある場合どうするか?どうしても、落ちてしまうケースが存在します。特に今の環境だと、ティアラメンツが現冥パーツ(所謂、イシズ)を使って大量に墓地を肥やしていきます。そのイシズ系のパーツがお互いのデッキ上から5枚墓地に送る効果を持つモンスターが2体もいるので、最低値として5枚,最高値で10枚こちらの山を削ってきます。当然、そこまで落ちるとPモンスター中心といえど1~2枚は魔法罠が落ちてしまいます。しかし、メイン戦ではそれをメタることは非常に難しいと言えます。厳密には出来るが、やらない方が賢明といった感じです。理由としては単純で【ティアラメンツ以外の他のテーマも大会にはよくいるから】です。

一強と呼べる環境ならそれをメタる構築をメインデッキからするのがベストですが、今期の環境はティアラメンツ以外にも、クシャトリラ,鉄獣,リチュア,ラビュリンスはもちろん、新鋭のピュアリィまで環境に姿を現しており、環境は以前にも増して群雄割拠しています。中には墓地を一切使わないテーマもいるので、メインデッキからその対策を施すのは賢明な判断とは言い難いと思います。

ここはある程度の割り切りが必要ですが、展開系に分類されるセフィラは、メインデッキからそれを対策するのではなく自分のやりたいことを通すためのカードをメインから採用するべきだと考えます。

大会はシングル戦ではなく、マッチ戦で行われます。サイドデッキも存在するので、サイドデッキからそれらをメタるカードを投入することがベストです。当然、メインデッキの枠を捻出出来るなら、メインデッキからいれるのもありです。ただ私は展開系を使用するのであれば、メタカードをメインかデッキらら入れるよりも自分の展開を通すカードを入れた方が勝率はあがると思っています。

本題への前置きが長くなりましたが、墓地から魔法罠を退かすカードは以下になります。前置きでも話した通り、サイドデッキでの採用を見込めるカード群です。


▪️妖精伝姫ーシラユキ
墓地に存在する時に、フリーチェーンで自身を除く7枚の墓地・手札のカードを除外することで発動し、自身を特殊召喚する効果を持ちます。特筆すべきは、コストの7枚除外がカードの種類の指定がないこと,同一チェーン上での発動が可能であることです。これにより、墓穴の指名者や屋敷わらしを使われても墓地or手札に賄えるだけのコストがあるなら上から重ね掛けをできる点です。
この効果により墓地から魔法罠を退かすことができかつ自身を特殊召喚できるので、展開札の1枚としてのカウントもできます。

▪️宿神像ケルドウ,剣神官ムドラ
使用するのは②のデッキに戻す効果です。
こちらも、戻すカードの種類に指定がないとで問題なく魔法罠を自分のデッキに戻すことができます。また昨今の環境では、墓地効果を発動するモンスターが多く特にティアラメンツなどがその代表ですが、その効果を防いだり墓地での起動効果を未然に咎めることができます。妨害としても機能しつつかつ、自身の魔法罠を墓地から戻せるので超重武者を採用したセフィラにはかなり相性の良いカードです。


◼️まとめ

結論を言うと【墓地に魔法罠が存在しなければ良い】ということです。構築の考えとしてのまとめは以下の通りです。

① Pモンスターなどモンスターを多く採用する
② フィールド魔法,永続魔法罠などのフィールドに残り続けるカードを採用する
③ サイドデッキからは、墓地から魔法罠を弾ける札を採用する

この3つは、超重武者を出張採用する上で必要な要素であると思います。また、超重武者の制約をベースに考えていけば自ずと上記に書いた3つに辿り着くと思います。

今回はあくまでも【セフィラ】視点で書いてきましたが、超重武者を出張パーツとして取り入れたいなら基本的な考え方かな?と思います。


というわけで、簡単ではありますがこの辺で終わります。ここまで読んで頂いてありがとうございます。


では、また次回に!!




2023/01/25(Wed.) 20:45
wrote:じぇにふぁー
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Thank you for reading!!

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