ぐちゃぐちゃにぶちまけられた心の欠片

ひとつずつ丁寧に拾っていく

時には他人に手伝われ、その欠片を集める

ようやくほとんどを左手で抱え、右手で形を作ってゆく

時には他人に手伝われ、形を整える

ようやく元通りに固まってきた

どこからともなくナイフを持った手が現れ、懐の心をぐちゃぐちゃにされる

涙を零しながらまたひとつずつ

丁寧に拾う


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