夢色々…

夢には色々と種類がある。幸せな夢もあれば辛い夢、怖い夢だってある。

今回は、私が見た主に2つの不思議な夢について少し語らう。

皆さんは自分の見た夢で感動して泣いたことはあるだろうか?

私はよく長めの夢を見る。まるで色々な誰かと1日中過ごしたかの様な満足感が、起きた後に残っている。

そして過ぎる時間と共に内容が指数関数的に忘却していく。ただそこにあった満足感だけがその夢の証拠だ。

これは記憶の限り1回しかなかったのだが、映画のような夢を見た。

いつもは主観的視点なのだが、珍しく第三者の視点で、あるおじさんと少年のドキュメンタリーのような映像作品を見た。

そして終わると同時に目が覚め感動して涙が自然と流れていた。

詳しい内容は一切覚えていないのだが、雰囲気の系統で言うと「ベスト・キッド」や「最強のふたり」みたいな感じだ。

たしかに泣ける。

ただとても不思議なのはこの脚本映像音楽共に自分の脳みそが勝手に作り上げていることだ。

私は普段映像作品なんて作らないし、そこまでのクリエイティビティはないと思っている。

ただ意識外でそこまでの作品ができるなら才能はあるのかもしれない。まだそれを発揮する予定も機会も無いが。

もうひとつ挙げるのは 、現実と見分けのつかない夢だ。

これは高校生時代から、今もたまに見る。

ふと朝、目が覚めスマホを手に取り、LINEの通知が来ていることに気づき、返信する。だいたい通知が来るのは気になっている異性か、気にかけてる友達だ。

そしてまた眠気に誘われ、また眠りにつく。次はアラームで目を覚まし、スマホを覗きLINEを見ると、さっき返信したメッセージがない。なんなら何もメッセージなんて来てないことがよくある。

少し悲しくなる。

酷い時だと、起きた瞬間遅刻を確信し、急いで支度し、外に出ようとした瞬間に目が覚め、起きる時間の30分前だったこともある。

これは案外現代人あるあるなのではないだろうか。今のところ、なにかの動画で見たインタビューで同じ現象を語る人がいたのと、好きな作家のエッセイにも同じような事が書いてあった。

そういえば私はよく言う、誰かに追われる夢や殺されかけるような夢は見ることがない。根が楽観的だからだろうか。だいたいリアル志向で誰かが常にいる。そして長い。夢が長くて1日に感じても僅か20分しか経っていないこともよくある。

私たちの脳みそは思ってたよりずっと簡単ですごい力を持ってるに違いない。人は簡単にその力に突き動かされるし、その力は意外性を生み出す装置にだって成りうる。眠る時に見る「夢」と、志す「夢」が同じ呼び方であることにもなにか納得してしまう。



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