検診に行ってみた

子宮頸部がん検診に行ってみた。

それとは、関係ないが最近お腹にプツプツ赤い模様ができたので書かせて。お腹の一部ではなく、広範囲にうっすらと赤い発疹ができた。蚊やダニなどによる可能性が低そうな様子である。でも、かゆいぞ。「あせも」なのかもしれない。市販薬の塗り薬で様子をみておこう。最近、外へ出かけて、大量に汗をかいた。帰宅して、制汗シートでゴシゴシ拭いた。制汗シートにて、トドメを刺してしまったかも?と考える。1週間様子をみてダメなら 皮膚科かなぁ。まずは、子宮頚部がんの検診のために家の外へ出ねば!と身支度をしていたら、薬を塗ったお腹のかゆみが引いて、ひとまず安心した。

さて、自分で様子をみることも、素人で一次判断をつけられない部位の子宮頚部がんの検査に行きますか!

初めての婦人科。人生初だ。子どもの頃は、季節の変わり目のたびに風邪をひいて内科に行き、あるときは、おでこに大きいイボができて皮膚科に行った。理由は思い出せないが 小学校低学年の時には、なぜか入院していた。分厚い絵本を買ってもらったことは、覚えている。内容は覚えていないのだが、暇な入院生活のときに繰り返し読んで面白かったなぁという感情だけ頭のすみっこにある。婦人科の待合室は、女の人が多いなぁ。私は、水族館へ足を踏み入れ 魚が多いなぁと最初に言う人間だ。よく笑われる。

やあやあ 我こそは、生理の授業にて居眠りをして、初潮のときに、めっちゃ困った女だ。あのときは休日だったからどうにかなったと思う。命拾いしたぜ。運のいい生き方。よくこんな調子で生きてこれたと思う。

これからの人生はどうなっていくだろうか。明日の夕飯を先に決めておこうか。大きい決断は数回だけだろうか?。それはともかく 今日の靴下はこれにしよう という小さな選別を何度もしていくだろう。

私という人間の体は、子どもを 産むのか 産まないのか 産めないのか。ここから先、どう判断していくか分からない。今のところ生活に余裕がないので 産まない。余裕がないと、子どもの急なケガや病気にお金を出せず、大変だろうなと想像する。私の育った家は、地方のなかでは、比較的余裕のある方だったのかな?。私が学生を卒業するまでお金を出してくれたことに感謝する。嫌なことを言われたことについては、許さない。親のほうも、生意気な態度の子どもだと思っているだろう。お互いに強く影響しあう関係。親元を離れたけども、感覚の基礎は、家と学校の人間関係で発達していったなぁ。よその家庭は知らないが、私の場合はそんな感じである。

でもなぁ。注射を打つのを嫌がる子どもに対してな。

「産むよりは、痛くないっ!!頑張れ!。」

母さん。それは事実だろうけど 応援になってないと思うよ。痛さの比較対象に出産を持ち出すな。道端の小石と 宇宙を漂う隕石ぐらい 規模が異なるものではないだろうか。父親もなのだが、言葉のチョイスがずれているのだよ。たぶん、私もずれている側の人間で、この感覚は一生をかけても矯正しようがない。

んーーっ。待ち時間が長いなぁ。500mLのペットボトルを飲み干してしまった。トイレに行きたい・・・。

*****

行ってきたよー。スッキリしましたっ!病院のトイレめっちゃ綺麗だね。待合室の壁にある時計を眺める。まだかなぁ、まだかなぁ。初めての子宮頚部がんの検診にドキドキしている。

おっ!看護師さんからのお呼びがかかった。さっきトイレで下半身をいつも以上に拭ってきたから大丈夫だろうか とか思いつつドアを開ける。

先生からの図も使っての口頭説明を受けた。久しぶりに保健体育の教科書を見る感覚だった。今からこういうことをします。検査結果がいつ出るのかだとか、図を指でさして子宮頚部とはココのことです。体の内部にある臓器なもので、こういう説明があるのは助かります。自分でじぶんの体はよく知らないまま生きているなぁと思った。

体の中に確実に存在しているのに、不思議な感覚になる「子宮」。脳ミソとはまた別のベクトルで、過剰に持ち上げられがちな臓器という感じ。私の体なのに、別の人間のための控室である。今は、空き室だけど模様替えのときに毎回生理痛を要するのは勘弁してほしい。市販薬で対処できる範囲でも、あぁあぁぁーーてなるの。痛みをブラックホールに吸わせてやりたい。

さて、検診台に座った。初めて!!ウィーーーンて動いた!ロボットアニメのコックピットみたいで好きです。はいっ動きますよーと言われたけど、こんなに体制変わるの?と思った。検査のためにカーテンの向こう側で股になにかされているなぁぐらいで検査は終了した。昔のクイズ番組で、一定数問題を間違えると座っている椅子が遊園地のアトラクションのごとくグルグルと動かされる番組なかったっけ?あの緊張感があったね。初めて座ったからかなぁ。天井に近づくと同時に両足パカーンて開く専用の乗り物てさ、文章で書くとなんのこっちゃてなるね。操縦パネルがピカーンって光って出てきてほしい。

検査中、カーテンで遮られてる。検査のためのクリームが塗られているのかな?なにか機械を当てらているなぁ。見たいようで見たら気まずいだろうという感じ。何にもたとえられないね。レントゲンをとるために上半身を裸にすることは過去に体験した。下半身だけを無防備にする検査に慣れていないから不思議な感覚という言語化に止まっている気がする。

さぁ、検査結果は待たねばならぬ。自分の手帳に忘れぬよう書きとめた。

採取した検体を、保健所だとかに送らねばならないらしい。

日本の医療に、いろんな問題があるのだろうけど、そこは改善していくとして。素人だけどもね。いいところに目を向けて知っていくことを続けていきたい。

*****

後日、検査結果を聞きに行った。精密検査不要の欄に〇が付けられている。陰性ということです と教えてもらった。「精密検査」と言われるとロボットアニメらしいセリフなのでドキッとした。戦いに出陣できるか問われるシーンでよく聞く気がする。「精密検査まだ終わってません!」て上官に言うようなイメージ。とにかくまあ体に異常ありませんと結果が出た。嬉しかったので、帰りの買い物で、おやつとジュースを買った。家でセルフ乾杯をする。

ありがたい。