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"あわてんぼうの電話対応"_同棲日誌

テテテ テテテ テテテテテ ティララン♪

17時半過ぎ、バイト先から帰宅中、LINEのかわいい着信音がなる。

あれ?この時間帯に誰だろうな~と画面を確認すると、正体はサムライくん!

急いで通話の準備をする。
だが、早く話したいと思う頭で考える一方、ワイヤレスイヤホンを繋いで、通話スタートのいつもの流れが全くおぼつかない。
脳からの指令が首で止まっているらしい、

挙げ句の果てに、慌ててスマホを落としそうになる事態。
おいおい、滑り止め機能のスマホカバーつけてんのに、活かしきれてないやないかい。

なぜ、こんなにあたふたしているかって?
それは、夜の彼からの電話は、
「仕事終わって、これから帰るよ」のサインだから。

彼の勤める会社の定時は17:30。
つまり、定時退社を果たしたのである。Congratulations!なのだが、彼は平均19時頃の帰宅なもんで、こんなに早く電話くるわけないと思っていたから(超失礼)、初めての状況にアワアワしていたのである。

だからなのだろうか。

いつもなら、
電話をとったら開口一番は「おつかれさま」
と相手を労う言葉を最初に伝えている。

しかし、その日は
「え、もう(仕事)終わったん!?」
と言ってしまった。もう、ほんとに超失礼。
一応、超声のトーンは高めで嬉々として伝えたので、誤解は避けられたものの
捉え方によっては、そんなに早く帰ってこられても困りますというニュアンスにもとれる。
ビジネスシーンなら、お局にぎょろっと睨まれる状況だ。よい子はまねしたらいけません。

はぁ、彼の前での失言でよかったなぁと思う。

彼には、
「早く帰ってイヤなのか!許さないぞぉ!」と冗談交じりで言いつつ、笑って許してくれた。
笑いに変換してくれてありがとう。
いい人がパートナーになってくれたなぁと電話越しにしみじみ思うさしみであった。




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